ドライフードの特徴ってなんなの?
あの堅いドッグフードのことでしょ??
その都度「ふやかす」のも面倒なんですけど・・・。
「正しいふやかし方」ってあるの???
ペットとして愛犬を可愛がっている飼い主さんは、
量販店で販売されているようなドライフードより、
食品のように調理された缶詰などのウェットフードの方が
より優れていると考えている方が多い様です。
しかしドライフードやウェットフードなどのドッグフードの種類には、嗜好性や消化の優しさ、保存料やその他の添加物の有無など、それぞれメリットとデメリットがあります。
ここでは、「ドライフードの特徴、メリット、デメリット、ふやかし方」等について詳しく説明をします。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
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- 犬用のドライフードとは?
- 犬用のドライフードは、いつからいつまで与えていいの?
- ドライフードの正しいふやかし方は?
- ドライフードを与えるメリット!
- 犬にドライフードを与えるデメリット
- 犬にドライフードを与える時の注意点や適量はどのくらい?
- ワンちゃんのしつけでお悩みの飼い主さんへ
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犬用のドライフードとは?
ドッグフードには主にドライフード、ウェットフード、セミモイストフードの3タイプがあります。
ウェットフードは缶詰やパウチ包装のもので、水分が約75%含まれています。
ドライフードは、水分の含有量が10%程度以下と3タイプのフードの中でもっとも少なく、腐敗や変性が起こりにくいという利点があります。
なお、水分の含有量が13%以上では、カビが生えやすいことが知られています。
ペットフードの給与目的で種類分けをすると、「総合栄養食」「おやつ」「療法食」がありますが、犬のドライフードは主に総合栄養食です。
総合栄養食は栄養バランスが整っているので、愛犬が一生涯食べ続けることができるフードと言えます。
ドライフードの製造工程でまず行うのが、
・原料の混合。
・原料を粉状にした後、
・ミキサーで良く撹拌(かくはん)します。
次に行うのが、加熱発泡処理。
加熱加圧押出機(エクストルーダー)で加熱加圧すると、フード型の小さな穴から原料が押し出されてカットされます。
加熱発泡処理をすることで、フードに含まれている炭水化物(とうもろこし、穀類、豆類)の消化率がほぼ100%になります。
発泡処理により空気が含まれると、カリカリとした食感も生まれます。
穀類などの炭水化物は、ドライフードの発泡化やつなぎとして形状を作る役目を果たしているのです。
以後は、乾燥→冷却→コーティング→包装という行程をたどり完成します。
コーティングには、カロリー調整や嗜好性を上昇させるために脂肪を加えます。
犬用のドライフードは、いつからいつまで与えていいの?
子犬から老犬まで、ドライフードをいつ与えても大丈夫です。
ただし、ライフステージにマッチしたフードを選ぶようにしてください。
年齢別ドライフード① 4週~8週
生後4~8週齢前後は「離乳期」と呼ばれ、消化吸収のよいものを与えなければなりません。
そのため、いきなり粒状のドライフードを与えるのではなく、
離乳食としてフレーク状や粉末状のものをペーストタイプにしたりして与える必要があります。
愛犬の乳歯が生えそろった時期から、喉に詰まらせたりしないか様子を見ながら、徐々にカリカリの状態のドライフードを与え始めるのが理想です。
年齢別ドライフード② 2ヵ月〜1歳
生後約2ヵ月〜1歳齢(大型犬では1歳半、超小型犬では1ヵ月齢)までは、いわゆるパピーフード(幼犬食、成長期食、グロースなどと表示されたフード)として販売されている犬用のドライフードを与えます。
犬の発育に必要とされるビタミン、ミネラル、アミノ酸などが強化され、十分なタンパクや脂質などが取れるように設計された栄養総合食だからです。
年齢別ドライフード③ 1歳~7歳前後
1歳から7歳前後まで(個体ごとで異なる)は、成犬用やアダルトドッグ用などと表示されたフードを与えてください。
年齢別ドライフード④ 6歳~8歳以降
シニア期に入る6~8歳以降(個体ごとに異なり、一般的に小型犬では遅め)は、高齢犬用やシニアドッグ用などと表示されたフードに切り替えていきます。
シニア期になると代謝が低下するため、低脂肪・低カロリーのフードが最適です。
高齢犬用フードは、各機能の低下に配慮して配合比率を調整したもの、補完のために機能性原料を各種加えたものなど多種多様あります。
かかりつけ獣医師とも相談しながら、愛犬に合うフードを選んでください。
年齢別ドライフード⑤ 超高齢
ハイシニア期になってくると、噛む力や食欲が低下してきたり、歯が抜けてなくなっていたりして、犬のドライドッグフードだけを食べるのは困難になるかもしれません。
その場合、ドライフードをふやかして与えるのがおススメです。
ふやかすことで食べやすくなるのと、消化時間が少し遅くなるので機能が低下してきた胃腸への負担が少し軽減できます。
ドライフードの正しいふやかし方は?
仔犬を迎えたら、ブリーダーさんなどからのアドバイスに従って犬用のドライフードをふやかして与えることになるでしょう。
あるいは高齢犬に、ふやかして与えるケースもあるでしょう。
乾いた状態のフードを食べさせると、飲み込んだ時に喉に詰まらせる可能性や、消化不良を引き起こす可能性があるからです。
ドライフードをふやかす際、65℃以上の熱湯では栄養素が損失する恐れがあるので注意が必要です。
最良のふやかし方は、ドライフードを食器またはチャック付き密閉袋に入れ、ぬるま湯に15~30分ほど浸します。
フードがふやけたら、そのまま、あるいはスプーンなどで潰して与えてください。
ふやかす前にあらかじめドッグフードを細かく砕いておくと、短時間でふやけるので楽かもしれません。犬のドライフードを砕くには、フードクラッシャーなどを使います。
一度砕いたフードは酸化して風味が落ちるので、毎食ごとに砕くようにしてください。
ふやかしたフードは、歯に付着して歯垢や歯石がつきやすくなります。
また、ふやかしたドライフードの食べ残しはすぐに片付けます。
腐敗した食べ物により、下痢や嘔吐を起こさないように、また最悪の場合は食中毒に愛犬が陥らないように注意が必要です。
なお、ドッグフードは犬の嗜好性を高めるために油がコーティングされているので、ふやかすことで嗜好性が落ちる場合もあります。
以上のことから、子犬には乳歯が生え揃ったら早めにふやかさないでドライフードを与えるのをおすすめします。
その移行プロセスは、ふやかす時間を短くして内部が硬い状態で与えたり、ふやかさないドライフードを混ぜたりして、1週間ほどかけて移行するのがベストです。
ドライフードを与えるメリット!
ドライフードのメリット・効果 ① 保存性
犬用のドライフードは保存性の高さで、飼い主さんとしては大変取り扱いやすいフードです。
ウェットフードは開封後半日~1日しか持ちません。
それに対して、犬のドライフードは熱加工を加えたあとに乾燥させているので、保存剤を含んでいなくてもある程度長持ちします。
とはいえ、パッケージの開封口をそのまま開けておくような保存法では、フードに含まれる脂質の酸化が進み栄養面も損なわれてしまいます。
フードが変性したり、害虫がついたり、湿気によってカビが生えたりしないように、しっかりと袋を閉じるか、密閉できる容器に移し替えて冷暗所で保存しましょう。
ドライフードのメリット・効果 ② あごの筋肉強化
硬い犬のドライフードを噛むことは、愛犬のあごの筋肉強化に役立ちます。
ドライフードを噛むことで、歳をとっても咀嚼力(そしゃくりょく)を維持でき、丈夫な歯茎や歯を保てるというメリットがあります。
人間では噛むことが脳へのよい刺激になり、認知症の予防につながることが知られていますが、犬にも同様の効果が期待できるかもしれません。
ドライフードのメリット・効果 ③ 歯石予防
ドライタイプのフードを噛む時に歯石の原因となる歯垢が落ちるので、歯の健康維持には、ウェットやセミモイストと比較してベストです。
もちろん、ドライフードを与えるだけでは歯周病予防には不十分なので、歯ブラシでの歯磨きも忘れずに行ってください。。
ドライフードのメリット・効果 ④ 持ち運びに便利
ドライフードは持ち運びしやすく、いつでもどこでも与えやすいフードです。
愛犬の散歩やトレーニング中はフードポーチに入れてておけば、すぐに与えられるでしょう。
また、開封後の保存性が高く、ウェットフードのように多量に与える必要がないため、災害時の携行や防災用のストックにも便利です。
犬にドライフードを与えるデメリット
ドライフードのデメリット ① 水分不足
犬用のドライフードには水分が10%ほどしか含まれていません。
そのため、ドライフードだけでは愛犬の水分摂取量が低下してしまいます。
ドライフードだけを与える生活では、愛犬にしっかりと水分を補給させてあげましょう。
具体的には、1日あたり100ml/kg程度の飲水が必要です。
(体重5kgの犬の場合は1日500ml必要)
ドライフードのデメリット ② 満腹感の不足
ドライフードはウェットフードと比べるとボリュームが少ないので、あっという間に愛犬が完食してしまい、食後の満腹感を得にくい傾向にあります。
そのため、与えれば与えるだけ食べてしまい、気付けば肥満に陥ってしまう危険性も。
さらに、消化が良く、胃から出て行くスピードが速いので、愛犬はウェットフードやセミモイストフードよりも早くお腹が空いてしまうかもしれません。
ドライフードのパッケージに記載されている給与量の目安を参考に、飼い主さんは与えすぎないように注意してください。
ドライフードのデメリット ③ 筋力低下時に食べにくい
犬用のドライフードは、歯周病や老化で歯が抜けてしまったり、病中病後や加齢であごの筋力が低下していると、うまく噛めず食べにくいというデメリットがあります。
もし愛犬がドライフードを食べづらそうにしていたら、ウェットフードを活用したり、ドライフードをふやかして与えると良いでしょう。
犬にドライフードを与える時の注意点や適量はどのくらい?
ドライフードの注意点 ① 給与量
犬用のドライフードだけ与える場合は、パッケージに書かれている給与量をしっかり守ります。
フードのパッケージに記載されているのは、あくまでも理想体重に対する給与量です。
愛犬がすでに肥満の状態にある場合、その状態の体重に対する量を与えていると、さらに太ることはあっても理想体重にはなりません。
飼い主さんが愛犬を触ってみて、肋骨や背骨の感触が得られないのは、すでに肥満のサインです。
獣医師に相談しながら、健康のためにも減量に取り組む必要があるでしょう。
ドライフードの注意点 ② 保存方法
熱加工を施したのちに乾燥させているドライフードは、保存剤を含んでいなくてもある程度は長持ちします。
けれども、パッケージに記載されている賞味期限はあくまで開封前の状態。
いったん封を開けてしまったら、できるだけ早く消費します。
湿気によってカビが生えないように高温多湿の環境は避け、酸化を進める空気がなるべく入らないように密閉し、冷暗所で保存するのが原則です。
冷蔵庫での保存は、室温に戻すときに結露することで細菌繁殖、酸化、腐敗の原因となります。
冷蔵庫に保存するときは、一食分の量ごとに小分けにするのが鉄則。そして、常温に戻してから、ワンちゃんに与えてください。
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ワンちゃんへのしつけは、一人ではとても大変です。
しつけ教室、しつけ教材等プロのトレーナーの力を借りるのもおススメです。
しつけなど、プロにお任せすることを考えてもいいでしょう。
ワンちゃんへのしつけはとても大変です。 特に成犬のしつけは素人の手には負えないこともあるため、場合によってはプロにお任せすることを考えてもいいでしょう。 無理に頑張ってみても、しつけはすぐに効果が期待できるものではありません。 いつ終わるか分からないことを続けていると、飼い主さんがストレスを溜め込んでしまい、愛犬に当たってしまうこともあるでしょう。 そうなっては、しつけどころではありません。 もしも、「自分にはしつけは無理かもしれない…」と思ったら、限界を迎える前に専門家に依頼し、愛犬にあった正しいトレーニング方法をお願いしてみてください。
関連記事:トイレのしつけの基礎をわかりやすく解説、重要な「トイレ」のしつけ
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まとめ
ここでは、「ドライフードの特徴、メリット、デメリット、ふやかし方」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
当サイトでは なるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品 を選んでランキングしているので、 大切なワンちゃんのためのドッグフード選びのご参考にしてみてくださいね。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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