膿皮症(のうひしょう)とは、犬でよくみる皮膚病の一つです。
さまざまな原因によって皮膚のバリア機能が低下して、皮膚に細菌(主にブドウ球菌)が感染しておこる病気です。
膿皮症(のうひしょう)は・・・
皮膚で細菌が増殖することでさまざまな症状を起こす病気です。
犬でよく起こる皮膚病のひとつで、
特に梅雨から夏場にかけての高温多湿な時期に非常に多く見られます。
膿皮症は全身のどこにでもおこる皮膚の病気ですが、特に顔まわり、わき、お股まわり、指の間などが起こりやすい部位です。
ここでは、「犬の膿皮症について、症状や治療法、予防法」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
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膿皮症(のうひしょう)・・・皮膚の疾患
膿皮症(のうひしょう)は、皮膚の細菌感染が原因で起こり、その名の通り皮膚が膿んでしまう病気です。犬の皮膚病として頻繁にみられ、愛犬と飼い主さんを悩ませる病気です。
この病気で増える細菌は、環境など外部からの細菌感染によって発生するのではなく、ほとんどの場合愛犬の皮膚に常在する細菌(ブドウ球菌)が異常増殖して起こります。
何度も繰り返し発症し悩まされる場合、
・多分・・・皮膚の細菌叢の異常、
・皮膚のバリア機能の異常、
・日常の不適切なスキンケア、
・愛犬の基礎疾患
(アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、クッシング症候群や甲状腺機能低下症など)、
・不適切な投薬治療、診断
・・・などが存在する可能性があります。
原因はさまざまある病気ですが、症状は似通っているため詳細な診断や治療が必要です。
悪化し、皮膚構造が破壊されると炎症が皮膚の深い場所に進み、深在性膿皮症になります。
また細菌感染が主体ではなく子犬(半月齢未満)に発生する特徴をもつ若年性膿皮症もあります。
膿皮症はどんな症状?
膿皮症になるとどのような症状が見られるのでしょうか?
膿皮症の症状は様々です。1か所に限定されていることもあれば、全身の皮膚に広がることもあります。症状が出やすい場所は、皮膚のしわ、顎、唇、外陰部のひだ、指の間などです。
膿皮症は、ノミアレルギー性皮膚炎の場合のように、ひどくかゆいこともあれば、まったくかゆみがないように見えることもあります。
◆注意すべき膿皮症の症状には下記のようなものがあります。 ・赤いブツブツ ・膿疱(吹き出物) ・皮膚のかさつき ・脱毛 ・皮膚の変色 ・過剰なフケ ・発赤
子犬には、比較的多く見られる膿皮症の症状があります。
わきの下、内またの部分、お腹に赤いブツブツが見られたら、それは膿皮症かもしれません。
この赤いブツブツは、上にかさぶたができて剥がれ落ちることがあります。この膿皮症では、一般的にわずかにかゆがることがあるものの、それ以外は健康です。
①表面性膿皮症
皮膚の表面でのみ細菌が増えている状態なので、平坦な病変が認められます。皮膚の赤みや痒み、ジュクジュクが主な症状です。ひっかき傷などの外傷がきっかけで起こることが多いです。
皮膚と皮膚が重なっている顔や陰部回りなどのしわの部分にもよく見られます。
②表在性膿皮症
一般的な症状は、丘疹(きゅうしん。直径10㎜以下の赤い皮膚のふくらみ)と膿疱(のうほう。白い膿のたまった発疹)です。
皮膚に赤色や白色のブツブツができ、痒みや脱毛もよく見られます。
症状が進行すると…?
表在性膿皮症が進行すると、ドーナツ状のフケやかさぶたが付着する「表皮小環」が見られます。これは、膿疱がつぶれて、円形に広がることでできます。
さらに時間がたつと、皮膚が黒くなることがあります。これは、炎症の後にメラニンという黒い色素が皮膚に沈着するためで、色素沈着といわれます。
③深在性膿皮症
深在性膿皮症は、皮膚の深い部分で炎症を起こします。そのため、皮膚が腫れるのが特徴です。
腫れた部分がジュクジュクして、膿や血が出てくることもあります。
膿皮症(のうひしょう)・・・治療法は?
①表面性膿皮症
病変部周囲の毛を刈り、抗菌成分を含む外用薬や消毒薬を塗布します。局所で病変が形成されるため、全身性の抗菌薬の投与は基本的に必要ありません。
かんだりなめたりすると広がる可能性があるため、エリザベスカラーを付けるといいでしょう。
②表在性膿皮症
病変が局所であれば、外用薬や消毒薬で治療します。全身に広がっている場合には、上の治療に加えて抗菌薬の内服・注射や薬用シャンプーを行います。
ただし、近年は抗菌薬に対して耐性のある細菌が存在するため、なるべく外用薬で治療することが勧められています。
抗菌薬を使用する場合には、細菌を採取し、どういった菌が増えているか、またどの抗菌薬が効くのかを調べると好いです。
薬用シャンプーの後は皮膚が乾燥するため、保湿剤で皮膚のコンディションを整えることも大切です。
③深在性膿皮症
病変部の洗浄、消毒を行います。ただ、皮膚の深いところに病変があるため、外用薬での治療のみではなかなか治りません。
そのため、細菌を採取し、どういった菌が増えているか、またどの抗生剤が効くのかを調べ、それに沿った抗菌薬を全身投与する必要があります。
また、植物の種などの異物が皮膚に入り込んだことが原因のこともあります。そのため、外科的に切除することもあります。
膿皮症の基礎に別の病気がある場合には、そちらの治療も同時に行う必要があります。
膿皮症(のうひしょう)・治療法・・・食事
皮膚の治療における食事管理はとても重要です。
皮膚の再生に必要なたんぱく質、皮膚の健康維持に必要なビタミンやミネラル、皮膚のバリア機能に役立つオメガ-6脂肪酸など栄養バランスが整った食事を与えることも重要なポイントです。
必要以上のおやつ(ジャーキー、クッキー、ボーロなど)や古くなった食事(封を開けて、2週間以上たっているもの)などは与えないようにしましょう。
膿皮症(のうひしょう)・治療法・・・その他
腸内細菌叢(そう)を整えることもとても重要です。
善玉菌を増やすサイリウムやビフィズス菌の内服なども有用です。
良質な睡眠がとれるように、適度な運動や安心して眠れる環境も整える必要があります。
膿皮症(のうひしょう)・・・原因は?
犬で原因になることの多い主な細菌は黄色ブドウ球菌です。
深在性膿皮症の場合には、緑膿菌や大腸菌などが検出されることもあります。
◆膿皮症が起こる背景には、 ・高温多湿な環境、 ・アレルギーや精神的な要因による引っ掻き行動、 ・皮膚バリア機能の低下、 ・栄養不良、 ・内分泌疾患や腫瘍、 ・寄生虫疾患などの病気、 ・免疫力の低下 ・・・など、さまざまな要因が存在している可能性があります。
そのため、特に再発を繰り返す場合や治療が長期間になる場合には、全身状態をよく確認し、皮膚検査や血液検査、画像検査などを行って隠れた原因を探ることが非常に大切です。
膿皮症(のうひしょう)・・・対象は?
すべての犬種が引き起こす可能性があります。
特にアトピー性皮膚炎(ウエストハイランド・ホワイトテリア、柴犬)や
食物アレルギー(コリー、ジャーマン・シェパード)、
クッシング症候群(トイ・プードル、ダックスフンド)や
甲状腺機能低下症(ゴールデン・レトリーバー、ミニチュア・シュナウザー)
・・・などの基礎疾患を発症しやすい犬種は注意が必要です。
膿皮症(のうひしょう)・・・予防方法は?
皮膚に常在する菌が異常増殖する条件を避けることで予防しましょう。
細菌は増殖する栄養源があり、ジメジメとして温かい環境を好みます。皮膚には適度な温度と栄養源(皮脂など)もあり、そこに水分が加わると増殖します。
犬は鼻や肉球以外に汗をかかない動物ですので、皮膚が汗によってジメジメとすることはありません。
しかし、雨の中での散歩・シャンプーの後に塗れた体をそのままにしていたり、乾かし方が甘いと、皮膚がジメジメするため、膿皮症の発生する可能性を高まります。
また皮膚のバリア機能に問題が起こると膿皮症が発生しやすくなります。
過度なブラッシングや足先に微小な傷を負うような激しい運動は避け、皮膚を保護する成分を含んだ犬用シャンプーや必須脂肪酸を含んだ犬用サプリメントの投与などは皮膚のケアをサポートしてくれます。
高温多湿な環境は膿皮症が起こりやすいです。空調を利用して温度や湿度を調節するようにします。
また、日常的にシャンプーや保湿剤を用いて皮膚のコンディションを整えることも予防になります。
シャンプーをするうえで大切なポイントは以下です。 ①熱いお湯は皮膚の炎症を悪化させるため、35℃前後のぬるま湯で洗う ②シャンプー剤は泡立ててから皮膚にのせる ③毛の流れにそって優しく洗う ④洗浄後は保湿剤を使用する ⑤タオルドライで水分をとり、ドライヤーの温風で皮膚を温めすぎない
膿皮症の治療または予防に「栄養」は関係あるの?
愛犬の栄養と、食べているものは、膿皮症の治療と予防に大きな役割を果たしています。犬の体は、栄養不良を検知すると、すべての資源を優先的に重要臓器に回そうとします。
その結果、栄養が行き届かない皮膚と被毛は質が低下し、膿皮症の症状を示すことがあります。
なんらかの成分の過敏症や食物アレルギーがある犬は、反応を引き起こすものを食べた後に膿皮症を起こすことがあります。
消化器に問題がある犬も、膿皮症などの皮膚の問題を起こしやすいことがあります。
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関連記事:最強の「犬社会化トレーニング方法」はどうするの?ポイントは?
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関連記事:ドッグフード モグワンは安全??原材料を徹底評価!評判もチェック!
まとめ
ここでは、「犬の膿皮症について、症状や治療法、予防法」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
当サイトでは なるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品 を選んでランキングしているので、 大切なワンちゃんのためのドッグフード選びのご参考にしてみてくださいね。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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