ドッグフードを探す際は
「総合栄養食」、
「一般食」、
「食事療法食」
の3種類から選びます。
ドッグフードを探す際は「総合栄養食」、「一般食」、「食事療法食」の3種類から選びます。
愛犬の体調や目的別に適切なドッグフードを選びます。
栄養バランスが整っている総合栄養食
「総合栄養食」とは、主食として与えることを目的としたドッグフード。1日に必要な栄養素は、総合栄養食と水だけで摂取することができます。
一般的に、市販やネットで販売されている商品がこれにあたります。
また、総合栄養食と記載するためには、ペットフード公正取引協議会の基準を満たさなければいけません。この基準はペットフードの栄養素や表示方法を制定しているAAFCO(米国飼料検査官協会)という団体の基準を採用しています。
利便性に優れている一般食
「一般食」とはおやつやご褒美で与えることを目的としたドッグフードのこと。そのため、一般食を主食として与える場合は、サプリメントやトッピングなどで栄養素を補う必要があります。
ただ、食いつきを良くするというメリットがあるので、おかずとして総合栄養食に混ぜても良いでしょう。
疾患をサポートする食事療法食
「食事療法食」は、特定の病気や健康維持のために栄養素が調整されているドッグフードのこと。食事から体調管理や病気の対策を行いたい場合は、食事療法食を選びましょう。
ただし、食事療法食は飼い主が選んで購入するのはNG。飼い主の判断で購入すると効果が出なかったり、体調が崩れることもあるので、まずは獣医師に相談しましょう。
ドッグフードの選び方
ドッグフードを選ぶ際に押さえておきたいポイントは7つです。
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ドッグフードのタイプ別に選ぶ
ドッグフードは「ドライフード」、「ウェットフード」、「ソフトドライ・セミモイストフード」の3タイプに分かれています。それぞれタイプ別の特徴をチェックしてみましょう。
長期保存に優れたドライフード
ドライフードは水分がほとんど含まれていない、カリカリした食感が特徴です。賞味期限が長く、保存が手軽にできることから最も普及しているタイプ。顎の力が弱いパピーやシニア犬などに与える場合はふやかしたり、崩してあげる必要があります。
また、ドライフードのみを与えていると、1日に必要な水分摂取量に届かない可能性があるため、必ずいつでも飲める位置に新鮮な水を置きましょう。
おやつによく使われるソフトドライ・セミモイストフード
「ソフトドライ・セミモイストフード」は、どちらも水分量を25~35%含んでいるドッグフードで、主食ではなくトッピングやおやつに向いています。価格がリーズナブルなものが多く、スティック状のジャーキーなどはこのタイプに分類されます。
ソフトドライフードは加熱発泡処理により柔らかくふっくら仕上がるため、どの犬にも食べやすいフードです。
セミモイストフードは加熱発泡処理をしておらず、角ばった弾力のあるフードなので、顎の力がある成犬におすすめです。
食いつきを良くするウェットフード
ウェットフードは、水分量が約75%含まれているドッグフード。缶詰やパウチに入っているものがこのタイプです。
匂いや風味が強いので、犬の食欲が落ちているときや食いつきが悪いときに試してみることをおすすめします。他のタイプと比べると少量で値段が高いので、普段使いにはドライフードを与えると良いでしょう。
粒の大きさで選ぶ
犬種によって体の大きさが異なるため、愛犬に合わせてぴったりな粒サイズを選びましょう。
小型犬は中型犬や大型犬と比べて、口腔や顎が小さく気管も狭いので「小型犬用」などと記載された小粒のドッグフードが合っています。ただし、大粒のフードでも砕いて与えれば問題ありません。
中型犬や大型犬は食べ応えがあり、満足度の高い「大型犬用」などの大粒のドッグフードがおすすめです。
年齢で選ぶ
犬は年齢によって必要な栄養バランスが異なるため、愛犬の年齢に合ったドッグフードを選びましょう。多頭飼いをしていて、同じドッグフードを与えたい人は「全犬種・全年齢」と記載されているものを購入すれば、年齢別にわざわざ購入する手間がなくなります。
子犬には高タンパク質でバランスを重視したパピー用
子犬は骨や筋肉、消化器官などの成長がとても早いです。そのため、必要なエネルギー源となる高タンパク質な食事や栄養バランスが整っているドッグフードが好ましいといわれています。
また、子犬の時期は消化器官が未発達なので消化・吸収に優れている「オリゴ糖」や、「乳酸菌」が使われているドッグフードがおすすめです。
成犬には健康維持を目的としたアダルト用
1歳を過ぎた成犬は体がある程度できあがっているので「成犬用」や「アダルト用」と記載されているドッグフードを与えましょう。
成犬は普段から与えているドッグフードに飽きがくることがあるため、タンパク質や脂質を気にしながらローテーションしてもOK。ローテーションする際は消化の負担を考え、普段のフードと原材料や成分が似ているフードを使うことが理想です。
1歳を過ぎた成犬は体がある程度できあがっているので「成犬用」や「アダルト用」と記載されているドッグフードを与えましょう。
成犬は普段から与えているドッグフードに飽きがくることがあるため、タンパク質や脂質を気にしながらローテーションしてもOK。ローテーションする際は消化の負担を考え、普段のフードと原材料や成分が似ているフードを使うことが理想です。
シニア犬の健康に配慮したシニア用
病気や体の衰えが出てくるシニア期には、コンドロイチンやグルコサミンなどが配合されているドッグフードがおすすめです。
また、歯が弱くなってくるのでドライフードをふやかしたり、主食をウェットフードにするなど、フードの与え方を工夫してみましょう。
原材料をみて選ぶ
ドッグフードを選ぶ時に飼い主が一番気になるのは原材料だと思います。しかし、全ての原材料の成分や効能を把握するのは不可能といえます。
そこで今回は、優先的に見て欲しい5つのポイントをピックアップしてご紹介します。
動物性タンパク質が使われているフードを選ぼう
犬には主原料に肉や魚が使用されているドッグフードが良いといわれています。穀物を主原料に使用したドッグフードもありますが、散歩をしたり走り回る犬には、よりエネルギー源になる動物性タンパク質の方が向いています。
また、タンパク質には犬が好む匂いが多く含まれているので、犬の食いつきを良くしたい人は多種類の動物性タンパク質を使用しているものを選びましょう。
原材料について詳しく知りたい人は、メーカーの公式サイトに直接連絡をして、産地やどのように育てられたものを使用しているのか聞いてみるのもいいかもしれませんね。
人口添加物が使われていないものを選ぼう
ドッグフードはAAFCOの基準を満たすために、人工添加物を使用していることがあります。具体的には、栄養素を補う「栄養強化剤」、フードの質を保つための「酸化防止剤」、見た目を華やかにする「着色料」などがあります。
ドッグフードに使われている人工添加物は、愛犬の消化不良や体調不良を引き起こす一番の原因になります。そのため、パッケージや公式サイトに「無添加」と記載があるドッグフードを選びましょう。
酸化防止剤・保存料・着色料・甘味料が記載されているドッグフードは避けるべきです。ただし、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)や栄養強化剤(ビタミンC)など、使用されていても安全な添加物もあります。
ヒューマングレード食材を選ぼう
「ヒューマングレード食材」とは、人間の食品と同等の衛生・管理基準をクリアしている食材のこと。そのため、ヒューマングレード食材が使われているドッグフードは、人工添加物を使用していることはほとんどありません。
家族の一員である愛犬に品質の高いものを与えたい人は、ヒューマングレード食材と記載されているドッグフードがおすすめです。
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肥満やアレルギーがある犬はグレインフリードッグフードを選ぼう
「グレインフリードッグフード」とは、穀物が使用されていないドッグフードのこと。元々肉食である犬は穀物を消化しづらく、アレルギーになりやすいといわれています。さらに、麦類に含まれているグルテンは肥満の原因になるので、特に肥満傾向の犬はグレインフリーと記載されているフードがいいでしょう。
愛犬のアレルギーに配慮して選ぼう
犬の食物アレルギーは動物性タンパク質や穀物、乳製品への過剰な反応が起こり、皮膚症状や消化器症状を起こす病気。
愛犬のアレルゲンを知りたい人は掛かりつけの動物病院で検査を受け、アレルゲンではない食材が使用されているドッグフードを選ぶようにしましょう。
原産国で選ぼう
新鮮なフードを求めているなら国産ドッグフード
新鮮な食材を使用したフードを選びたい人は、国産ドッグフードがおすすめ。海外の食材は輸送時間が掛かり、人工添加物を使っている可能性があります。そのため、加工まで時間が掛からない国産食材の方が、鮮度が高い安心なドッグフードに仕上がります。
日本で飼われている犬種の多くは小型犬なので、国産ドッグフードのほとんどは小粒で作られています。ただし同じブランドでも、ラインナップによって粒のサイズが2~3段階に分かれていることがあるため、購入時は注意して選びましょう。
高い基準で作られたものを選びたいなら海外産ドッグフード
海外産ドッグフードの特徴は、規則がしっかりとしているところ。例えばアメリカでは州ごとに独自の規制が設けられ、原材料や産地の明記など数多くの基準をクリアしないといけません。日本では平成21年に安全性の確保に関する法律が施行されましたが、海外と比べるとペットや餌に対する法律が細かく制定されていないのが現状です。
また、海外は日本と比べて大きい犬が多く飼われているため、海外産ドッグフードの粒は長く、厚みがあるのが特徴。さらに、タンパク質が高い傾向にあるようで、肥満にならないように給餌量の調整が必要なこともあります。
海外産のドッグフードは正規代理店やメーカーから直接購入しましょう。
並行輸入品はメーカー側が管理体制を把握できず、
製品に欠陥があっても対応してもらえないケースがあります。
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お財布に無理なく選ぼう
ドッグフードは毎日与えるので、家計の負担にならないようにコスパが良いドッグフードを購入したいと考えている飼い主は多いはずです。
1kgで税込3,000円以上する商品もあれば、3kgで税込1,000円という手頃な値段のフードもあります。月にかけられる無理のない価格の商品を選びましょう。
品質管理の内容で選ぼう
各ドッグフードでは、品質管理を行っていることの証として、第三者機関の栄養素の基準を採用したり、各工程の中で安全性を確保するためのHACCP認証など、複数の認証を取得していることもあります。
ペットに食べさせていいのか心配というドッグフードがあれば、どんな栄養基準で作っているのか、どんな認証を得ているのかを確認してみるのもおすすめです。
ただし、どれも日本の法律で決められた基準や認証というわけではありません。そのため、絶対に安全であるという保証にはならないので、あくまで参考程度に押さえておきましょう。
ドッグフードの与え方と切り替え方
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与え方
子犬(パピー)に1日であげる総量はパッケージを参考に与えましょう。しかし、子犬は一度に食べられる量が少なく、消化器官が未発達なため、身体に負担を掛けないように、複数回に分けて量を調整しましょう。
また、子犬は食欲旺盛で粒をのどに詰まらせてしまう可能性があるので、あえて食べづらい工夫がされているお皿を使うのがおすすめ。
成犬やシニア犬は1日2回、給餌量は痩せ気味の犬や肥満傾向の犬は調整を行い、平均体重の犬はパッケージに記載されている量を与えましょう。
切り替え方
今まで与えていたドッグフードから違うフードに切り替える際は、いきなり全て新しいものにするのではなく、段階的に切り替えることをおすすめします。突然フードを変えると消化器官に負担が掛かり、消化不良や嘔吐の原因になりかねません。
食いつきが悪い時の対処法
愛犬に同じドッグフードを与えていると、急に食べなくなってしまうことがあります。これはいつものフードに飽きてしまったり、わがままが原因で起こること。そこで今回は、食べなくなってしまった時の対処法を紹介します。
フードをふやかす
フードをふやかすと犬が好む匂いになり、嗜好性が上がるかもしれません。ただし、ふやかす時は熱湯ではなく、ぬるま湯である程度時間を置いてふやかしましょう。
トッピングをする
フードに飽きている可能性が考えられるため、ウェットフードや鶏のササミなど普段与えていないものをトッピングしてみましょう。その際のフードは栄養素の関係からいつも与えているフードよりも減らして与えてくださいね。
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