【ドッグフード】選び方

ドッグフードの種類と基本的な選び方!④愛犬の悩みや色々な症状別で選ぶ!

特定の病気や健康状態に合わせ、さまざまな機能性フードが販売されています。

飼い主さんの自己判断でフード選びをすることは好ましくないので、愛犬に何かしら気になる健康状態や症状が現れた場合は必ず獣医師に相談した上で使用するようにしましょう。

① 肥満・体重管理用低カロリードッグフード

脂質やカロリーを抑えたフード、満腹感を与えるために食物繊維を増やしたフードなど、犬の体重管理や健康管理に役立つとして今・・・注目されている「低カロリードッグフード」です。

低カロリードッグフードの定義やどんな犬が向いているのか、選び方のポイントや与え方の注意点をご紹介します。

低カロリードックフードはどういうものか?

低カロリードッグフードとは、「通常よりも代謝エネルギーが低く抑えられたドッグフード」のことをです。

メーカーなどによっては、
・体重管理用フード、
・機能性フード、
・ダイエットフード、
・ライト、
などと呼ぶ場合もあります。

当然ながら、犬は体の成長段階によって必要とする栄養量が変わるほか、妊娠や避妊・去勢などの生理状態によって、エネルギー消費量も変わってきます。

そのため、愛犬の体の成長が止まったにも関わらず、これまでと同じように食事をさせていると、肥満や病気を引き起こすおそれがあります。

そういったトラブルを回避するために必要となってくるのが、犬のライフステージに合わせたフードの切り替えです。低カロリードッグフードは、体重や筋肉維持に必要な栄養バランスが整えられているだけでなく、カロリーを抑えながらも満腹感を与えてくれるので、犬の体重や摂取カロリーをコントロールするのに適しています。

愛犬の健康を守るためにも、必要に応じて、低カロリードッグフードなどの犬の栄養に配慮したフードを取り入れてあげましょう。

 
 

② 食物アレルギーに配慮したドックフード

アレルゲンをできる限り排除したフード、タンパク源を1種類に絞ったフード、タンパク質を変化させたフードなどがあります。

愛犬に食物アレルギーの疑いがある場合には、まずかかりつけの獣医師に相談することをお勧めします。その上で食物アレルギー対応のフードを選ぶ際には、愛犬がどの食べ物にアレルギー反応を起こすのか把握してその食べ物を含まないフードを選ぶことが大切です。

ドッグフードのパッケージには原材料が記載されているので、あなたの愛犬にとってアレルゲンとなるような素材が入っていないか表示を確認してみましょう。元となる素材は同じでも、使う部分や加工する方法によっては元の素材が分からないような原材料名称が表示されることもあります。


食物アレルギー対応のフードを選んでみてください。

③ その他疾患や疾病等に配慮したドックフード

消化器系疾患用ドッグフード

消化器疾患(胃腸病)とは、適切な消化が妨げられたり、食べ物が消化管を通過する速度が変化したりする症状で、動物病院を受診する理由の中で上位を占めています。

消化器疾患の兆候のいくつかは、飼い主でも容易に気がつきます。次のような兆候が見られたら、必ず獣医師の診察を受けてください。

  • 嘔吐
  • 下痢または軟便
  • 食欲の変化
  • 鼓腸(腹部がふくれている)
  • 腹鳴(お腹が鳴る)
  • 便秘
  • 突然の元気消失

    皮膚や耳のかゆみといった別の症状を示すこともあります。
    体全体に注意をはらってください。

    消化器疾患にかかりやすい犬種があります。 例えば、トイ・プードル、パピヨン、チワワ、ポメラニアン などです。

糖尿病用ドッグフード

水をたくさん飲むようになったり、おしっこの回数が増えたり、しっかりご飯を食べてるのに痩せてしまう場合は、糖尿病の恐れがあるということになります。

また、糖尿病の症状が重くなると、衰弱して昏睡状態に陥ったり、下痢や嘔吐、最悪の場合には死に至る病気です。

◆糖尿病によくある合併症

  • ワンちゃんが糖尿病にかかると、合併症として以下のような症状を引き起こしがちです。
  • 網膜症(白内障など)
  • 腎症(腎不全など)
  • 細菌感染症(皮膚炎など)
  • 神経障害(自律神経障害など)

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