年齢別や犬種別、ドライタイプ~ウェットタイプまで、
現代では様々な種類のドッグフードが販売されています。
初めてワンちゃんとの生活を始める方は、結構悩んでしまいますね。
愛犬に合ったドッグフードを数ある種類から選んで試す時、
成長に応じてフードを変更する時の為に、
ドッグフードの切り替え方法を知っておく必要があります。
徐々に切り替えを行いますか?それとも一気に?
どんな理由で、どちらが正しいのでしょうか?
ここでは、「犬への負担が小さく、犬が受け入れてくれやすいドッグフードの切り替え方」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
【PR】このサイトではアフィリエイト広告を利用しています。
◆しつけだけではない、犬を飼うに際して必要なことなど、
全ての犬の飼い主さんに見てほしい⇒「イヌバーシティ」
↓ ↓ ↓ 環境省・熱中症予防情報サイト 環境省・動物愛護管理法
ドッグフードの切り替えとは?
愛犬を子犬から育てた飼い主さんなら経験があると思いますが、ドッグフードは愛犬の成長に合わせた切り替えが必要です。
ザックリいうと、子犬、成犬、老犬の成長過程が切り替えの時期となります。
他にも、愛犬の体型や体質の変化など、生活を続ける中でドッグフード切り替えを迫られる可能性も出てきます。
頻繁に実施することではありませんが、ドッグフードの切り替えはお世話の中の必須項目の一つです。
ドッグフードは徐々に切り替える?
ペットショップからワンちゃんを迎えた場合、ほとんどがショップで与えられていたフードを推奨されます。
そして別のドッグフードへ変える場合は、徐々に切り替えを行うよう説明を受けると思います。
ドッグフードのパッケージにも、同様の内容で切り替えの際の注意点がほとんどの場合記載されています。
一般的な切り替え方法は、現在のフード8割に対し、新たに与えるフード2割から始め、2~3週間程かけてその割合を反対にしていくという、新しいフードを少しずつ混ぜていく方法です。
ただフードの割合には諸説あり、新しいフード1割から始め、日ごとに1割ずつ増やしていく方法もあります。
お腹の弱い子の場合は、割合をもっと減らし、長い時間をかけて切り替えた方がより安心です。
いずれにせよ、様子を見ながら愛犬に合った与え方を模索するのが大切です。
徐々に切り替える理由は?
ドッグフードの切り替えを徐々に行う理由には、愛犬の身体への負担を軽減させる目的があります。
アレルギー発症や食物不耐症の万が一の備えとして推奨されている方法なのです。
アレルギーという言葉は聞き馴染みがありますよね。
これは、ある特定の食材に含まれる成分に対して、免疫反応が激しく現れることをいいます。本来守るべき生態にまで、害を及ぼしてしまうのです。
食物不耐もアレルギーと同様に、特定の食品に対する拒否反応により身体に異常を生じます。
しかし、アレルギーのように免疫系が直接引き起こす反応ではなく、消化器系が引き起こすものです。
食物不耐症とは、食材に対する特異体質や、食材組成の代謝経路不全・障害などが原因で体調不良が引き起こされた状態のことなのです。
いずれも症状が似ていて判別が難しく、食物アレルギーと食物不耐症を合わせて「食物有害反応」とも呼ばれます。
実際の主な症状は、下痢や嘔吐です。
ただ、アレルギーの場合は皮膚炎を発症する場合もあります。
アレルギー発症の場合は、初めは大丈夫でも二回目にその成分を摂取したことで抗体が反応します。一度食べたフードだから大丈夫!と、安心してはいけません。
一気に切り替えても良い?!
ドッグフードの切り替え方法として、 一気に切り替えても問題ないという意見もあるようです。
これは、ドッグフードのパッケージに記載されている注意書きが、メーカー側の万が一に備えての防衛策であったり、自社の商品において問題が発生しにくくする為でしかないという見解からです。
また、フードが愛犬に合っているかどうかは、一気にフードを変更しても下痢や嘔吐の症状からすぐに分かる為、長い時間をかけて無理に体に合っていないものを食べさせる必要はない、という考え方もあるようです。
勿論、フードの切り替えを一気に行っても、なんの問題もないワンちゃんも沢山います。
しかし我が家の愛犬には、切り替え時の新しいフードの分量が多かった為に、実際に下痢を引き起こしたワンちゃんがいます。
こればかりは愛犬の個体差に左右されるので、どちらの切り替え方法が正しい!とは一概に言えません。
愛犬の状態に注意しながら、飼い主さんが適切な判断ができるよう努めるのが一番です。
少なくとも1週間~10日くらいかけて切り替える
ドッグフードを切り替えるときには、
1週間~10日くらい時間をかけて徐々に切り替える方法がおススメです。
これまで、ドッグフードの切り替えに失敗したことがある場合や、新しいものに対する警戒心の強い犬の場合には、さらにじっくりと時間をかけましょう。
前のフードを使い切ってからではなく、十分な量が残っているうちに新しいフードを開封して、切り替えていく必要がありますのでご注意ください。
初日~4日 少しずつ新しいドッグフードを混ぜる
初日は、今までのフードが9割、新たなフードは1割程度の割合でドッグフードをミックスしたものからスタートしましょう。食いつきの良しあし、嘔吐や下痢をしないかをしっかり確認してください。
問題なく食べられたら、翌日以降、毎日1割ほどずつ新しいフードの割合を増やしていってください。
このとき、今までのフードだけを食べて、新しいフードをよりわけて残すことがないように、しっかりと混ぜて与えてください。
警戒している様子がある場合や、これまでにドッグフードの切り替えに失敗したことがある場合、
また、時間に余裕がある場合は、
より慎重に1粒、2粒ほど新しいドッグフードを混ぜることからのスタートです。
ゆっくりと新しいドッグフードの割合を増やしていくとよいです。
スタートから5日目 ドッグフードの切り替えの折り返し地点
新しいドッグフードとそれまでのドッグフードが半々くらいになる頃です。
引き続き、愛犬の調子をよく観察しておきましょう。
もしも、ドッグフードを食べなくなったら、しっかりと食べていた割合まで戻して再スタート。
新しいドッグフードを増やしていくスピードを落としてみてください。
スタートから6~9日目 新しいドッグフードをメインにしていく
今までのフードの割合をさらに、1日1割くらいずつ減らし、新しいドッグフードに置き換えていきます。
すでに半分以上が新たなドッグフードになっているはずですので、切り替え完了まであと少しです。
犬の健康状態や食いつきをよく見ておきます。
スタートから10日目 ドッグフードの切り替え完了
全量を新しいドッグフードにして与えてみましょう。
これでドッグフードの切り替えが一応完了ですが、
お宅のワンちゃんのペースで、日にち・時間を掛けて「ドッグフード切り替え」を行ってあげてください。
新しいドッグフードの量が適切か改めて確認して
ドッグフード切り替えが完了したら、あらためてドッグフードの量が愛犬にとって適切であるかを確認します。
ドッグフードは種類によって、同じ重さあたりに含まれるカロリーが異なります。
そのため、犬が1日に必要とするドッグフードの重量は、フードの種類ごとにそれぞれ異なります。
前のドッグフードと同じ重量のまま与えていては、カロリーや栄養素が不足していたり、多すぎたりといったことが起こる可能性があります。
さらに、ドッグフードの種類によって犬が栄養素を吸収する効率が異なることも考えられます。
適切と思われる重量を与えていたとしても、体重の増減が見られるようならば、ドッグフードを加減する必要があるかもしれません。体重のチェックも定期的に行いましょう。
ドッグフードの切り替え中に嘔吐や下痢をしたら
新しいドッグフードへの切り替えを始めてから、食いつきが悪くなったり、嘔吐や軟便、下痢をした場合は、まずは完全に元のドッグフードに戻して、様子をみてみましょう。
元のフードに戻したら問題がなくなった場合は、体調が安定したタイミングで、改めて切り替えにチャレンジしてみましょう。
ただし、これまでよりさらにゆっくりしたペースで新しいドッグフードの割合を増やすようにしてください。
新しいドッグフードを少しずつ混ぜてみて、また調子が悪くなるようならば、そのフードは何かしらの理由で愛犬にあっていないのかもしれません。
そのドッグフードへの切り替えは断念することも考えましょう。
また、 ・あまりにも元気がない、 ・血便や激しい下痢、嘔吐をする、 ・元のフードも食べない、・・・といった場合は、 ドッグフードの切り替え方が原因ではなく、なんらかの病気の可能性も考えられます。
できるだけ早く動物病院を受診してください。
愛犬の身体に異常が生じたら
症状が出たからといって、食物有害反応であると断定は出来ません。
初めて摂り入れた成分に胃腸が驚いて軟便になる場合もあります。
ワンちゃんの消化器官は多少身体に合っていないものでも、徐々に摂り入れることで体に慣れ、きちんと消化できるようになっていきます。
ドッグフード切り替えにより下痢や嘔吐などの症状がでた場合は、状態に合わせて胃腸を休ませたり、いったん元のフードに戻して回復を待ちます。
そして新しいドッグフードへの再チャレンジは、便の状態が良くなってからにしましょう。その際、切り替える量を初めの時より少なくすると良いですね。
それでも症状が続く場合は、食物有害反応が疑われます。
症状がひどい場合は、早めに獣医さんに相談してください。
飼い主さんの考え方にもよりますが、愛犬に合ったドッグフードの与え方、ドッグフード切り替え方を選べるといいですね。
ドッグフードの切り替えは、体調の良い時にゆっくり慎重に
犬の成長やライフステージの変化によって、ドッグフード切り替えていくことはとても大事なことです。
できる限り愛犬に負担のかからず、受け入れやすいドッグフード切り替えの方法をとります。
※関連記事:ご存知ですか?夏場にブッチが選ばれる5つの理由を徹底解説!!
まとめ
ここでは、「犬への負担が小さく、犬が受け入れてくれやすいドッグフードの切り替え方」について、判りやすくまとめてみました。
ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの「ドッグフードの切り替え方」の問題解決のご参考にして下さい。
当サイトではなるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品を選んでランキングしているので、大切なワンちゃんのためのドッグフード選びの参考にしてみてくださいね。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
株式会社ブッチジャパンインク
コメント