【犬と暮らす】夏バテ・熱中症

夏の脱水症状対策は?犬猫に水を飲んでもらう工夫はどうするの?

 

「こんなに暑いのに、水を飲まなくて大丈夫なの?」

「今日のオシッコちょっと色が濃くない・・・?」

 脱水症状や熱中症が・・・夏の暑い日は、いろいろと心配が多いです。
 ワンちゃんの「水分・飲み水」のコト教えて下さい。

 愛犬の飲水量を把握していますか? 
 なかには、犬が水を飲まないと心配している方も多いのではないでしょうか。 
 犬が水を飲まない、または飲まなくなる原因はさまざまです。

 犬や猫は暑くても、冷房が効いた室内にいると
 水をあまり飲まないことがあります。

 飲水量が減った結果、脱水症状を起こしたり、
 泌尿器系の疾患が発生してしまったりすることもあります。

 あまり水を飲まない犬や猫に水分をしっかり摂ってもらうためには、
 どのような工夫が必要なのでしょう? 

犬や猫も人間と同様に、水分量が不足すると脱水症状を引き起こす危険性があります。
もし、皮膚の弾力が失われていたり歯茎が乾いていたりしたら、それは脱水症状のサインです。

ここでは、「夏の脱水症状対策=水を飲んでもらう工夫」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。

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  1. 喉が渇く感覚が鈍いので 犬も猫も脱水状態になりやすい・・・
    1. 犬は「熱くなった体の体温を下げるために水を飲む」コトができます。
    2. 友人の家に預ける時や、初めてのペットホテル、 慣れない環境で脱水状態になるケースもあります。
    3. 脱水状態は、健康悪化を招きます。
    4. 脱水状態かを見極める「首の皮試験」をおススメします。
  2. 水分を摂らせる工夫 ウェットフードに切り替える
  3. 水分を摂らせる工夫 犬は氷、猫はぬるい水を活用する
      1. ワンちゃんは氷が大好きな子が多い! 犬は氷やウォーターサーバーの水など「キンキンに冷えている状態のもの」を好む子が多いです。水道水はぬるかったり、水道水特有のカルキ臭や貯水槽のニオイが気になったりして、夏はあまり飲まないというワンちゃんもいます。 水に氷を入れたり、そのまま氷をかじらせたりすると喜ぶ子が多いです。 食事もスープ状にして、製氷皿で凍らせたら喜んで食べたというワンちゃんもいますし、凍らせたささみの茹で汁が大好きという子もいます。 人肌程度に温めたウェットフードに興味を示さなかったような場合は、ぜひ試してみてください。 冷やした軟水のミネラルウォーターを飲ませるのもいいでしょう。硬水はミネラルのバランスを崩すことがあるので避けてください。 また、ブドウなどの「犬が食べてはいけない食物」はNGですが、キュウリや種と皮を除いたスイカ、トマトなど、夏が旬の野菜や果物は水分含有量が多いので、水分補給にはもってこいです。
      2. キュウリ、スイカ、トマトはアレルギーが比較的少ない食材ですが、 初めてあげるときは口唇のまわりにブツブツができる、体をかゆがるなどアレルギー反応が出ないかを観察してあげてください。
  4. 水分を摂らせる工夫 ペット用スポーツドリンクのような栄養補助食品を活用する
  5. 日中35℃を超えたような日は、夜間でも 犬の散歩を短めにしたほうがいい場合もあります
  6. 脱水症状になった時の対処法
    1. ドライフードに水分を加える
    2. ウェットフードを与える
    3. 器を変えてみる・場所を変えてみる
    4. お水を変えてみる
    5. 水分と一緒にミネラルを与える
  7. 「しつけのプロ」のチカラを借りるのもアリだと思います
  8. 「しつけ教室の問題点」と「飼い主としてのスキル不足」を解消する方法
  9. まとめ
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喉が渇く感覚が鈍いので 犬も猫も脱水状態になりやすい・・・

犬は「熱くなった体の体温を下げるために水を飲む」コトができます。

夏場の犬は「喉が渇いて水を飲む」だけはなく、「熱くなった体の体温を下げるために水を飲む」ことがあります。人間には皮膚に汗腺があるため、汗をかくことで体温調節をすることができます。

しかし、犬は人間と違って汗を分泌するための汗腺(エクリン腺)が少なく、肉球や耳の中、鼻先といった部分にしかありません。

そこで犬は、舌を出して口呼吸をする「パンディング」をすることで体温を下げます。

犬がお散歩の後に犬ががぶがぶ水を飲むのは、喉が渇いたということだけでなく、水を飲むことで体温を下げる目的もあると考えられています。

夏の冷房が効いた室内では体温があまり上がらず、犬は「冷房で乾燥して喉が渇く」という感覚が人間に比べると鈍く、水を飲む量が減っていきます。その結果、脱水状態になりやすいのです。

また、特に9歳以上のシニアドッグは喉の渇きを覚えにくく、水飲み場まで行くことをおっくうがることもあり、脱水状態に陥りやすく注意が必要です。

友人の家に預ける時や、初めてのペットホテル、 慣れない環境で脱水状態になるケースもあります。

犬は環境の変化に弱い動物です。環境が変わると緊張状態や興奮状態が持続するので、静かに過ごしていても水分の消費量が多くなります。

また、緊張によって日中ずっと起きていることもあるうえに、慣れない環境で水を飲むことをおっくうがることも多く、自宅にいるより脱水しやすくなるのです。

犬や猫をペットホテルや友達の家に預けるときは、

いつも使っているウォーターボウルや普段使っているベッドや毛布、お気に入りのオモチャも一緒に託すなど、リラックスさせる工夫が必要となります。

脱水状態は、健康悪化を招きます。

脱水状態が続くと、熱中症はもちろん、腎臓、膀胱など泌尿器系の疾患の原因になることもあります。また、脱水による乾燥で感染症を引き起こしたり発熱したりすることがあります。

脱水状態かを見極める「首の皮試験」をおススメします。

犬が脱水状態かを見極めるには、背中側の首の皮をつまんで、時計回りに90°回してみてください。皮がすぐ元に戻るなら、脱水の心配はありません。元に戻るまでに5秒かかる場合、全身の5%程度脱水しているといわれています。すぐに水分を摂らせましょう。

また、オシッコの状態にも見注意します。

・色がいつもより濃い、
・ニオイがいつもより強い、
・いつもより自分のオシッコのニオイを長く嗅いでいる・・・場合も要注意です。

いずれの場合も、積極的に水分を摂らせます。

水分を摂らせる工夫 ウェットフードに切り替える

ウェットフードは水分含有量が75%程度もあり、栄養とともに十分な水分を摂ることができます。

飲水量が落ちている場合は、ウェットフードを上手に取り入れてみるのも一つの方法です。

食いつきが悪いときは、電子レンジなどで人肌程度(35℃程度)に温めてからあげてみてください。香りがたつので、嗜好性が上がります。

また、いつものドライフードをお湯でふやかしてからあげるのもおススメです。

水分を摂らせる工夫 犬は氷、猫はぬるい水を活用する

ワンちゃんは氷が大好きな子が多い! 犬は氷やウォーターサーバーの水など「キンキンに冷えている状態のもの」を好む子が多いです。水道水はぬるかったり、水道水特有のカルキ臭や貯水槽のニオイが気になったりして、夏はあまり飲まないというワンちゃんもいます。 水に氷を入れたり、そのまま氷をかじらせたりすると喜ぶ子が多いです。 食事もスープ状にして、製氷皿で凍らせたら喜んで食べたというワンちゃんもいますし、凍らせたささみの茹で汁が大好きという子もいます。 人肌程度に温めたウェットフードに興味を示さなかったような場合は、ぜひ試してみてください。 冷やした軟水のミネラルウォーターを飲ませるのもいいでしょう。硬水はミネラルのバランスを崩すことがあるので避けてください。 また、ブドウなどの「犬が食べてはいけない食物」はNGですが、キュウリや種と皮を除いたスイカ、トマトなど、夏が旬の野菜や果物は水分含有量が多いので、水分補給にはもってこいです。

キュウリ、スイカ、トマトはアレルギーが比較的少ない食材ですが、 初めてあげるときは口唇のまわりにブツブツができる、体をかゆがるなどアレルギー反応が出ないかを観察してあげてください。

水分を摂らせる工夫 ペット用スポーツドリンクのような栄養補助食品を活用する

ホームセンターやペットショップなどで、ペット用スポーツドリンクのような栄養補助食品が販売されています。こういった製品を活用し、水分を積極的に摂らせるといいです。

冷たくすると甘みをあまり感じなくなるので、
ペット用スポーツドリンク
に関しては冷やさず、常温のままのほうがよく飲みます。

日中35℃を超えたような日は、夜間でも 犬の散歩を短めにしたほうがいい場合もあります

昨今の暑さは、異常です。35℃を超えたような日は、日が沈んでもコンクリートが熱いままのこともあります。夜9時にお散歩をしたダックスフンドが軽度の熱中症となったケースもあります。

短頭犬種や脚が短いダックスフンドなどの暑さに弱い犬種は、夜でもお散歩を控えるか、短い時間で終了するほうがいいようです。

脱水症状になった時の対処法

実際に愛犬や愛猫が脱水症状になった時には、どのように対応すればよいのでしょうか。

ドライフードに水分を加える

脱水症状になったら、まずは水分を与える必要があります。そのため、もしドライフードを与えているのであれば、そこに水分を加えるようにします。

ドライフードの水分含量は極めて少ないため、水分を追加することでより効率的に脱水症状をカバーできます。

ウェットフードを与える

ウェットフードは、ドライフードと違って水分が多く含まれています。現に、ドライフードの水分含量が10%以下なのに対し、ウェットフードは75%程度といわれています。

約7倍もの差があるため、脱水症状を引き起こしたらウェットフードを与えるのが有効といえます。

ただし、「ドライフードからウェットフードへ」というようにフードをいきなり変えると、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。

そのため、もしドライフードからウェットフードへ切り替える場合は、徐々にウェットフードの量を増やして様子を見るようにします。

器を変えてみる・場所を変えてみる

脱水症状を発症しているのにもかかわらず、犬や猫がなかなか水を飲んでくれない時は、器を変えてみるのもひとつの手です。

たとえば、陶器や金属、ガラスなどの器に変えると、犬の興味・関心を刺激でき、飲んでくれる可能性があります。

また、普段同じ場所で水を飲ませている場合は、その場所を変えてみるのもおススメです。

水を入れた器をさまざまな場所にセットすることで、器の変更と同様に興味・関心を刺激できるため、水を飲んでくれるかもしれません。

お水を変えてみる

犬や猫がなかなか水を飲んでくれない時は、そのものを変えてみるのもおススメです。この際、注意したいのが「人が飲んでいるミネラルウォーターや硬度の高い水は避けること」です。

これらの水は犬には合わず健康を害する可能性があるため、十分に注意します。

また、水は常に新鮮な状態にしておくことも大切です。特に夏場は、少し放置するだけでも水が傷んでしまうことがあります。

犬はニオイに敏感なので劣化により少しでもにおいが変われば、それだけで飲まなくなることもあります。もちろん、傷んだ水を犬に与えるのは非常に危険です。

衛生的な水をたっぷり与えるためにも、飲み水は常に新鮮な状態をキープするようにしましょう。

水分と一緒にミネラルを与える

脱水症状を緩和するためのポイントには、ほかにも水分だけでなく「水分と一緒にミネラルを与える」という点があります。

ミネラル分とは体内で生命維持のために必要なものであり、水中のナトリウムや塩化物はミネラル分となります。

自宅での応急処置としては、煮沸した水1Lに砂糖40g、塩3gを加えて混ぜた「経口補水塩」を与えます。

自分で飲める時にはそのまま与えますが、ぐったりして飲めない時にはスポイトや脱脂綿に含ませて飲ませるようにします。

そして脱水症状は最悪の場合、死に至る恐れもありますので、できるだけ早く病院へ連れて行くようにします。

大切な家族の一員でもある愛犬や愛猫の緊急事態に備えて、脱水症状を起こした時の対処方法は覚えておくようにしたいですね。

関連記事:犬の熱中症予防法はどうするの?初期症状と対処法も解説!!

「しつけのプロ」のチカラを借りるのもアリだと思います

これまで紹介した方法を試してみても、なかなかいうことを聞いてくれない・・・そんな時は、犬のしつけのプロフェッショナルのチカラを借りるというのもひとつの方法です。

最近では、動物病院でもしつけ教室を行っているところが増えています。
大切なのは、「犬がプロのいうことを聞くようになることではありません。

犬が飼い主と信頼関係を築けるようになることです。そのため、プロのアドバイスを受けながら、飼い主自身がしつけていけるような方法をおススメします。

関連記事:最強の「犬社会化トレーニング方法」はどうするの?ポイントは?

「しつけ教室の問題点」と「飼い主としてのスキル不足」を解消する方法

費用が安く済んで、時間に縛られず、トレーナーからのストレスや虐待も一切なく、飼い主さん自身が確実にしつけのスキルを身につけられる。そんな最高のしつけ教室があったらいいですね。   

このしつけ教材は、飼い主さんに知ってほしいことや、知らないといけないことがすべて網羅されていて、特に子犬を育てている方には早いうちから実践していただきたい内容がわかりやすく解説されています。

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関連記事:ドッグフード モグワンは安全??原材料を徹底評価!評判もチェック!

まとめ

ここでは、「夏の脱水症状対策=水を飲んでもらう工夫」について判りやすくまとめてみました。

ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの「夏の脱水症状対策」の問題解決のご参考にして下さい。

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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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