この頃は、ドッグフード選びが大変なんんです。
店頭には、沢山の種類のフードが並び、
どれを選んで好いのか、なにを選べば好いのか、
本当に悩んでしまいます。
アドバイスをください。
犬が高齢になるにつれ、とくに気をつけておきたいのが食事の管理です。
最近ではシニア犬こそたんぱく質をしっかり摂るという事が
常識となりつつあります。
一般的に流通している低タンパクのシニア犬用フードは、
逆に老化を促進させやすいフードなので気をつけなければなりません。
正しいシニア犬の食事の知識を持って、フードを選びましょう
ここでは、「シニア犬の食事、正しい知識、そしておススメのドッグフードを紹介」等について判りやすくまとめてみました。ドッグフードを購入するときの参考にしてください。
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シニア期に起こる変化
シニア期に入ると愛犬たちにも変化が起きてきます。
(※一般的に7歳くらいでシニア=老犬と呼ばれます。)
・硬いフードを食べることができない ・食欲が落ちる ・寝ている時間が増える ・あまり動かなくなる・・・などです。
食欲が落ちてくると必要な栄養も摂取することができなくなるので、
少量でも栄養の取りやすい良質な食事にしてあげたり、
もしくは食欲を促すスープやトッピングを利用してみるなど、
今まで食べていた食事を見直す必要も出てきます。
また、食事量はしっかり摂れていると思われる場合でも、消化・吸収能力が落ちてきますのでやはり一度食事を見直してあげるのがおススメです。
何歳からシニア犬(老犬)に合わせたご飯に切り替えればいい?
一般的には「7歳からがシニア犬」と言われていますが、小型犬・中型犬・大型犬ではシニア期に入る年齢が異なります。
大きさ | シニア犬 | 高齢犬 |
---|---|---|
小型犬 | 6~8歳頃から | 11~12歳頃から |
中型犬 | 6~8歳頃から | 11~12歳頃から |
大型犬 | 5歳頃から | 8~9歳頃から |
大型犬は子犬の期間が約1年半と長いのですが、
それ以降は小型犬・中型犬よりも急速に成長していくのが特徴です。
全ての犬が同じ年齢ということはなく、犬種・個体差によってシニア期を迎える年齢が異なります。もちろん運動量や生活環境、食生活によっても体内年齢は変わってきます。
ここで示した年齢はあくまでも目安になりますので、切り替えるタイミングは愛犬の体質や食欲をよく観察して決めてください。
シニア犬とタンパク質
シニア犬は若い成犬よりもたんぱく質を30%~50%も多く必要とも言われるようになりました。
これはシニア期になってくると衰えてくる筋肉量を維持するためなどの理由があります。
そもそもタンパク質は体を作って維持するのに一番必要となるもので、血や骨、筋肉、皮膚、被毛がタンパク質から作られています。
また、消化吸収や免疫維持機能の維持にも必要な栄養素です。
しかし、シニアになると、そのタンパク質の代謝機能が低下してしまうので、若い頃と同じ量を摂取しても吸収される量が減ってしまいます。
そして必要量を吸収できていないと、足りなくなったタンパク質は筋肉から補おうとするので、衰え始めたシニアの筋肉がもっと弱くなり体重も落ちてしまうことになります。
こういった理由からシニア期にはタンパク質を意識して与える必要があります。
また、無理のない範囲で散歩など運動も取り入れてあげましょう。
良質なタンパク質とは?
「タンパク質をとりましょう」とよく聞きますが、どんなものが良質なタンパク質なのでしょうか?
アミノ酸スコア
まず良質なタンパク質は「アミノ酸スコア」というものが高いもの(100が最大)になります。
アミノ酸スコアが100のものだと、効率よくタンパク質が利用されます。
スコアが低いと、たくさん食べても有効利用されるものは少なくなってしまいます。
※ただし食材単体のスコアが低くても、様々な食材を組み合わせる事でバランスが良くなり、
結果的にスコアが良くなる場合もありますので
「スコアが低いものはとにかく駄目」というわけではなく、
色々組み合わせてあげるのがおすすめです。
一般的にお肉や魚、卵などがアミノ酸スコアが高く良質なタンパク質の食材です。
(ただし乾燥肉=ジャーキーになったものは消化には悪い為、おススメできません)
新鮮で消化に良いかどうかも大切
「お肉」「魚」が良質なタンパク源としてシニアにはいいからと、
加工されたジャーキーなどの消化に悪いタンパク質を過剰に与えてしまうことは、
消化に悪く臓器に負担をかけてしまいます。
未消化のタンパク質で血液がドロドロになり、代謝が悪いシニアの健康を害する事になります。
良質なタンパク質の取り入れ方としては「手作り食」がおすすめです。
愛犬用生肉や茹でたお肉をトッピングしてあげると、愛犬は喜びますし良質なタンパク質も摂ることが出来ます。
手作りは大変、という場合はウェットフードであれば水分も多く消化にも良いためおススメです。
(手作り食がおすすめな理由は、食材の品質や状態を自分の目で確認して愛犬にあげられる事があります。)
ドライフードだけを食べてきた愛犬の場合でも
ドライフードを少し減らしてトッピングなどで併用して与えていくことをオススメします。
(お肉以外のお野菜やスープなどの併用も、ヘルシーさや水分補給で人気です)
タンパク質が不足すると?
タンパク質が不足すると、筋力の低下や毛ヅヤが悪くなるだけでなく様々な健康維持にデメリットが発生します。
もう年だから‥と思っていたのが、実はタンパク質不足が原因で、食事を改善してあげる事で愛犬は本来の健康を取り戻せるかもしれません。
消化や吸収力の衰えてくるシニアこそ、栄養の吸収しやすい良質な食事を摂りましょう。
様々な工夫で、長年頑張ってきた愛犬の健康維持をサポートしてあげましょう。
肝臓や腎臓が気になる子の場合、たんぱく質は低い方がいいのかと思われますが、
必要量に足りていないと「免疫力の低下」や「筋力の低下」など、老化や生活レベルの低下を早めてしまったり、様々な病気にかかりやすくなってかえって寿命を縮めてしまう可能性があります。
なるべく良質なもの(食材のアミノ酸スコアの高いもの、又はバランスよく色々組み合わせてあげる)、
消化に良い状態(=消化に良い調理の状態。例えばジャーキーは×=消化が悪い)のものを与えましょう。
良質なものであれば無駄なく有効利用されやすい事になります。
タンパク質制限が必要のある病気の場合は、採血の結果などもふまえてお医者さまと相談しながら調節し、くれぐれも自己判断だけで減らしてしまうという事がないよう気を付けてあげましょう。
総合栄養食でないと栄養が心配?
手作り食だと栄養が偏るから心配ですといった質問・意見をよく拝見します。
不安な場合は栄養バランスの整った「総合栄養食」などのドッグフードとの併用がおススメです。
例えばトッピングだけ~半々程度などが良いと思います。併用すれば大きく崩れる事はありませんし、安心の手作り食を与えることも出来ます。
お腹の健康維持にも配慮
愛犬たちが年をとってくると、それに伴い消化吸収機能も衰えてきます。
運動不足や飲水量不足も相まって便秘気味になりやすくもなりますし、腸内環境の乱れからお腹がゆるくなりやすいです。
食べやすく消化のしやすい食事に変え、すこやかな腸内環境の維持のため、乳酸菌や食物繊維などを摂取し腸内細菌叢のサポートをしてあげるのも一つです。
ウェットフードやヤギミルクなどは愛犬の嗜好性も高く、便秘対策ともなる水分の補給と栄養補給にも向いています。
無添加の無糖ヨーグルトや食物繊維豊富な干し芋はお腹の健康に役立ちます。また愛犬用の手作り食材として利用できるおからや野菜類も食物繊維が豊富です。
太っている場合は脂肪か炭水化物を減らす工夫が必要
犬にとって脂肪は第一エネルギー源となり、最も効率よくカロリーとして利用できます。
またタンパク質と異なり、老廃物が少なく体にとってもクリーンなエネルギー源です。
シニアになるとどうしても運動不足になるため体重増加になりやすい傾向があります。肥満は足腰に負担をかけ、万病のもととなりますので、
肥満気味のシニア犬の場合は体調に合わせながらカロリーを少し減らすようにしてあげましょう。
フードの種類を見直そう
ドライフードしかあげていないという場合は、フードの見直しをおすすめします。
シニアになると歯が弱くなってくる、食欲が落ちるなどもあり水分の多いウェットフード、手作り食、生肉など取り入れられる方が増えておりおすすめです。
シニアは喉の渇きを感じるのも鈍くなり、関節の痛みで動くのもおっくうなど、飲水量が足りていないケースが多くなると考えられます。
生食は水分も豊富で、生だからこそ吸収しやすい栄養素などもあるため、「生」に抵抗がなければ、シニアにおススメなのはやっぱり生食です。
迷ったらコレ!シニア犬(老犬)にピッコロドッグフードをおすすめする理由!
↑ ↑ ↑
ピッコロドッグフード
(当サイトは特定のドッグフードを強くおすすめするつもりはありません。)
ここはあくまでも私達チームが選んだシニア犬用ドッグフードとして参考にしていただきたいのです。
そもそもなぜピッコロを選んだのか・・・?その理由を簡単にまとめてみました。
シニア犬(老犬)にピッコロがおすすめな理由
- 質の良いタンパク質(チキンとサーモン)がたっぷり使われている。
- 人間用の食品工場で加工出荷された肉・魚・野菜等を使用。
- 消化に負担のかかる食材が含まれていない。
- 関節に良い3つの成分が含まれている。
- 穀物・副産物・遺伝子組み換え食品不使用。
- トレーサビリティが徹底されている。
「シニア犬に高タンパク食は良くない・・・」とよく言われていますが、それは質の悪い肉や魚をたっぷり使った高タンパクドッグフードを食べさせてしまうからです。
ですから「シニア犬には低タンパク食を!」と間違った情報を発信してしまう人が現れてしまいます。
しかし、健康なシニア犬に低タンパク食を与え続けることは筋肉を痩せ細らせてしまう原因になるため、逆に危険であるということを私たち飼い主は知っておく必要があります。
最近の研究では、健康なシニア犬は成犬よりも50%ほど多めのタンパク質を必要としていることが分かっています。
シニア犬はできるだけ高品質で低脂肪なタンパク質を摂取することが望ましいとされているため、私達チームはピッコロのような質の良いシニア犬用ドッグフードを高く評価しました。
「愛犬には健康的に長生きしてもらいたい」そう願っている飼い主さんは多いはずです。
まずはどんな食事が今の愛犬のためになるのか?まずはそこからしっかりと考え、その上で愛犬に合った体にやさしいフードを選ぶようにします。
関連記事:老犬の認知症ってどんな症状? 予防法と対処法5つを徹底解説
シニア犬用と成犬用のドッグフードの違いは?
最近は子犬から高齢犬まで合わせられる全年齢タイプのドッグフードも多いですが、「シニア犬用」「成犬用」とカテゴリを分けている商品もまだまだたくさんあります。
そこで気になるのが、シニア犬用と成犬用の違いですよね。
これらの違いは、それぞれがそれぞれのライフスタイルや健康状態、体質に合わせた栄養バランスになっていることです。
例えば、シニア犬用には抗酸化成分や関節成分などが配合されている特徴があります。また代謝も落ちるので、脂質やカロリーがやや低めに設定されています。
その逆で、成犬用はシニア犬用に比べると脂質とカロリーがやや高めに設定されています。そのため、一時的にシニア犬用のドッグフードを食べてダイエットをする成犬もいます。
シニア犬(老犬)がドッグフードを食べない時の対処法は?
シニア老犬がドッグフードを食べない理由は6つあります。 ・運動量・基礎代謝が低下している。 ・消化機能が低下している。 ・嚥下能力(飲み込む力)が低下している。 ・病気や何かしら不調がある。 ・ドッグフードが食べづらい。 ・ドッグフードをおいしく感じていない。
「・病気や何かしら不調がある」場合は、必ず動物病院を受診するようにして下さい。
まったくご飯を食べない、下痢や嘔吐をするなど何か症状がある場合は病気が疑われます。
シニア老犬がドッグフードなどのご飯を食べない理由とそれぞれの対処法については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみて下さい。
関連記事:愛犬がドッグフードを食べない!原因とその対処法はどうするの?
まとめ
ここでは、「シニア犬の食事、正しい知識、そしておススメのドッグフードを紹介」について判りやすくまとめてみました。
当サイトでは なるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品 を選んでランキングしているので、 大切なワンちゃんのためのドッグフード選びのご参考にしてみてくださいね。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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