低血糖症になりやすい犬種

トイプードルやチワワなどの超小型犬や小型犬は、低血糖症になりやすいと言われています。

 
特に子犬期家に迎え入れて2〜3日くらいで、低血糖症になる子が多いようです。その理由は、新しい環境に緊張してご飯が食べられない、ご飯の量が合っていないなどが考えられます。
 
空腹状態が続くと、低血糖症になってしまうので、何も食べない状態は避けます。
 
例えば、静かに食べられる場所で与える、ドッグフードをふやかす、手からあげるなど、愛犬がご飯を食べてくれる方法を探してみてください。

それでも全く食べない場合は、獣医師に相談することをおすすめします。

 
また、ゴールデンレトリバーやボクサーなどの5歳以上の大型犬もなりやすいです。
 
原因は、肝臓や膵臓の腫瘍や副腎皮質機能低下症などがあります。これらの病気は、定期的な健康診断が早期発見・治療に繋がるので受けておくと安心です。

老犬?低血糖症になりやすい年齢

生後3ヶ月までの子犬は、特に低血糖症になりやすいです。

 
子犬は、血糖を体内に貯める機能が完全に発達していないため、低血糖症になりやすいです。空腹の状態にならないように、食事を小分けにしてあげると好いです。
 
先天的な病気が原因であることもあるので、低血糖症になったらしっかり検査を受けましょう。
 
空腹以外にも体の冷えで生じる場合があります。子犬がいる部屋は、室温が下がりすぎないようにしておくと安心です。
 
老犬は、肝臓や膵臓の腫瘍や空腹時の激しい運動などが原因で低血糖になりやすいです。
 
低血糖症で見られるふらつきや元気がないなどの症状は、歳をとるとよく見られます。そのため、低血糖と見分けるのは難しく、問題ないと思われがちですが、低血糖症である可能性もあります。
 
また、年齢に関わらず、糖尿病の治療を受けている場合は注意が必要です。
 
糖尿病になると、インスリンを投与して血糖値を下げる治療を行います。このインスリンの量が合わず、血糖値が下がりすぎてしまうことがあります。
 
体重によって投与するインスリンの量が変わるので、定期的に通院して適切な量を投与しましょう。

かかりやすい犬種はある?

低血糖症にかかりやすい犬種として、チワワやトイ・プードルといった超小型犬・小型犬が挙げられます。

体が小さいほど体表からの熱放散が大きいこともあり、体温維持のために多くのエネルギーが必要です。

そのため、複数回に分けて必要な栄養をとりこまなくてはならず、血糖値が低下しやすいリスクを持っています。

もちろん、中・大型の幼犬であっても低血糖症が生じる可能性があるため、あわせて注意します。