犬にわかりやすく、効果的にしつけをおこなうには、ときには叱ることも必要です。
ただし、必ず前提として褒めるしつけがベースでなければなりません。
「何が正しいことなのか」は、褒めることで伝えるべきです。
そのうえで、愛犬を叱る行為について飼い主さんが正しく理解して、効果的に使えるようにします。
犬へのきちんとしたしつけは、犬が幸せな時間を過ごす為にも大切です。
他人に迷惑を掛けず、一緒に楽しい時間を過ごしたいものですね。
ここでは、「怒る」と「叱る」の違いを踏まえたうえで、「犬を叱るときの効果的な方法や叱るときの注意点」等につい判りやすく説明します。
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犬のしつけにおいて知っておきたい「叱る」と「怒る」の違い
叱るとは、犬に対して正しいこととやってはいけないことを教えることを指します。
一方、怒るとは、イライラや怒りなどの飼い主さんの感情を犬にぶつけてしまうことです。
犬が悪いことをした場合、飼い主さんとしては感情的になることもあるでしょう。しかし、怒りを感情のままに犬にぶつけるのはしつけの面では逆効果です。
犬の叱り方|7つの正しい方法を紹介
正しいしつけをするためにも、犬は正しい方法で叱ることが重要です。
短い単語で叱る
犬は人間の話している内容をすべて理解できるわけではありません。犬にも伝わりやすく、理解しやすい言葉で叱るようにしましょう。
「ダメ」「ノー」など、短い言葉を低い声で言うことがポイントです。
犬が怒っているときの唸り声と同じトーンで叱ることで、犬も叱られていると理解できます。
犬にプレッシャーをかけるために、飼い主さんは立ったまま見下ろして叱るようにしましょう。
無視する
犬が悪いことやいたずらをするときは、飼い主さんに構ってほしいときです。悪さやいたずらに対して叱ってしまうと、「構ってもらっている」と誤学習してしまうため、無視が効果的です。
無視する場合は、犬に話しかけない、触らない、目を合わせないようにします。飼い主さんひとりだけでなく、その場にいる人全員が同じように犬を無視しましょう。
時間としては15~30分が目安です。犬がしょんぼりしたり、構ってほしそうにしたりしていても無視します。
時間が過ぎたら命令をひとつだし、うまくできたらたくさんほめてあげて、無視は終了です。
感情任せにならないことを意識する
感情任せに叱ってしまうと、犬はなぜ叱られたかが理解できないためしつけになりません。トラウマになってしまうなどの悪影響もあります。
イライラする気持ちを抑えて、冷静になって叱るように意識しましょう。
叱る強さは調整する
叱る強さは、強すぎても弱すぎても効果がありません。
叱る強さの目安になるのが、犬のボディランゲージです。犬の様子を確認しながら適度な強度で叱りましょう。
耳が後ろに大きく垂れ下がっている、ふるえているときには強すぎ、平然としているときは弱すぎます。目安となるのが、適度にアイコンタクトをしたり、少し尻尾を振っていたりする状態です。
犬種によっても叱る強さの調節が必要です。
適切なタイミングで叱る
叱るタイミングとして適切なのが、犬がやってはいけないことをした瞬間です。
いたずらや粗相などをしたら、すぐに叱るようにしましょう。
犬が自分の行動と結果を関連付けられるようになります。
逆に、トイレ以外のところで粗相をしてしまった場合、帰宅後に叱ったとしても犬の行動と叱るタイミングがずれているときは、効果が出ません。
繰り返し叱る
同じ行動を繰り返した場合でも、面倒がらずその都度繰り返し叱るようにしましょう。
繰り返し叱ることで、犬はやってはいけないことを早く学習できるようになります。
犬の行動をよく観察し、やってほしくないことをしたらすぐに叱る、繰り返し叱ることを意識しましょう。
叱ったあとは褒める
犬が悪いことをすれば叱る必要がありますが、必ず最後は褒めて終わるようにしましょう。
叱った後になにか命令や指示を出し、よくできたら褒めてあげます。
叱ったことでトイレがうまくできるようになったなど、結果が出たときにも褒めてあげましょう。
褒めることで、犬は叱られて嫌な気持ちから気分転換ができます。飼い主さんとの仲直りにもなるため、叱っても信頼関係を保つことができます。
褒め方のコツ
しつけや指示がうまくできたときなどは、大げさに褒めてあげましょう。飼い主さんが大きくリアクションして褒めることで、犬は自分が褒められていると認識できます。
大きな声で褒めたり子供や赤ちゃんに話しかけるときのように甲高い声で褒めたりするのが有効です。ご褒美として、おやつをあげるのもよいでしょう。
犬の叱り方を誤った場合に起こりうること
犬に感情をぶつけて怒鳴る、当たり散らすなど間違った叱り方をすると、犬に多くの悪影響を与えることがあります。
トラウマとして記憶してしまう
犬にとって嫌な刺激が強すぎた場合、犬たちは「学習」という過程を通り越して、一気に「大きな嫌なこと」として記憶します。
言い方を変えれば「トラウマ」をつくってしまうことになり、頭が理解する前に身体が反応してしまうようになってしまいます。
誤った叱り方は、犬にとって大きな刺激です。誤った叱り方をすることで、犬はなぜ叱られているのかが理解できないだけでなく、犬にとってトラウマとして記憶される可能性もあります。
そして、一度心に深い傷を負った犬のトラウマを取り除くのは、とても難しいことです。
飼い主さんにおびえたり不信感をいだいたりするようになる
誤った叱り方によって犬との信頼関係が崩れてしまうこともあります。普段からとてもよい関係を築いているのであれば、一度誤った叱り方をしたくらいで信頼関係は崩れません。
普段から犬に対して怒鳴りつけるなど、誤った叱り方をしている場合、犬にとって飼い主さんは嫌な存在になります。
誤った叱り方が、犬が飼い主さんにおびえたり不信感をいだいたりする原因となる可能性もあるでしょう。
叱られたことを理解せず同じことを繰り返す
誤った叱り方では、犬に間違ったことを教えられません。その場の感情だけで怒るなどの誤った叱り方をしても、犬は叱られた理由が理解できないでしょう。
感情をぶつける叱り方では、その場はやってほしくないことを止められてもまた同じことを繰り返す可能性があります。
犬によっては同じことを繰り返すだけでなく、問題行動に発展する恐れもあります。
飼い主との関係性が壊れる可能性も
叱るという行為は、飼い主との信頼関係にも大きく影響してきます。普段から友好的な関係が築けている場合、多少のことではその関係は壊れません。
しかし、いつも怒ってばかりいたり、ごはんを与える程度しか接点がないような関係の場合、叱ることで犬は飼い主のことを「嫌なことをする人」と見なします。
その結果何が起こるかというと、愛犬との関係が望んだものではなくなってしまうことがあります。
やってはいけないNGな叱り方
犬を叱る際にやってはいけない行動をしてしまうとしつけになりません。ここでは犬のしつけでやってはいけない叱り方について解説します。
体罰を与えて叱る
犬を叩く、蹴るなど体罰は絶対にしてはいけません。
手で顔などを叩くと、愛犬を撫でようと思って差し出した手さえも怖がって避けるようになります。体罰はどんな場合でも許されるものではないと考えましょう。
一貫性なく叱る
基準があいまいな場合は、叱るべき行動を整理しておくとよいです。基準がはっきりすれば、タイミングを逃さず、効果的に叱ることができます。
名前で叱る
名前を呼んで叱ることを繰り返すと、名前に対して嫌な印象がついてしまいます。
そうなると名前を呼んでも無視したり、逃げたりするようになっていきます。
愛犬の名前は、叱るなどのネガティブなときではなく、褒めるなどのポジティブなときに呼ぶようにします。
愛犬の名前=うれしいことが起きる前触れと理解させることで、呼び戻しなどのトレーニングにも使えます。
必要以上に叱る
トイレの失敗をしたときや、何かものを壊されたときなど、思わず大きなリアクションをとってしまうことはないでしょうか。
大きなリアクションは、飼い主さんが喜んでくれていると犬は勘違いしてしまうことがあります。なるべく落ち着いて、過剰なリアクションはとらないよう気を付けます。
無駄に叱らないようにするために
叱る前に体調の確認
健康状態は何より優先させるべきことです。愛犬の体調に問題はないか、常に把握しておきましょう。
体調が悪ければ、いつもと違う行動をとったり、失敗してしまったりすることはよく起こります。
このような状況で叱れば、さらに負荷をかけることになり、健康状態をより悪化させることになります。
飼い主である人間も、体調が悪いとイライラすることがあります。そんなとき愛犬が悪さをしたり失敗をしたりしたら、強く叱りたくなってしまうかもしれません。
そんなときは、深呼吸をする、休息をとるなど、気分転換をして落ち着きましょう。
場合によっては、ご家族など別の人に愛犬のお世話を手伝ってもらうのも一つの方法です。
犬がいたずらする要因をつきとめる
いたずらされたくないものを犬が届く場所に置いていないか、トイレの場所は適切か、運動量は少なくないかなどを考え、叱らないで済むように環境を整えることも大切です。
片付けや散歩時間の確保など、できることからはじめてみます。
犬が叱られないように行動するための手助け
犬が叱られないようにサポートしてあげることも有効です。
粗相をしないようトイレは常に清潔にしておく、
甘噛みしないように噛めるおもちゃを用意しておく、・・・など準備しておきます。
犬がストレスをためないように、運動や遊びの時間を増やすのも有効です。
叱るだけでなく、褒める機会を増やして犬のモチベーションを上げるのもよいです。叱ったあとは何か指示を出し、褒めて終わるようにすることも重要です。
犬が叱られないよう誘導してあげよう
叱られることは、どちらかというと気持ちの良いものではありません。
しかし、誰しも褒められるということは嬉しいことであり、モチベーションも上がります。
これは犬たちでも一緒です。
例えばトイレトレーニングの際、排泄しそうな気配があれば、急いでトイレに誘導し、そこで排泄をさせます。
この時に、出来た場合はメチャクチャ喜んで褒めてあげてください。
または、ご褒美としておやつをあげるのも良いと思います。
この様に叱るよりも犬が成功するよう助けてあげることで、犬たちはその行動を多くするようになります。
しつけ教室という選択
初めて犬を飼う方などは、なかなかしつけが難しい、やっているつもりだけど覚えてくれない、ということもあるでしょう。
そうであれば、「プロのノウハウを借りる」と云う選択肢も考えてみましょう。
プロのトレーナーがストレスを与えることなく、上手に訓練してくれます。飼い主もトレーナーの方法を見て、自宅でどのようにしつけたら良いのかを学ぶ機会にもなるはずです。
トレーナーはたくさんの犬を見てきていますので、それぞれの犬の特徴を見分けて、どんな教え方が一番効果的かを判別できます。
愛犬をしつけるためにどんなことをしたら良いかをプロに聞きながら、自宅でできることを学んで試してみませんか。
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まとめ
ここでは、「犬を叱るときの効果的な方法や叱るときの注意点」等について判りやすくまとめてみました。
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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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