なんで?ウチのワンちゃん・・・
お水を飲んでくれないのでしょうか?
原因はなんでしょうか?
病気でしょうか?心配です・・・。
皆さんは愛犬の飲水量を把握していますか?
なかには、犬が水を飲まないと心配している方も
いるのではないでしょうか。
犬が水を飲まない、
または飲まなくなる原因はさまざまです。①
この記事では、犬が水を飲まない理由や、水を飲ませるための工夫、水以外に犬に与えてもいい飲み物や、心配される病気など、犬が水を飲まないことを心配している飼い主さんに必要な情報をお届けします。
ここでは、「愛犬はなぜ水を飲んでくれないのか?」等について判りやすくまとめてみました。
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- 少なすぎず、多すぎず、必要な量の水分を取ることは犬の健康維持に欠かせません。 愛犬の飲水量が減っているかもしれないと感じたら、まずは愛犬の一日の飲水量を計測してみましょう。 実際に飲水量が減っている場合は、この記事で紹介したような対処法を試してみてください。
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愛犬が水を飲まない理由
食事で水分が足りている
また、手作り食もドライフードに比べて水分含有量が多いので、飲む水の量は減るでしょう。
体調不良・病気やケガ
病気やケガが原因で水を飲まないということも考えられます。口内炎や歯茎の腫れなどによって、食べたり飲んだりするのが苦痛になっているかもしれません。
また、ヘルニアや関節痛などでこれまでのような姿勢でうまく水を飲めない可能性もあります。口元に水を持っていき、手から飲むかどうか確認してみてください。
気温が低い
逆に寒い季節になると飲む水の量は減っていきます。もし、水を飲まないのが秋や冬への季節の変わり目だった場合、気温が理由なのかもしれません。
そのほかに、冷たい水を嫌い、水を飲まないこともあります。
水や容器が汚れている
とくに夏場は気温が高く水の劣化が早いので、暑いのに飲んでくれないという場合は、水の劣化が原因かもしれません。
水飲み場や容器が気に入らない
犬がふだん行かないような場所や出入口などの人の往来が激しい場所に水が置いてある、
トイレが近すぎる
・・・など不衛生やにおいが気になるなどの理由から、水を飲まない場合があります。
また、水飲み用の食器の素材や大きさ、深さなどが気に入らなくて、飲まないといったケースもあります。
環境の変化・ストレス
・飼い主との触れ合いが少ない、
・運動不足、
・来客、
・騒音
・・・などの原因で犬がストレスを感じていると、飲水量が減ることがあります。
加齢・老化による代謝の低下
シニア犬用のドッグフードは柔らかくするために水分を多く含んでいることがほとんどなので、それも以前(ドライフードを与えていた時)ほど水を飲まない理由となるでしょう。
足腰が弱って水を飲みに行くのが辛い、水を飲む姿勢を保つことが難しい、寝ている時間が増えてしまうことなども飲水量低下の要因の一つです。
愛犬が一日に必要な飲の量はどのくらい?
犬が1日に必要な水分摂取量の目安は、体重の40〜60倍(ml)といわれています。
体重5kgの犬の場 合:200〜300ml、
体重10kgの犬の場合:400〜600mlほどです。
ただし、運動量が多い犬であればもっとたくさんの水を飲みますし、ウェットフードなど水分量の多い食事を取っているのであれば飲む水の量は少なくなります。
あまりに多すぎたり少なすぎたりしない場合はそれほど心配はいりません。
飲水量の量り方
水の減り具合をチェック
事前にペットボトルに100mlごとに目盛り線を引いておくと確認がしやすくなります。
- 500mlのペットボトル満杯に入れた水を、愛犬の飲み水用の器に注ぐ。
- 愛犬が水を飲み、器の水がなくなったり、少なくなったりしたら、同じペットボトルから継ぎ足す。
- 24時間後、愛犬が飲み残した水を器からペットボトルに戻す。残ったペットボトルの量を図ると、犬の1日の飲水量がわかる。
※愛犬の飲水の器が空の状態にならないように、気を付けます。
このようにすると一日に飲んだ量が分かります。
一週間ほど調査を続けると、愛犬の一日の飲水量の平均値が見えてきます。普段の飲水量がわかっていれば、愛犬の体調に異常があったとき、いち早く気付くことができます。
※気温の高さや運動量によっても飲水量は変わりますので、そういった条件面もメモしておくことをおすすめします。
おしっこをチェック
排尿回数は・・・
子犬・・・1日:7~10回、
成犬・・・1日:3~5回、
老犬・・・1日:5~7回・・・くらい、
尿量・・・体重1kgあたり20~45mlを目安にチェックしましょう。
また、おしっこをするポーズをしているのに出ていないなど排尿できていない場合は尿路閉塞などの危険があります。
尿路閉塞のほかに、腎不全による乏尿、無尿の可能性もあるため、尿が出ていないことに気が付いたら、すぐに動物病院を受診しましょう。
ウンチの固さをチェック 水分量が足りていない場合、うんちが硬くなることや、便秘になってしまうことがあります。毎日のうんちの硬さをチェックし、硬さが気になるときは腸内環境を整えるだけでなく、一日の水分量が足りていない可能性も考えましょう。
水分不足が招く危険
人間と同じように水分が足りていないと犬も脱水症状を起こします。
背中の皮膚をつまんで離したとき、体の皮膚がいつもの状態に戻るのに2~3秒以上かかる、
やたらと水を飲む、
口が乾いているような気がする
・・・ときは、脱水症状になっている可能性があります。
水を飲むことや食事をすることで回復するような軽度の脱水症状であれば様子見でもいいですが、動けずにぐったりしているような過度の脱水症状がみられるときは、すぐに病院へ連れて行きます。
また、水分不足になると脱水症状以外にも次のような病気や症状を引き起こす可能性もあります。なかには命に危険が及ぶ病気もあるので、注意が必要です。
熱中症
暑い中で長時間過ごし、体温が上がりすぎることで引き起こる危険な病気です。夏の屋外だけでなく、熱がこもる車の中や家の中でも要注意。
5夏の散歩は朝晩の涼しい時間帯にし、途中で水分補給をすることもお忘れなく。
結石症
尿に含まれるミネラル成分が濃くなりすぎ、結晶化する病気です。頻尿や血尿の症状が出て、悪化すると急性腎不全を引き起こすことも。十分な水を飲まないとトイレの回数が減り、結石症発症のリスクを高めてしまいます。
尿毒症
腎機能の障害によって有害物質が体内に蓄積されることで起こります。症状は食欲不振、嘔吐、意識障害、口からアンモニア臭がするなど様々です。偏った食事や過剰なストレスを避けることも予防につながります。
腎臓病
腎臓の機能が弱り、排泄されるべき老廃物が体内に蓄積されてしまう病気です。短期間で引き起こる急性腎障害と長い期間で腎機能が低下していく慢性腎臓病があります。悪化すると尿毒症に発展することも。予防のためには、塩分を控えた食事と新鮮な水がいつでも飲める環境を保つことが大切です。
歯周病
犬は人間に比べて歯垢が歯石にかわるスピードが速く、その歯石にまた歯垢がつくことを繰り返し、口内に炎症が起きてしまいます。歯周病は多くの犬でみられる病気ですが、放っておくと口内以外の各臓器にも悪影響を及ぼすことも。予防のためにも適度な水分摂取や毎日のデンタルケアは外せません。
水分不足が招くリスク 水分不足は血液や尿を濃縮させるため、血液がドロドロになって血栓症を引き起こす危険性があります。また、口が乾燥してうまく飲み込めないと、誤嚥性肺炎を引き起こすことも考えられます。 皮膚も乾燥するので、痒みなどの皮膚トラブルも増えることがあります。
犬の体における水の役割
- 血液の循環、排尿により体温を調節する
- 酸素や電解質、ホルモンを体にいきわたらせる
- 老廃物を尿として体外に排出する
- 唾液などの体液や血液を作る
- 消化・吸収した栄養素を体中に届ける
飲み過ぎてもダメ?
しかし、脳または腎臓の機能障害、糖尿病やクッシング症候群といった内分泌疾患、肝臓病、子宮蓄膿症、ある種の腫瘍などの病気により、水を多飲してしまうケースがあります。一日の飲水量が、体重1kgあたり100ml以上(体重が5kgの犬の場合、500ml以上)が、多飲と判断する目安の量になります。
しかし、利尿剤やステロイド剤などを服薬中の場合は、飲水量が増える薬剤もあるため、かかりつけ医に確認しましょう。
受診の目安
軽い水分不足であれば、水分補給をすれば体調も戻りますので、ワンちゃんがいつでも清潔な水を十分飲めるようにしてあげてください。
<水分減少率と症状>
-
- 2%の脱水
のどの渇きを覚え、水を求めて落ち着きなく動き回ったり、しきりに唇を舐めたりするような行動がみられます。 - 5%の脱水
活動性が低下し、吐き気や嘔吐、ふらつき、尿量の減少などがみられます。 - 10%の脱水
血圧低下により起立が困難になり、意識の混濁、けいれん、腎機能不全を起こし尿が出なくなります。 - 20%以上脱水
多臓器不全を起こし死にいたります。脱水の傾向が見られた場合は、早めに水分補給をおこないましょう。
- 2%の脱水
水を飲んでも改善しない、あるいはぐったりして水を飲もうとしない場合は早急に受診してください。 また、繰り返しの嘔吐・下痢がみられるときや熱中症のときも脱水症状を起こしやすいため注意が必要です。とくに熱中症は暑さに慣れていない春先や、冬のコタツの中でも起こりますので注意が必要です。 反対にワンちゃんが水を飲み過ぎる場合、腎臓病や肝臓病、糖尿病の可能性があります。ほかにもクッシング症候群などのホルモン疾患、高カルシウム血症を伴う腫瘍、メスなら子宮蓄膿症、オスなら前立腺膿瘍などの可能性もありますので、飲水量や尿量が増えたときは必ずかかりつけの先生に相談します。
愛犬に水を飲んでもらうための工夫
水を飲まない理由がわからない場合も、これらの対処法を試し、愛犬の様子を見てみてください。
食事で水分をとらせる
普段ドライフードを与えているのであれば、ドライフードをぬるま湯でふやかしたり、水分を多く含むトッピングを加えたりして食事から水分をとらせましょう。
手作りのトッピングを加える場合は、カロリーの過剰摂取にならないよう、ドッグフードの量を減らして調整してください。
水分の多いおやつを与える
夏の暑い時期に水を飲まないと熱中症にあるリスクが高まるので、おやつなどで水分補給させます。ゼリー状のおやつや、ささみ寒天などを提供してあげるといいでしょう。
小さく切ったスイカも水分補給に最適です。
水飲み場の場所を変える、増やす
とくに飼い主さんのいる場所の近くに置くと、水の減り具合や水の汚れをこまめにチェックしやすくなります。また、ベランダや廊下、玄関などいつもと違う場所に水と置くことで飲みはじめる犬もいます。
水飲み器を変えてみる
水を入れるボウルやボトルなどが合っておらず、飲みにくいと感じているかもしれません。給水器の形を変えたり、高さを調整したりして愛犬が飲みやすいよう工夫してあげてください。
ほかにもプラスチック製の器はにおいが移りやすく、傷がつきやすいため雑菌がわきやすいと言われています。清潔に利用できるステンレス製などに変えてみると、よく水を飲むようになるかもしれません。
水を入れるボウルやボトルなどが合っておらず、飲みにくいと感じているかもしれません。給水器の形を変えたり、高さを調整したりして愛犬が飲みやすいよう工夫してあげてください。
水の温度を変える
フレーバー(味)をつける
ゆで汁を犬にあげるときは、塩などの調味料は入れないようにします。
食事で水分をとらせる
普段ドライフードを与えているのであれば、ドライフードをぬるま湯でふやかしたり、水分を多く含むトッピングを加えたりして食事から水分をとらせます。
手作りのトッピングを加える場合は、カロリーの過剰摂取にならないよう、ドッグフードの量を減らして調整するコトもお忘れなく。
犬に飲ませていいもの、ダメなもの
あげてもよいもの
水道水(=軟水)
ミネラルウォーター(軟水)
麦 茶
ただし、ミネラルが含まれているため、結石症にかかったことがある犬には与えないようにします。
スポーツドリンク(犬用)
あげてはダメなもの
カフェインが入っている飲みもの
カフェイン中毒になると、異常な興奮やよだれを垂らす、呼吸が荒くなるなどの初期症状が現れます。
症状が進むと下痢や嘔吐、尿失禁、悪化するとけいれん、不整脈などの症状があらわれ、最悪の場合死にいたることも。
カフェインの入った飲みものは与えないことはもちろんですが、誤飲にも気を付けましょう。
アルコール分が入っている飲みもの
急速に吸収されたアルコールは犬の脳に影響を与え、量によっては死んでしまう可能性もあり、とても危険です。もし愛犬がアルコールを口にしてしまったら、すぐに病院へ行きます。
牛 乳
乳糖は温めても分解されないので、注意しましょう。犬に牛乳をあげたいときは、「犬用牛乳」や「犬用ミルク」と表記された商品を選ぶことをおすすめします。
Q:犬用のミルクは普通のスーパーに売ってますか? A: 人用のミルクは分解できず下痢をしたりするので、あげないでください 犬用のミルクはホームセンターのペットコーナーやペットショップで売っていますよ あげすぎもいけないので、パッケージや缶の裏の給与量を参考にしてください 管理人:通販(amazonn・楽天・ヤフー・DCM・コメリ等)でも販売してます。
まとめ
少なすぎず、多すぎず、必要な量の水分を取ることは犬の健康維持に欠かせません。 愛犬の飲水量が減っているかもしれないと感じたら、まずは愛犬の一日の飲水量を計測してみましょう。 実際に飲水量が減っている場合は、この記事で紹介したような対処法を試してみてください。
ここでは、「愛犬はなぜ水を飲んでくれないのか?」等について判りやすくまとめてみました。
ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
当サイトでは なるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品 を選んでランキングしているので、 大切なワンちゃんのためのドッグフード選びのご参考にしてみてくださいね。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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