コーギーは、もふもふのおしりに胴長短足のかわいい体型、大きな耳、コーギースマイルと、たくさんの魅力がある犬種です。
イギリスのエリザベス女王に愛され、王室ペットとしてメディアに登場することも多かったコーギーは、知名度も抜群、根強い人気があります。
クリクリの瞳に、ピンと立った大きな耳、 胴長短足の愛らしいフォルムで知られる
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(以下ペンブローク)。
エリザベス女王もその魅力に虜!・・・でした。
世界中で人気の犬種で、
2022年9月に逝去された英女王エリザベス2世が
飼っていたことでも有名です。
今回はそんなペンブロークの魅力をたっぷりお伝えします!
ここでは、「コーギーを徹底分析! 性格から飼育方法」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
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コーギーの特徴
性格
怖いもの知らずなところや警戒心が強い面もありますが、基本的には明るく社交的な性格をしています。
毛色
フォーンは黄味がかった明るく淡い茶色で、日本でもっとも多く見かけるコーギーの代表的な毛色です。
レッドは赤系、セーブルはレッドを基本に黒い毛が混じっている毛色をいいます。
ブラック&タンはほかの犬種ではトライカラーと呼ばれることもある毛色で、黒・茶・白の3色から作られています。
4色それぞれ、足や胸、のどの部分に白が入っていることが多いのですが、JKCの基準ではこの白い毛の部分はあってもなくてもよいとされています。
また、顔や頭に白い毛が入ることも許容されています。
大きさ
標準体重はオスが10~12kg、メスが9~11kgで、体重が同じくらいのほかの犬種と比較すると体高は低めで、ずっしりとした体型をしています。
しっぽ
家庭犬として飼育されることも増えた現在では、しっぽがあるコーギーとしっぽがないコーギー、どちらも存在しています。
「ペンブローク」と「カーディガン」の違い
ウェルシュ・コーギーは「ペンブローク」と「カーディガン」のふたつの犬種に分けられます。歴史はカーディガンの方が古く、紀元前1200年頃まで遡ります。
一方、ペンブロークは12世紀頃に、現在のベルギー北部に起源を持つフラマン人の織物職人がウェールズのペンブロークシャー地方に移住したときに連れていった犬が由来と言われています。
一時、血統書団体によって同一犬種として登録されていたこともあるようですが、現在は別犬種として登録されています。それぞれの犬種の起源から性格が異なりますが、愛らしいフォルムで運動が大好きなところは共通しています。
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
性格:活発で遊びが大好きで友好的な性格です。一言で言うと天真爛漫です。
特徴:しっぽがなかったり短い方が理想とされていた名残から断尾をすることが多いです。
←ペンブローク カーディガン→ - ウェルシュ・コーギー・カーディガン
性格:落ち着きがありますが、忠実で警戒心が強め。どちらかというと内弁慶です。 特徴:筋肉質。断尾を行わないので尾が長いです。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの特徴
コーギーは体高に比べて体長が長く、体は筋肉質でがっしりとしており、活発に動きます。スタミナがあり、使役犬らしく人間とともに動くことを好みます。
カーディガンは体高30cm、ペンブロークは25~30cmが理想とされています。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの性格
コーギーは活動的で遊び好き、牧畜犬らしい賢さで、飼い主の様子をよく見ています。
牛を追い集めるという仕事を与えられていた歴史から、大きな声で吠える個体もいます。
敏しょうさではペンブロークが、落ち着きではカーディガンの方が、それぞれ優れているようです。
ペンブロークは好奇心が強く、いろいろなことに興味津々。足が短いからと油断してテーブルの上に食べ物を置いておいたら、食べられてしまった…ということになりかねません。
ペンブロークの足は短いですが胴が長いので、テーブルに前足をかけて立ち上がると、思っている以上に高いところに手が届くことも。どの高さまで届くのか、事前に調べておくことが大事です。
また、誤飲事故を防ぐためにも、口にしてほしくないものは戸棚に片づけるなど工夫してください。
被毛と毛色
ペンブロークのふわふわの被毛は、上毛と下毛を持つダブルコートです。冬場に下毛を豊富に蓄えるため換毛期には非常にたくさんの毛が抜けます。
毛色はレッドかセーブル、フォーン、ブラック・アンド・タンがあり、足や前胸、頸の白斑はあってもなくてもよいとされています。
イギリス王室との関係
ペンブロークはもともと羊や牛を追う牧畜犬として活躍していましたが、イングランド国王のヘンリー2世(在位1154年~1189年)がペットとして飼い始めたことで広く知られるようになりました。
英国王室のワンちゃんと言えばペンブロークと言っても過言でありません。
エリザベス2世とコーギー
2022年9月に死去したエリザベス2世も大変なコーギー愛好家であったことは有名です。
女王の「コーギー愛」のきっかけは、7歳の頃、友人が飼っていたコーギーを見てそれを欲しがったことだとされています。
それから生涯で30頭以上ものコーギーを飼い、最後に飼っていたコーギーたちが女王の葬列を見送ったことが報じられています。
最後のコーギーである「ミック」と「サンディー」は、女王の次男であるアンドルー王子と元妻に引き取られたとされています。
笑顔とおしりの魅力
ペンブロークのチャームポイントと言えば、まずは笑顔。愛くるしいニコニコ顔にひとめぼれ!という方も多いのではないでしょうか。
明るく愛情深い性格と相まって、そばにいるだけで心癒される存在になってくれることうけあいです。
もう一つ忘れてはいけない魅力が、キュートなお尻です。
ぷりぷりとお尻をゆらしながら歩く後姿には、心をわしづかみにされそう・・・。散歩をするだけで注目を浴びること間違いなし!のかわいらしさです。
性格
ペンブロークは好奇心が強く、いろいろなことに興味津々。
足が短いからと油断してテーブルの上に食べ物を置いておいたら、『食べられてしまった・・・』ということになりかねません、ご注意下さい。
ペンブロークの足は短いですが胴が長いので、テーブルに前足をかけて立ち上がると、思っている以上に高いところに手が届くことも。どの高さまで届くのか、事前に調べておくことが大事です。
また、誤飲事故を防ぐためにも、口にしてほしくないものは戸棚に片づけるなど工夫してください。
大きさ
ペンブロークは、中型犬に分類されます。
体高は、約20~30㎝。
体重は、男の子が10~12㎏、
女の子が9~11㎏です。
飼い方のコツ
しつけ
元々が牧羊犬であるため、きちんとしつけを行わなければ吠えや噛み癖などの問題につながることがあります。
子犬の頃から社会性としつけをしっかりと行い、問題行動を起こさせないようにしましょう。
フード
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散歩
ペンブロークは牧畜犬だったこともあり必要な運動量が多く、1日あたり30分から1時間は散歩を含めた運動をさせてあげたいところ。
一緒にお散歩すれば、健康のために楽しく運動できるうえ、キュートなお尻に癒されて一石二鳥かも
ブラッシング
ダブルコートであるペンブロークは抜け毛の多い犬種です。換毛期にはさらに抜け毛が増えるため、こまめなブラッシングをして下さい。
また、ブラッシング時は、体に触れ「ちょっと太ってきたかも?!」などと気づくよい機会になり、健康チェックにもつながります。
たくさんスキンシップをしながら、手入れしてあげて下さい。
トリミング
基本的にトリミングは必要ありません。日頃のブラッシングをしっかり行って下さい。
歯磨き
歯磨きは毎日行うのが理想です。
歯磨きをしなければ歯垢・歯石がたまり、歯周病になりやすくなります。
歯磨きが嫌いにならないよう、子犬の頃から歯や口の周辺を触ることに慣れさせます。歯ブラシをどうしても嫌がる場合は、歯磨きガムやシートを使うことも考えます。
耳掃除
汚れがない場合は基本的に必要ありません。汚れがついている場合は優しくふき取って下さい。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの歴史
「ウェルシュ コーギー」とひとくくりにされている犬には、紀元前から歴史のあるカーディガン種と、日本でも大変人気のあるペンブローク種の2つがあります。
同じようにイギリス・ウェールズ州を原産とする大変よく似た犬なのに、実はその成り立ちや祖先犬はまったく違います。
日本でもテレビ番組やCMにたびたび登場し、知名度の高いのがウェルシュコーギー・ペンブロークです。
ウェールズのペンブロークシャーにいたことで、その名がつきましたが、いつからそこにいたのかは実ははっきりとしていません。
有力な説として、1107年頃、当時のヘンリー1世が招致したチャネル諸島の職人が連れて来たとされています。
さらにその祖先はバイキングが連れていた北欧のスウェーディッシュ・ヴァルファントとも言われています。
スウェーディッシュ・ヴァルファントは、コーギーと同じような短足胴長であり、チャネル諸島にはバイキングがたびたび訪れていた経緯があるため、
ペンブロークの成立に深いかかわりがあると考えられています。
初期のペンブロークは牛追いの牧畜犬として、土着のスピッツなどと交配して改良されていました。
その後、ヘンリー2世のペットとなってからは、繁殖家の手によって改良が進み、現在のペンブロークに近い形になったようです。
2種類のコーギーとイギリス王室の関わりは深く、現在の女王エリザベス2世もペンブロークを大変可愛がっています。
女王陛下の愛犬としてイギリスほか、世界で人気を博したペンブロークですが、現在のイギリス国内では、絶滅の危機にあるとされています。
コーギーはもともと尻尾がある犬で、ペンブロークは生後間もなく断尾をしますが、動物愛護精神の高いイギリス国民は近年これを受け入れられず、
ペンブロークの繁殖をやめてしまった繁殖者が増えているというのです。
一方のカーディガン種は、ペンブロークと同じく、牧畜犬として働いてきましたが、断尾の習慣がなく、尻尾のあることが普通とされてきました。
体格はペンブロークより大きく、茶色の単色と白の組み合わせに限るペンブロークと異なり、黒やブリンドルも認められています。
カーディガン種はペンブロークよりずっと早く、紀元前1200年頃と伝えられています。
中央アジアのケルト人が、ヨーロッパを経由してイギリスにわたった時に連れてきた犬とされ、ダックスフンドと同じ祖先であるという説もあります。
ペンブロークと同じウェールズ州の山間のカーディガンシャー地方で飼われていたものが、1925年頃にその存在が表面化し、1933年にジョージ6世がペットとして飼っていたことから、世間に広く知られるようになりました。
この当時はまだ、ペンブロークもカーディガンも同じ犬種と考えられていました。同じウェールズ地方の犬ということもあり、両方を交配することもあったようです。
しかし、体の大きさや毛色、尻尾の存在などで、同一の犬種標準で計ることが難しくなり、原産国であるイギリスのケネルクラブは、1943年、別々の種類のコーギーとして登録することになりました。
以降、日本も含め海外の多くの国で、ペンブロークとカーディガンは別々のコーギーとされています。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの飼い方
コーギーは短毛ですがダブルコートで下毛(アンダーコート)が密集していますので、喚毛期は抜け毛があります。ブラッシングは週に2~3回以上は行います。
本来、攻撃的な面は少ない犬種ですが、運動量や作業、飼い主とのコミュニケーションが少ないと、ストレスによって攻撃的になることがあります。
運動が好きでアジリティやフライングディスクなどドッグスポーツで活躍するコーギーもいるほどです。
運動は毎日しっかり行い、しつけによるコミュニケーションも子犬の頃から行います。
牛の脚を咬んで動きをコントロールするという牧畜犬の特性として、人の足が気になって咬んでしまうワンちゃんもあいます。子犬の頃から人の足を咬んではいけないことを教えます。
小さなお子さんがいるお宅ではよく注意することも必要です。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの毛色
ペンブロークでは、レッド、セーブル、フォーン、ブラック・アンド・タンに限ります。白地はあってもなくてもかまいません。
カーディガンでは、色はどのような色でも認められますが、白の多いことは認められません。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの気を付けたい病気
短足胴長の犬では椎間板ヘルニアの危険性がよく言われますが、コーギーの場合はヘルニア以外にも、変性性脊髄症という病気にかかることがあります。
10歳くらいから、後ろ足をすり足のように地面にこすりながら歩くようになり、次第に動かなくなります。進行すると前足が同じように動かなくなり、ついには呼吸もできなくなります。
原因はまだわかっておらず、発症すると3年以内に亡くなってしまいます。
ヘルニアも変性性脊髄症も、最初に見分けるのは歩き方の変化です。
おかしいな?と思ったら、早めに動物病院を受診しましょう。
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関連記事:ブッチドックフードの良い評価、悪い評価、特徴、お得な購入方法も徹底解説!
まとめ
ここでは、「犬が秋~冬にかかりやすい病気・ケンネルコフ」等について判りやすくまとめてみました。
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この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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