【犬の病気】皮膚の疾患

犬の病気・皮膚の疾患・犬の脱毛症の原因は?対処法や予防法は?

 

人間だけでなく犬も日々ストレスを感じながら生活しています。
あなたの愛犬は大丈夫ですか?

犬の脱毛症には大きく分けて3つあります。

  • 季節特有の抜け毛
  • アトビーや皮膚炎といった、皮膚病
  • ストレスからくる脱毛症(ストレス性脱毛症)

 パターン脱毛症は・・・

 毛の構造に異常が出る病気です。

 体の特定部位の毛が薄くなってきます。  

ここでは、「犬の脱毛症や原因、対処法、予防法」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。

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  1. 犬の脱毛症について
    1. 脱毛症になりやすい犬種は?
      1. ・ヨークシャ・テリア ・イタリアン・グレーハウンド ・トイ・プードル ・ボストン・テリア ・チワワ ・ポメラニアン ・ミニチュア・ピンシャー ・ミニチュア・ダックスフンド ・パピヨン ・シェットランド・シープドッグ ・柴犬
      2. 柴犬については、生まれつきアレルギー体質の犬が多く、さまざまな皮膚疾患にかかりやすいといわれています。 皮膚のバリア機能が体質的に弱いため、規則正しい生活を心がけることが重要です。
    2. 換毛期と脱毛症の違いは?
      1. 換毛期とは・・・ 犬が年に2回(春と秋)体を気候に対応させるために自然に毛が抜ける時期のことを指します。特に春の換毛期には抜け毛の量が多くなることがありますが、これは生理的な現象であり、心配する必要はありません。
      2. 脱毛症とは・・・ 何らかの原因により病的に毛が抜ける状態を指します。これは治療が必要な状態であり、その原因にはさまざまなものがあります。
      3. 換毛期には、体全体から均等に毛が抜けます。部分的に大量に抜けることや 左右で抜け毛の量が異なることはほとんどありません。 皮膚が露出するほどの抜け毛や、 毛の質が悪くなることもほぼありません。毛をかき分けて皮膚を観察したときも、基本的には健康的な肌色をしています。
      4. 上記とは異なる脱毛が見られる場合は、換毛ではなく脱毛症である可能性が高くなります。 例えば、皮膚が見えるほどの抜け毛がある場合、 抜け毛のパターンが左右で異なる、 皮膚に赤みや発疹の異常が見られる場合は、 病的な脱毛症の可能性が高いといえます。
    3. 脱毛と合わせて起こる症状は?
      1. 犬に脱毛の症状があるとき、以下のような症状が一緒に起こることがあります。 ・皮膚の赤み:皮膚が赤くなっている。 ・フケ:古くなった皮膚の細胞がはがれ落ちた状態。抜け毛が過度に多い、または皮膚に固着している場合は、皮膚の新陳代謝がうまくいっていないことが原因かもしれません。 ・湿疹:犬の皮膚が赤くなり、場合によってはぽつぽつとした凸凹が皮膚にできる状態。 ・じゅくじゅくしている:症状がひどくなると、皮膚が化膿したり、血液や体液が滲み出たりする場合、出血することがある。 ・痂疲(かさぶた):血液がかたまった状態のこと。
      2. 皮膚の病気が原因でない場合でも、次のような症状がおきることがあります。 ・元気がない、犬がぐったりしている ・パンティングしている、犬が苦しそうにしている ・尿の量が増える/減る ・尿の色が薄くなる/濃くなる
  2. 犬の脱毛症の原因
    1. 犬の抜け毛の原因は?
      1. ・換毛期による抜け毛・・・犬も毎日毛が生え替わりますが、春と秋の換毛期には特に毛が抜けます。 ・栄養不足による抜け毛・・・毛の成長には、亜鉛、ビタミン、アミノ酸、必須脂肪酸といった栄養素が求められます。これらの栄養素が欠乏すると脱毛が起こる場合があります。 ・ストレスによる抜け毛・・・犬はストレスを感じると自身の体を過度に舐めたり、毛を噛んで引き抜いたりすることがあります。 ・老化による抜け毛・・・加齢により毛包や皮膚の機能が低下し、毛が細くなり、薄毛になる現象は、一定の状態が低下した場合に見られます。
    2. 犬の抜け毛に伴う病気は?
      1. 犬の抜け毛に伴う可能性のある病気には以下のようなものがあります。
      2. ・感染症・・・「膿皮症(のうひしょう)」、「マラセチア皮膚炎」や「皮膚糸状菌症」または「ニキビダニ症」などが考慮に入れるべき病気として挙げられます。これらは細菌や真菌、ダニなどに感染することで発症します。
      3. ・アレルギー性疾患・・・「食物アレルギー」は、犬種に関係なく一般的に見られる現象です。「アトピー性皮膚炎」もまた、脱毛や皮膚の赤みなどの症状を引き起こす可能性があります。
      4. ・内分泌疾患・・・ホルモンを分泌する臓器の「副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)」や「甲状腺機能低下症」は、異常が原因で皮膚症状を引き起こす可能性があります。この2つの病気は「左右対称性の脱毛」が認められる点と「中高齢の犬」に好発する点が共通しています。
      5. ・遺伝性疾患・・・「パターン脱毛症」や「黒色被毛形成異常症」、「淡色被毛脱毛症」は、よく知られている病気の1つです。遺伝的な因子が関与している脱毛症は、これらの病気は、かゆみや皮膚の赤みを伴わないという特徴があります。
    3. 脱毛症で病院を受診するべきケースは?
      1. ・尻尾の毛が抜けている ・犬が強いかゆみを訴えている ・皮膚に赤みがある ・フケがたくさん出ている ・皮膚がベタついて臭い ・手足がむくんでいる ・以前よりも息切れをするようになった ・急に太った、あるいは痩せた
  3. 犬の脱毛症の治療方法
      1. ・薬による治療・・・ホルモンのバランスを調整するための薬が存在します。この病気の治療には、特定の方法が効果が期待できます。 甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンといった要素が、女性ホルモンなどに働きかける薬が使用されます。 ただし、副作用の危険性があるので、注意が必要です。
      2. ・サプリメントによる治療・・・毛を生やす効果が期待できるサプリメントが存在します。これらのサプリメントは、副作用がほとんどないという特性があります。
      3. ・マイクロニードルによる治療・・・細い針で皮膚に刺激を与えることで細胞を増やすこれは、活性化プロセスを通じて毛髪の成長を刺激する治療法です。 人間の皮膚、特に火傷後の瘢痕化した部分に対しておすすめです。この治療は美容器具を使用しますが、若干の痛みが伴うため、局所麻酔または全身麻酔が必要となります。
      4. ・去勢・避妊手術による治療・・・アロペシアXは、ホルモンの異常によって発症する可能性があると考えられているため、場合によっては、去勢手術や避妊手術を実施することがあります。
  4. 犬の脱毛症の対処方法
      1. ・観 察・・・脱毛が見られた場合、まずはその状態を観察します。脱毛の範囲や進行具合、他の症状(かゆみや皮膚の赤みなど)があるかどうかを確認します。
      2. ・食事の見直し・・・食事が原因で脱毛が起こることもあります。バランスの取れた食事を維持することが重要です。 なお食事の見直しは、脱毛の原因が食物アレルギーであった場合に効果が期待できますが、自己判断で変更することでかえって悪化させる可能性もあるため、獣医師に相談することが重要です。
      3. ・ストレスの軽減・・・ストレスが脱毛の原因となることもあります。犬がストレスを感じているかどうかを確認することが重要です。
      4. ・獣医師の診断・・・脱毛が進行する場合や、他の症状がある場合は、早めに獣医師に診てもらうことが重要です。
    1. 散歩や外出中に気をつけることは?
      1. ・犬の体調を確認する・・・犬が元気であることを確認し、体調が悪そうな場合は無理に散歩に連れ出さないようにします。 ・適切なリードを使用する・・・犬の大きさや性格に合ったリードを使用するようにします。 ・犬の行動を観察する・・・犬が何かを食べようとしたり、他の犬と争おうとしたりする場合があります。そのような行動を早めに止めるために、犬の行動を常に観察します。 ・犬の排せつ物を処理する・・・犬の排泄物は放置せず、必ず処理します。 ・天候と気温を確認する・・・高温や低温、悪天候の日は犬の健康に影響を及ぼす可能性があります。そのような日は、散歩の時間を調整したり、散歩自体を控えたりします。
  5. パターン脱毛症・・・皮膚の疾患
  6. パターン脱毛症・概 要
  7. パターン脱毛症・症 状
  8. パターン脱毛症・対 象
  9. パターン脱毛症・予防、治療
  10. まとめ
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    1. 関連

犬の脱毛症について

脱毛症になりやすい犬種は?

以下の犬種は、脱毛症になりやすいといわれています。

・ヨークシャ・テリア ・イタリアン・グレーハウンド ・トイ・プードル ・ボストン・テリア ・チワワ ・ポメラニアン ・ミニチュア・ピンシャー ・ミニチュア・ダックスフンド ・パピヨン ・シェットランド・シープドッグ ・柴犬

特に小型犬は神経質な気質の犬が多く、ストレスによる自傷や食欲不振を起こしやすい傾向があります。

また、ペットとして改良を重ねられてきた歴史の中で、遺伝性の疾患の発症リスクも上がっている可能性があります。

柴犬については、生まれつきアレルギー体質の犬が多く、さまざまな皮膚疾患にかかりやすいといわれています。 皮膚のバリア機能が体質的に弱いため、規則正しい生活を心がけることが重要です。

換毛期と脱毛症の違いは?

換毛期とは・・・ 犬が年に2回(春と秋)体を気候に対応させるために自然に毛が抜ける時期のことを指します。特に春の換毛期には抜け毛の量が多くなることがありますが、これは生理的な現象であり、心配する必要はありません。

脱毛症とは・・・ 何らかの原因により病的に毛が抜ける状態を指します。これは治療が必要な状態であり、その原因にはさまざまなものがあります。


換毛期
の抜け毛と脱毛症の抜け毛の違いを見分けるポイントは以下の通りです。

換毛期には、体全体から均等に毛が抜けます。部分的に大量に抜けることや 左右で抜け毛の量が異なることはほとんどありません。 皮膚が露出するほどの抜け毛や、 毛の質が悪くなることもほぼありません。毛をかき分けて皮膚を観察したときも、基本的には健康的な肌色をしています。

上記とは異なる脱毛が見られる場合は、換毛ではなく脱毛症である可能性が高くなります。 例えば、皮膚が見えるほどの抜け毛がある場合、 抜け毛のパターンが左右で異なる、 皮膚に赤みや発疹の異常が見られる場合は、 病的な脱毛症の可能性が高いといえます。

脱毛と合わせて起こる症状は?

犬に脱毛の症状があるとき、以下のような症状が一緒に起こることがあります。 ・皮膚の赤み:皮膚が赤くなっている。 ・フケ:古くなった皮膚の細胞がはがれ落ちた状態。抜け毛が過度に多い、または皮膚に固着している場合は、皮膚の新陳代謝がうまくいっていないことが原因かもしれません。 ・湿疹:犬の皮膚が赤くなり、場合によってはぽつぽつとした凸凹が皮膚にできる状態。 ・じゅくじゅくしている:症状がひどくなると、皮膚が化膿したり、血液や体液が滲み出たりする場合、出血することがある。 ・痂疲(かさぶた):血液がかたまった状態のこと。

皮膚の病気が原因でない場合でも、次のような症状がおきることがあります。 ・元気がない、犬がぐったりしている ・パンティングしている、犬が苦しそうにしている ・尿の量が増える/減る ・尿の色が薄くなる/濃くなる

これらの症状が見られる場合は、早めに獣医師に相談することをおススメします。

犬の脱毛症の原因

犬の抜け毛の原因は?

犬の抜け毛については、さまざまな要因が関与しています。

・換毛期による抜け毛・・・犬も毎日毛が生え替わりますが、春と秋の換毛期には特に毛が抜けます。 ・栄養不足による抜け毛・・・毛の成長には、亜鉛、ビタミン、アミノ酸、必須脂肪酸といった栄養素が求められます。これらの栄養素が欠乏すると脱毛が起こる場合があります。 ・ストレスによる抜け毛・・・犬はストレスを感じると自身の体を過度に舐めたり、毛を噛んで引き抜いたりすることがあります。 ・老化による抜け毛・・・加齢により毛包や皮膚の機能が低下し、毛が細くなり、薄毛になる現象は、一定の状態が低下した場合に見られます。

病気によっても、犬の抜け毛(脱毛)が見られることがありますが、これは特定の病気に特有の現象です。具体的な症状や問題がある場合は、獣医師に相談しましょう。

それぞれの犬種や個々の犬が持つ特性や健康状態は、多くの要素によって異なるためです。

犬の抜け毛に伴う病気は?

犬の抜け毛に伴う可能性のある病気には以下のようなものがあります。

・感染症・・・「膿皮症(のうひしょう)」、「マラセチア皮膚炎」や「皮膚糸状菌症」または「ニキビダニ症」などが考慮に入れるべき病気として挙げられます。これらは細菌や真菌、ダニなどに感染することで発症します。

・アレルギー性疾患・・・「食物アレルギー」は、犬種に関係なく一般的に見られる現象です。「アトピー性皮膚炎」もまた、脱毛や皮膚の赤みなどの症状を引き起こす可能性があります。

・内分泌疾患・・・ホルモンを分泌する臓器の「副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)」や「甲状腺機能低下症」は、異常が原因で皮膚症状を引き起こす可能性があります。この2つの病気は「左右対称性の脱毛」が認められる点と「中高齢の犬」に好発する点が共通しています。

・遺伝性疾患・・・「パターン脱毛症」や「黒色被毛形成異常症」、「淡色被毛脱毛症」は、よく知られている病気の1つです。遺伝的な因子が関与している脱毛症は、これらの病気は、かゆみや皮膚の赤みを伴わないという特徴があります。

具体的な症状や問題がある場合は、必ず相談してください。

脱毛症で病院を受診するべきケースは?

以下のような症状が見られる場合は、動物病院を受診するようにします。

・尻尾の毛が抜けている ・犬が強いかゆみを訴えている ・皮膚に赤みがある ・フケがたくさん出ている ・皮膚がベタついて臭い ・手足がむくんでいる ・以前よりも息切れをするようになった ・急に太った、あるいは痩せた

これらの症状が脱毛とともに見られる場合は、皮膚病が考えられるため、早期診断と適切な治療は重要です。

ただし、その量が少なかったり、かゆみや赤みなどの症状が見られなかったりする場合もあります。

犬の脱毛症の治療方法

治療方法は、その原因や症状によりますが、以下のような方法が一般的に考えられます。

・薬による治療・・・ホルモンのバランスを調整するための薬が存在します。この病気の治療には、特定の方法が効果が期待できます。 甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンといった要素が、女性ホルモンなどに働きかける薬が使用されます。 ただし、副作用の危険性があるので、注意が必要です。

・サプリメントによる治療・・・毛を生やす効果が期待できるサプリメントが存在します。これらのサプリメントは、副作用がほとんどないという特性があります。

・マイクロニードルによる治療・・・細い針で皮膚に刺激を与えることで細胞を増やすこれは、活性化プロセスを通じて毛髪の成長を刺激する治療法です。 人間の皮膚、特に火傷後の瘢痕化した部分に対しておすすめです。この治療は美容器具を使用しますが、若干の痛みが伴うため、局所麻酔または全身麻酔が必要となります。

・去勢・避妊手術による治療・・・アロペシアXは、ホルモンの異常によって発症する可能性があると考えられているため、場合によっては、去勢手術や避妊手術を実施することがあります。

具体的な治療法は、症状や犬種、個々の犬の健康状態などによりますので、必ず獣医師に相談してください。

犬の脱毛症の対処方法

犬の脱毛症に対する対処法は、その原因や症状によりますが、以下のような一般的な対処法が考えられます。

・観 察・・・脱毛が見られた場合、まずはその状態を観察します。脱毛の範囲や進行具合、他の症状(かゆみや皮膚の赤みなど)があるかどうかを確認します。

・食事の見直し・・・食事が原因で脱毛が起こることもあります。バランスの取れた食事を維持することが重要です。 なお食事の見直しは、脱毛の原因が食物アレルギーであった場合に効果が期待できますが、自己判断で変更することでかえって悪化させる可能性もあるため、獣医師に相談することが重要です。

・ストレスの軽減・・・ストレスが脱毛の原因となることもあります。犬がストレスを感じているかどうかを確認することが重要です。

・獣医師の診断・・・脱毛が進行する場合や、他の症状がある場合は、早めに獣医師に診てもらうことが重要です。

これらの対策は、一般的なガイドラインに基づいていますが、具体的な対策は、症状や健康状態によって異なります。

散歩や外出中に気をつけることは?

散歩や外出中には以下のことに注意してください。

・犬の体調を確認する・・・犬が元気であることを確認し、体調が悪そうな場合は無理に散歩に連れ出さないようにします。 ・適切なリードを使用する・・・犬の大きさや性格に合ったリードを使用するようにします。 ・犬の行動を観察する・・・犬が何かを食べようとしたり、他の犬と争おうとしたりする場合があります。そのような行動を早めに止めるために、犬の行動を常に観察します。 ・犬の排せつ物を処理する・・・犬の排泄物は放置せず、必ず処理します。 ・天候と気温を確認する・・・高温や低温、悪天候の日は犬の健康に影響を及ぼす可能性があります。そのような日は、散歩の時間を調整したり、散歩自体を控えたりします。

パターン脱毛症・・・皮膚の疾患

特発性(原因不明)に発生する脱毛性疾患です。

主な発生部位は、鼻先・耳介が多く、脱毛部位はくろずみ、炎症などはありません。
また、頭部や太もも、腹部に見られることもあります。

この病気は脱毛だけしか起こさないので、治療の必要はありません。
ただ、どんどん毛が薄くなってくるので、美容上気になれば治療します。

パターン脱毛症・概 要

パターン脱毛症とは、性成熟後〜若齢に発症し、左右対称に脱毛する原因不明な脱毛症です。

この病気は遺伝性疾患である可能性が高いといわれていますが、正確なメカニズムは不明なままです。毛根が小さくなり、発毛した毛も細く弱々しくなってしまいます。

パターン脱毛と確定できる検査はないので、犬種と脱毛部位の特徴を照らし合わせて疑っていく病気です。犬が訴える症状もなく、命に関わる病気ではないのでそのまま経過観察でも全く問題はありません。

美観上問題視される場合は治療が行われます。

パターン脱毛症・症 状

左右対称性の脱毛が起こります。

炎症や痒み、フケなどは全くなく、年単位で徐々に毛が薄くなっていくのが特徴です。

残っている毛はわりとしっかりしていて簡単には抜けません。

次第に脱毛部の皮膚が黒ずんでくる場合もあります。脱毛部位は、耳、鼻先、首、胸、お腹、内股の尾側、尾などに現れる場合が多いです。

パターン脱毛症・対 象

性成熟後(6ヵ月)〜若齢(3歳)に発生し、年齢を重ねていくにつれ脱毛が進行します。

犬種によって発生部位、発生年齢に特徴があるので、日本でよく飼育されている犬の中で好発犬種と発症年齢、発症部位を列挙します。

★ヨークシャー・テリアに見られるもの:6ヵ月〜3歳、鼻と耳介外側全体、足と尾に発生。
黒光りしたような色素沈着が起こります。

★ダックスフンド、チワワ、トイ・プードル、ボストン・テリア、イタリアン・グレーハウンド、ミニチュア・ピンシャー、ウィペットに見られるもの

・6ヵ月〜9ヵ月齢、耳介外側全体の脱毛と色素沈着だけ現れる場合と、

・複数の個所(耳介の根本付近の脱毛と首の腹側面、胸〜お腹にかけて、内股の尾側)に発生する場合があります。

パターン脱毛症・予防、治療

遺伝性が疑われるため、予防法は特にありません。

治療としては、眠気にいざなうホルモンである松果体ホルモンの投与で脱毛が改善する場合がありますが、反応には個体差があり、改善しない場合もあります。

この病気は、犬にとって辛い症状があるわけではなく、命に関わる病気でもないため、あくまでも美観上の問題として治療されます。ただし、似たような皮膚の脱毛でも違う病気もありますから、ほかの病気との鑑別は非常に重要だと考えられます。


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まとめ

ここでは、「犬の脱毛症や原因、対処法、予防法」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?

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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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