ストレス性脱毛症は犬たちから出る「助けて」のサインです。
犬は人間と同じくとてもストレスに弱い動物です。
気づいてあげることが出来るのは飼い主さんしかいません。
少しでも環境の変化が生じてしまった場合については、
いつも以上に愛犬に配慮してあげることが大事です。
犬はお話することができない動物なのです。
人間は必要以上に観察してあげることが犬をストレスから守る唯一の方法になります。
ここでは、「ストレス性脱毛の症状・原因・対応方法」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
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犬の脱毛症とは?
季節特有の抜け毛
季節の変わり目に、暑さ・寒さをしのぐために毛が生え変わる時期があります。その時期には大量に毛が抜けますが、これは病気ではありませんので心配はいりません。
アトビーや皮膚炎といった、皮膚病
真菌やカビなどが原因で起こる皮膚病です。これはお薬に頼るほかなさそうです。一度かかりつけのお医者さんに診てもらい、適切なお薬を処方してもらいましょう。
ストレスからくる脱毛症(ストレス性脱毛症)
そして、最後の一つがストレス性脱毛症です。ストレス性の脱毛といえば、人間だけに起こりうる病気かとお思いの方が多いようですが、犬もかかってしまう恐ろしい病気なのです。
しかも、犬は人間よりもストレスに敏感とされています。自分で発散することが出来ない分、飼い主さんが常に愛犬を観察して配慮してあげることが大事になります。
犬のストレス性脱毛症の症状
ストレスにより毛を舐めたり噛んだりすることにより、 ・その一か所の毛が擦れてなくなってしまったり、 ・何もしていないのにもかかわらず、急に毛が抜け落ちてしまったり、 ・地肌が見えるような脱毛が目立つようになる、 ・丸い円形の脱毛部が知らない間にポツンとできている・・・等、 脱毛のパターンは犬種等で様々です。 少しでも、愛犬に脱毛の気配があれば、一度『ストレス性脱毛症』を疑ってみて下さい。
犬のストレス性脱毛症の原因
- 慣れない環境での宿泊(ペットホテル・友人宅・家族旅行先等)
- 家族が増えた(結婚等)
- 家族が減った(結婚・亡くなった等)
- 環境の変化があった(引っ越し・エサやトイレの場所を模様替えして変えた等)
・・・などいくつかのが原因が挙げられます。
意外と世間に浸透していない病気ですが、実際この病気を発病しているワンちゃんは結構多いようです。
犬のストレス性脱毛症を疑った方がいいケース
行動
体の一部だけをずっと舐めている場合は注意が必要です。
・自分の尻尾をぐるぐると追いかけていたり、
・暑くもないのハァハァする、
・体が震えている等の行動が見られる・・・それはストレスを感じている証拠です。
原因は何かを必ず突き止め、ストレスを感じないように努めてあげてください。
脱毛している場所
ストレスを感じて脱毛した場合に起こりやすい脱毛箇所は、肢の間や尾っぽです。注意して見てあげてください。
犬のストレス性脱毛症の対処法
運動不足を解消させる
運動不足になると血液の循環が悪くなったり、免疫力が低下し、疲れやすくなりますし、外に出ない事で退屈な毎日を送ることとなり、それが原因でストレスがたまる犬も多いようです。
そのため、毎日数分でもいいので外に連れ出してあげ、気分転換をしてあげてください。
また、時間のある時は森や海など自然にも意識的に触れさしてあげるようにし、マイナスイオンをタップリ浴びさせてあげてください。
飼い主さん自身もとてもリフレッシュになりますし、愛犬とも信頼関係を深めることもできますので、散歩には有益なことがたくさんあります。
愛情不足を解消させる
毎日かまってくれてたお姉ちゃんが学校が忙しくなり、構ってくれなくなった等、家族以外に友達のいない犬にとっては大事件です。
環境の変化についていけず、『自分はお姉ちゃんに嫌われてしまったのだろうか?』と問題行動で自分をアピールする犬もいますし、
自慰的行動をして、自分の足を噛んだり、舐めたりしてしまい、ストレス性脱毛症に陥ってしまう犬も少なくはありません。
どんなに忙しくても出来る限り、愛犬のために時間を作ってあげてください。
・ボールが好きな子ならボールで遊んであげてもいいですし、
・大好きなおもちゃで遊んであげたり、
・ご褒美におやつをあげたり、
・・・何でもいいのでスキンシップをとってあげましょう。
ワンちゃんは飼い主さんが大好きです。きっと、ストレスも解消され、症状もよくなっていくはずです。
去勢で発情からくるストレスを解消させる
発情期に発散されないストレスによって、必要以上にストレスを感じる子もいるようです。
こればかりは生理現象のため、去勢手術を行うと静まりますが、手術するのがかわいそうとお考えの方は、一度専門の医師にご相談された方が良いかもしれません。
きっと、的確なアドバイスを頂けると思います。
犬の毛がはえない!・・・バリカン後脱毛とは?
「犬のトリミングに行ったら、毛が生えなくなった!」
「サマーカットをしたら、まばらに毛が生えるようになってきた・・・」
「手術後におなかの毛が生えてこない・・・」
こんな経験をされた飼い主様さんも多い様です。
「バリカン後脱毛」の説明をします。解決方法の参考になると嬉しいです。
バリカン後脱毛・・・概要
バリカン後脱毛(=毛刈り後脱毛)は、手術やトリミングなどで毛を刈った部分の毛が、何かしらの原因で再生しない状態になる症状のことを言います。
犬の毛は、発毛から脱毛までが一定の周期(毛周期)で繰り返されることで、常に新しい毛がフサフサと生えそろっています。
毛周期は・・・、
→毛包の細胞が活発に活動して毛がどんどん伸びる時期(成長期)
→毛包の細胞の活動が低下してくる時期(退行期)
→毛包の細胞の活動が休止する時期(休止期)・・・を繰り返しており、
休止期が続くと新たな毛が生え始めて古い毛は抜け落ちます(成長期へと続く)。
このサイクルのどこかに異常が発生すると脱毛が起こります。
バリカン後脱毛は、主に「退行期」の毛包が多く確認される場合があり、成長期の毛包がバリカン後に成長を停止し、退行期になる異常が起きたものと考えられます。
バリカンで毛を刈ることをきっかけに毛の活動に何らかの異常が起きているのかもしれませんが、原因ははっきりと解明されてはいません。
・クッシング症候群、
・甲状腺機能低下症、
・性ホルモン不均衡による脱毛、
・脱毛症X・・・などでも似たような脱毛が確認されますので、
専門家とよく相談をして、皮膚の病気を分類して治療すると良いです。
この病気は通常の場合、経過観察のみで数年以内に毛が生えてきます。
バリカン後脱毛・・・症状
毛を刈った部位のみが、そのままの状態で脱毛しています。それ以外の部位は、正常に毛が生えています。そのほかの症状はなく、元気や食欲もあります。数年以内に自然に発毛します。
バリカン後脱毛・・・対象
ポメラニアンに多い病気ですが、そのほかの犬種でも確認されます。
バリカン後脱毛・・・予防、治療
原因もはっきりしておらず、予防法はありません。
好発犬種でこの病気が心配な場合は、サマーカットなどを行う際に、一部分だけ試験的にバリカンで刈り、1ヵ月程度での毛の伸び具合を確認すると良いでしょう。
無治療で経過観察を行い、数年以内に発毛が確認されることがほとんどです。
この病気が命に関わることはありません。
ただし、そのほかの疾患(甲状腺機能低下症、脱毛症X、性ホルモン不均衡、クッシング症候群)などとの鑑別は行い、そちらの異常が確認された場合は、そちらの治療が優先されます。
飼い主が早期の発毛を希望する場合、内科療法として甲状腺の薬を4〜6週間投与することで、2〜3ヵ月以内の発毛を促す場合があります。
毛刈り後脱毛は、美容上の問題なので命にかかわることはありません。 ただ、美容目的でトリミングに行っているのに、毛が生えなくなってしまっては悲しいですね。 毛刈り後脱毛症は、バリカンでカットするとなることが多いので、一度なってしまった場合は、次回からのトリミング時に「ハサミでカットして・・・」と頼むといいです。
関連記事:ドッグフード モグワンは安全??原材料を徹底評価!評判もチェック!
まとめ
ここでは、「ストレス性脱毛の症状・原因・対応方法」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
当サイトでは なるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品 を選んでランキングしているので、 大切なワンちゃんのためのドッグフード選びのご参考にしてみてくださいね。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
モグワンの特徴 モグワンは、原材料の約半分が良質なチキンとサーモンでできたドッグフードです。 肉・魚・野菜・果物のバランスがとても良く、 腸が弱いワンちゃんでも食べやすいよう、 油には消化の良いサーモンオイルとココナッツオイルが使われています。 手作り食の代用にもなるレシピ内容が魅力です。
太りやすい、お腹や皮膚が弱い、アレルギーが心配…など、 ワンちゃんのあらゆる悩みに対応しやすいのがこのモグワンです! モグワンはサーモンによるオメガ3脂肪酸が豊富なので、免疫力向上による皮膚トラブルの予防も期待できます。炭水化物源には低GI値食品のサツマイモが使われています。
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