コーンは甘みや香りが強く、私たち人間にも好まれる食材です。
ウンチに混ざっていたりすると、不安になってしまいます。
ワンちゃんが病気なのか?
フードが原因なのか?・・・と心配になります。
コーンは甘みや香りが強く、
甘味を好むワンちゃんにも人気な食べ物のひとつです。
でも・・・ドッグフードについてインターネットで調べると
「コーンは消化に悪い・・・?」
「コーンでかさ増ししたフードはよくない・・・?」
といった言葉を目にすることがあります。
こういったものを読んでしまうと、不安に感じてしまいますよね。
ですが、コーンは実は栄養が豊富な食材なのです!
そこで勘違いされがちなコーンについて、栄養素や与え方を紹介します。
ドッグフード ブッチでは、ブラック・レーベルとホワイト・レーベルにコーンを使用しています。
ここでは、「栄養豊富なコーンの豆知識」等について判りやすくまとめてみました。
ご参考になれば幸いです。
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- コーンの主な栄養素・・・とは?
- ドッグフードの原料としてのコーン(トウモロコシ)
- コーンを与える際の注意点とは・・・なに?
- コーングルテンはドッグフードに・・・不向きなの?
- ウンチにコーンがそのまま入っている!・・・なんで?
- セルロースとは?
- セルロースの特徴「水を含むと膨張する」
- 反芻動物
- ◆過去にコーン(トウモロコシ)の皮・ひげ・芯などを使ったドッグフードにより、犬の健康被害が社会問題となった。それにより、コーン(トウモロコシ)は犬にNG、という間違ったイメージが定着してしまった。 ◆犬にとって、コーン(トウモロコシ)の利点は、「消化性とアミノ酸バランスに優れたタンパク質」にある。 ◆コーン(トウモロコシ)は、皮・ヒゲ・芯を犬に与えてはダメなことはもちろん、粒の薄皮もできれば避けた方が好ましい。 ◆ドッグフードの原料として、コーン(トウモロコシ)のタンパク質部分である「コーングルテン」は、犬にとって非常に優れたタンパク源である。 ◆手作り食で犬にコーン(トウモロコシ)を与える場合、茹でて粒の中身部分のみがおススメです。
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コーンの主な栄養素・・・とは?
コーンは炭水化物、タンパク質、食物繊維やビタミン群、ミネラルが豊富に含まれている食材です。ここでは、中でも注目したい栄養素とその役割を説明します。
葉酸が成長をサポート
葉酸は「 造血のビタミン 」ともいわれ、細胞分裂やDNAの形成に重要な役割を担っています。
そのためとくに成長期の子犬や、妊娠中のワンちゃんには非常にうれしい栄養素と言えます。
ミネラルが豊富
コーンはマグネシウム・カルシウム・カリウムなどのミネラルが豊富な食材。
とくにカリウムは体内の水分バランスをコントロールする役割を担っており、からだの代謝活動を助け、様々な生態機能を支えてくれます。
食物繊維が豊富
コーンには水に溶ける性質の「 水溶性食物繊維 」と、水に溶けない性質の「 不溶性食物繊維 」の2種類が含まれているのをご存知ですか?
◆「 水溶性食物繊維 」は・・・、 ・糖質の吸収を緩やかにして、 ・血糖値の急上昇を抑える働きや ・コレステロールを吸着して排泄する作用・・・があります。
◆「 不溶性食物繊維 」は・・・、 ・水分を吸収して大きく膨らみ、 ・腸を刺激して便通を良くする作用・・・があります。
炭水化物を多く含む高エネルギー食材!
エネルギー | 92kcal | 灰分 | 0.8g |
水分 | 77.1g | 灰分飽和脂肪酸 | 0.26g |
タンパク質 | 3.6g | 不飽和脂肪酸 | 1.03g |
脂質 | 1.7g | コレステロール | 0 |
炭水化物 | 16.8g | 食物繊維 | 3.0g |
コーン(トウモロコシ)の主成分は炭水化物(糖質)です。そして、粒のまわりにある皮は不溶性食物繊維のセルロースでできています。
コーン(トウモロコシ)がドッグフードによく使われているのは、犬にとっても大切なエネルギー源になるからです。しかし、コーン(トウモロコシ)の栄養素をきちんと生かしているドッグフードメーカーは数えるほどになります。
ビタミンB群を多く含んでいる!
カロテン | 53μg | ビタミンB6 | 0.14mg |
ビタミンE | 0.4mg | 葉酸 | 95μg |
ビタミンB1 | 1mg | パントテン酸 | 0.58mg |
ビタミンB2 | 0.15mg | ビタミンC | 8mg |
ナイアシン | 2.3mg |
コーン(トウモロコシ)の胚芽部分には、ビタミンB群が豊富に含まれています。
とくに、体にエネルギーを効率よく回す働きのあるビタミンB1や、皮膚や粘膜などの健康維持やエネルギーの代謝を助けるビタミンB2が多く含まれています。
筋肉の強化に欠かせないカリウムが含まれている!
ナトリウム | - | マグネシウム | 37mg |
カリウム | 290mg | リン | 100mg |
カルシウム | 3mg | 鉄 | 0.8mg |
コーン(トウモロコシ)100gあたり約290mgのカリウムが含まれています。これは夏野菜のトマトやきゅうりよりもやや多めです。
カリウムは摂取し過ぎると高カリウム血症を引き起こす恐れもあるため注意しなければなりませんが、適度に食べることで筋肉の強化や血流の改善が期待できます。
ドッグフードの原料としてのコーン(トウモロコシ)
コーンは、食品用途の原料として、いくつかの素材に加工処理してい使われています。
「コーンスターチ」「コーンオイル」などが有名ですが、ドッグフードの原料として非常に優れているのは「コーングルテン」です。
「コーングルテン」は、犬にとって、非常に消化性が優れたタンパク質です。コーン原料としては、最も高価な原料ですが、誤解されているところもあります。
コーン自体の風評被害に加えて、「グルテン」という呼び名がつくことも、「コーングルテン」の誤解につながっています。
犬にとって、「小麦グルテン」は消化性が非常に悪く、アレルギーの原因物質となり、与えるべきではありません。
しかし、「コーングルテン」は、小麦グルテンとは全く異なるタンパク源であり、消化がよくアレルギーの原因となりにくい成分です。
繰り返しになりますが、コーン(トウモロコシ)の中の「コーングルテン」は、ドッグフードの原料として、とてもおススメできる素材です。
コーンを与える際の注意点とは・・・なに?
栄養素満点のコーンですが、与える際は注意が必要です。
生でそのままあげることはNG。必ず加熱処理をしてから与えましょう。その他にも与える際に注意したいことをいくつか説明します。
アレルギーに注意
日本ではコーンは野菜のイメージを持つ人も多いですが、穀物に分類されます。
そのため、食物アレルギーを引き起こすアレルゲンとなる可能性もあります。
穀物へのアレルギーを持っている子や、はじめてコーンを食べさせるという場合には、少量から与え様子を見ます。
コーンを口にした後に下痢やかゆみ等の異状が見られる場合には、それ以上の給与はやめます。
「芯」は与えない
コーンをワンちゃんに食べさせる際は、「芯」の部分は絶対に与えないようにします。
芯は消化器官で消化されないため、詰まらせてしまう危険性が高いです。
またワンちゃんによってはそのまま与えてしまうと、丸ごと飲み込んでしまう場合もあるので、絶対にNG!です。
もし飲み込んでしまった場合はすぐに動物病院に連絡し、指示を仰ぐようにしてください。
与える量に注意
コーンは糖質が多いので食べすぎてしまうと太ってしまいます。
おやつやトッピングを与える際は、ワンちゃんが欲しがるままではなく、適量を与えることが重要です。
食べさせる際は、1日の摂取カロリーの10%~20%を目安にするといいでしょう。
コーングルテンはドッグフードに・・・不向きなの?
ドッグフードを選ぶ上でコーングルテンやコーンスターチといったワードを耳にすることも多いのではないでしょうか。
コーンスターチとは、コーンから作られるでんぷん。
コーングルテンとは、コーンからでんぷんと胚の大部分を除いた後に残る副産物のことです。
どちらもタンパク質を多く含むため、植物性タンパク源として使用されます。
成分としては、約60%が植物性タンパク質ですが、20%の糖質も含んでいます。
ドッグフードにもよくこのコーングルテンを多く含むものを見かけます。
しかしコーングルテンの場合、アミノ酸に偏りがあり、犬の必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンはほとんど含まれません。
そのためコーングルテンのみでタンパク質補給させるのは栄養面から見てもあまり適切ではないと言われています。
ブッチはこのコーングルテンは一切使用しておらず、
メインの原材料はチキンなどの肉類を使用していますので
動物性タンパク質を豊富に含んでいるので安心です。
ウンチにコーンがそのまま入っている!・・・なんで?
ブッチご愛用者から「コーンがそのまま出てくるけど大丈夫?」といったご質問をいただきます。
消化されていないのではないかと不安に感じてしまいますよね。
でも大丈夫です!コーンの皮はセルロースという丈夫な繊維でできており、水に溶けにくい不溶性食物繊維のひとつです。 溶けにくいからこそ、腸内環境を整えて便通をよくする働きがあります。
また、このセルロースの消化は牛などの※反芻動物でも完全に消化できるわけではなく、ウンチと一緒に出てきてしまうこともあります。
ですが、ウンチと一緒に排泄されるのは目に見える一部分だけであって、中の栄養はちゃんと消化され、カラダに吸収されているのです。
ウンチにコーンがそのまま出てきていても、自然なことなのでご安心ください!
セルロースとは?
セルロースは不溶性の食物繊維です。
穀類や大豆などに多く含まれており、日本人が食べる食物繊維のほとんどはセルロースだと言われています。
植物にとってセルロースは細胞壁の主成分で、植物を形作る大切な役割を果たしています。
セルロースの特徴「水を含むと膨張する」
セルロースは水や油には溶けませんが、水を含むと膨張する性質を持っています。
そのためセルロース(不溶性食物繊維)を摂取するとおなかの中で水を含み膨張し、便のカサを増加させるので、便秘改善の効果も期待できます。
食物繊維は便通に良いとよく言いますが、セルロースの吸水性によるものなのです。
反芻動物
反芻動物・・・草食動物のうち、消化管の前部に食道より形態変化した複胃をもち、植物繊維の消化を助けるために反芻を行なう動物の総称。牛、羊、ヤギなど。
手作り食でトウモロコシを与えるポイント
手作り食で、犬にコーン(トウモロコシ)を与えるポイントについても、説明します。少し面倒ですが、ワンちゃんの健康を考えると、下記の与え方がお勧めです。
① トウモロコシを茹でる
まず、私たち人間が食べるときと同じく、コーン(トウモロコシ)をしっかり茹でましょう。市販の粒になっているコーンを使用しても構いません。
② 粒(実)の部分のみを取る
茹で上がって少し冷まし、コーン(トウモロコシ)の粒(実)の部分のみを取りだします。
③ 粒をつまんで押しつぶし、柔らかい中身を取りだす
コーン(トウモロコシ)の粒をつまんで押しつぶし、柔らかい中身の部分のみを取りだしましょう。(残った薄皮は、犬に与えないようにしましょう。)
そして、コーン(トウモロコシ)シの柔らかい中身部分のみを犬に与えるようにします。
トウモロコシの注意点
ただし、コーン(トウモロコシ)にも注意点があります。
先にお伝えした「ひげ・皮・芯」の部分は、犬の消化性が非常にわるく、与えてはいけません。
また、いわゆる「 コーン 」の部分の薄皮も犬の消化が悪いです。そのため、できればコーン(トウモロコシ)粒の薄皮を除き、柔らかい中身だけを犬に与えること好いです。
初めてコーン(とうもろこし)を食べさせる場合
コーン(トウモロコシ)を食べると、犬によってはアレルギー症状を起こす場合があります。
普段与えているドッグフードの主成分にとうもろこしが使われていたとしても、「 品種の違いなどによってアレルギー反応が出ていないだけ・・・ 」ということもあります。
初めて食べさせる場合には・・・、 ・5粒程度を与え、 しばらく時間が経っても体調に異変が起きていないか確認をしましょう。
下記のような症状が見られた場合には、アレルギー反応が起きている可能性があるので、急いで動物病院に連れて行きましょう。
◆アレルギー反応が起きている可能性がある症状 ・皮膚を痒がる、赤い湿疹が見られる、 ・下痢便や軟便をする、 ・目が充血や炎症を起こしている、 ・嘔吐をする、 ・くしゃみをしている、 ・鼻水が出ている、
まとめ
甘味が多くワンちゃんにも人気のコーンは、栄養成分豊富な食材ということが分かりました。
与え方には注意点もありますが、ブッチに入っているコーンなら安心して与えていただけます。
◆過去にコーン(トウモロコシ)の皮・ひげ・芯などを使ったドッグフードにより、犬の健康被害が社会問題となった。それにより、コーン(トウモロコシ)は犬にNG、という間違ったイメージが定着してしまった。 ◆犬にとって、コーン(トウモロコシ)の利点は、「消化性とアミノ酸バランスに優れたタンパク質」にある。 ◆コーン(トウモロコシ)は、皮・ヒゲ・芯を犬に与えてはダメなことはもちろん、粒の薄皮もできれば避けた方が好ましい。 ◆ドッグフードの原料として、コーン(トウモロコシ)のタンパク質部分である「コーングルテン」は、犬にとって非常に優れたタンパク源である。 ◆手作り食で犬にコーン(トウモロコシ)を与える場合、茹でて粒の中身部分のみがおススメです。
ここでは、「栄養豊富なコーンの豆知識」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
当サイトでは なるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品 を選んでランキングしているので、 大切なワンちゃんのためのドッグフード選びのご参考にしてみてくださいね。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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