・犬もシニア期に入ったら食事の見直しを・・・ ・シニア期にこそ運動が大切・・・ そんな言葉をよく聞くようになってきました。 では、犬のシニア期はいったい何歳からなのでしょうか。
老犬になると、カラダにはどのような変化が起きるのでしょうか。
愛犬が歳をとるにつれて、彼らの行動や性格に変化が現れることがあります。これらの変化は、老化に伴う自然な過程の一部であり、理解し、適切に対処することが重要です。
ここでは、「犬のシニア老犬期」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
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シニア老犬と若い犬の違いはなに?
シニア老犬と若い犬との違いを理解することは、彼らに適切なケアを提供する上で重要です。ここでは、シニア老犬と若い犬の主な違いをいくつかご説明します。
食事
シニア老犬には特別な食事が必要な場合があります。消化器官の機能が低下することがあるため、老犬向けの栄養バランスの取れた食事を提供することが大切です。
健康問題
シニア老犬は若い犬よりも健康問題に対処する必要があることが多いです。関節痛、歯の問題、視力や聴力の低下などが一般的です。
定期的な健康チェックがシニア老犬の健康をサポートするのに役立ちます。
運動とエネルギー
若い犬はエネルギッシュで活発ですが、老犬はエネルギーレベルが低下することがあります。適切な運動やエクササイズを提供することで、老犬の健康を維持しましょう。
行動とトレーニング
老犬は行動に変化が見られることがあります。しつけや訓練は、老犬の能力や忍耐力に合わせて調整する必要があります。
◆シニア老犬は、年齢に応じて健康とケアのニーズが変化します。 老犬と若い犬との違いを理解し、適切なケアを提供することは、健康で幸福な生活を送るために不可欠です。
犬の老化に伴う一般的な行動変化
犬がシニア期に突入したら、どのような変化がからだに起きてくるのでしょうか。老化に伴う犬の行動変化は個体差がありますが、一般的な変化には以下のようなものがあります。
運動量の減少
シニア老犬はエネルギーレベルが低下し、運動への興味が減少することがあります。以前は元気に遊んでいたかもしれませんが、老化により穏やかな活動が好まれることがあります。
睡眠の増加
シニア老犬はより多くの睡眠が必要になることがあります。昼間でも多くの時間を寝て過ごすことがあり、夜間の睡眠時間が増えることもあります。
食欲の変化
老化に伴い、食欲に変化が現れることがあります。
食事に対する興味が減退することや、嗜好が変わることがあります。
また、食事後の消化が遅くなることもあります。
トイレの問題
シニア老犬は排尿や排便のコントロールが難しくなることがあります。尿漏れや便秘の問題が発生することがあります。
心理的な変化
老化に伴い、犬の認知能力に変化が現れることがあります。
記憶力や学習能力が低下し、迷子になることや徘徊することがあります。
必要なカロリー量の低下
運動量や基礎代謝量が低下するために、1日に必要なカロリー量の低下も生じます。
一般的に、若い頃と比べると必要なカロリーは20〜30 %低下するといわれています。
食が細くなるか、あるいは若い頃と同じフードを同じ量食べている場合は肥満へとつながっていきます。
そのほかにも消化機能や循環器の機能、五感の低下、認知機能の低下、毛や肌の質感が荒くなったり、環境の変化などへの順応力も低下したり、さまざまな変化が現れます。
筋肉量・骨量の低下
顕著なのは、筋肉量・骨量の低下です。
関節炎や肥満、運動不足は、筋肉量・骨量の低下速度を早めます。
体温の多くの割合は骨格筋が発する熱によって保たれていますので、筋肉が減ることで平熱も低下していきます。
関連記事:何歳からシニア犬になるの? 老化のサインや注意点はなに?
シニア老犬の老化に伴う行動変化の対処方法は?
犬の老化に伴う行動変化に対処するために、以下の対応方法を考慮してみましょう。
定期的な健康チェック
獣医との定期的な健康チェックは、健康問題を早期に発見し、適切なケアを提供するのに役立ちます。
適切な栄養
老犬には適切な栄養を提供することが大切です。高品質のシニアフードやサプリメントを検討しましょう。
適度な運動
シニア老犬には適度な運動が必要ですが、その能力に合わせて対応しましょう。短い散歩や軽い運動が彼らの健康をサポートします。
生活環境の適応
シニア老犬には安全で快適な生活環境が必要です。スリップしない床やトイレへのアクセスを確保しましょう。
忍耐強さと愛情
シニア老犬の行動変化に対処するために、忍耐強く愛情を持って対応しましょう。安心感を感じることが大切です。
犬老化に伴う行動変化は避けられないものであり、理解し、適切に対応することが必要です。獣医のアドバイスを仰ぎ、適切なケアと愛情を提供することで、愛犬が快適で幸せな老後を送るのをサポートしましょう。
関連記事:何歳からシニア犬になるの? 老化のサインや注意点はなに?
シニア老犬期は7歳頃から
犬のシニア老犬期というと一般的には7歳以降の期間を指すことが多いです。
フードの変更や、より積極的な定期健診が推奨され始めるのも7歳からが目安となっています。
犬の7歳を人の年齢に換算すると、小・中型犬は44歳、大型犬は55歳とされます。
◆犬は7歳を目安に老犬といわれるようになります。 家族がシニア期に入ったことを認識し、的確にケアをしてあげることができれば、健康寿命を伸ばしてあげることができます。 しっかりケアをしてあげ、愛犬と長く健康に一緒に暮らしていけるとよいですね。
シニア老犬の老化プロセス
シニア老犬の老化プロセスは、個体によって異なりますが、一般的なパターンが存在します。以下は、犬の老化に関連するいくつかの一般的な変化です。
体力とエネルギーの低下
シニア老犬は若いころほどエネルギッシュではありません。運動能力が低下し、疲れやすくなることがあります。
視力と聴力の低下
犬の視力と聴力も老化によって低下することがあります。これにより、環境への適応が難しくなることがあります。
歯の問題
シニア老犬は歯の健康に関する問題を抱えることがあり、歯の損傷や歯肉病が起こりやすくなります。
関節と筋肉の問題
老化に伴い、関節痛や筋肉の落ちつきが生じることがあります。これにより、犬の運動能力や快適さに影響を及ぼすことがあります。
シニア老犬期に見直してほしいことは?
食事
シニア老犬に大切なのがフードの見直しです。若い頃と比べて、必要な栄養の量やバランスが大きく変化しています。
必要なカロリー量は低下する一方で、タンパク質は若い頃よりも少し多めに摂らせることが求められます。
シニア老犬期には脂質の消化・代謝能力も低下しているため、フードも脂肪分を少なめに抑える必要がありますが、かといって必須脂肪酸は不足しないようにしなければなりません。
その他、食物中のリンの量も抑える必要があります。過剰なリンの摂取は腎機能の低下を招きます。
リンは肉類や魚、卵、乳製品などに豊富に含まれていますので、これらの食材を与えている場合はより注意が必要です。
これまでにあげたような条件を、すべて手作り食で満たし、かつそれを毎日継続するのは相当に大変といえるでしょう。シニア老犬期には市販されている総合栄養食への切り替えを検討してみるとよいかもしれません。
生活習慣
年齢を重ねるにつれて、甘えん坊度や寂しがり度が増すことも少なくありません。心理的なストレスを低下させるためにも、家族が一緒にゆっくり過ごす時間を少しでも増やせるとよいですね。
また環境変化への順応性も低下してきますので、大掛かりな模様替えや引越しなどから受けるストレスは高まりがちです。
そのため、模様替え・引越しを避けるに越したことはないですが、どうしても必要な時は、どこか一部だけでも前の環境と似たスペースを確保してあげられるとよいかもれません。
運動習慣
まず大切なのが運動習慣です。筋肉量・骨量の減少速度を和らげるため、肥満を予防するためにも運動時間を確保することがとても大切です。
シニア老犬期に入ってから、一度落ちてしまった筋肉を再び増やすのは非常に難しく、無理をすれば怪我にもつながりかねません。負荷の少ない運動であったとしても毎日続けることが重要です。
普段の散歩コースに軽い坂道をとりいれたり、ボール遊びを加えたり、ドッグランで自由に走らせる時間を確保したりなどの対応ができるとよいですね。
ただし、既に太り過ぎの犬は運動を嫌がる傾向が多く認められますし、無理に運動をさせれば関節への負荷が高まり怪我につながってしまうこともあります。
その場合の運動は軽いものでいいので、ダイエットをさせることを優先しましょう。
ダイエット初期で最も重要とされるのは、運動ではなく食事管理です。ダイエット用の療法食を与えることが推奨されますので、動物病院に相談してみましょう。
医療
さまざまな病気が増えてくるシニア期には定期的な健診を受けさせることの重要性が、若い頃よりはるかに高まってきます。
1〜6歳の期間は1年に1回の健診が推奨されますが、7歳を超えてからは半年に1回の健診が推奨され始めます。
犬にとっての半年に1回というのを人に換算すれば2年に1回(小・中型犬)、あるいは3年半に1回(大型犬)ですので、決して頻繁すぎるわけではないのです。
病気の早期発見・早期治療介入に役立つのはもちろんですが、健康なときの検査データを蓄積していくことで、将来に何か起きた時の診断精度やスピードを高めることにもつながります。
ぜひ定期健診を受けさせてあげることをおススメします。
関連記事:シニア老犬のドッグフード・『正しい知識』をご存知ですか?
シニア老犬の主要な健康問題
関節疾患
シニア老犬は関節の健康問題に苦しむことがあり、特に関節炎が一般的です。
適切な関節サポートと痛みの管理が必要です。
心臓病
年齢とともに心臓病のリスクが高まります。
定期的な健康チェックが心臓の健康を確保するのに役立ちます。
肥満
老犬は運動量が減少することがあるため、肥満になりやすいです。
適切な食事管理と運動を行いましょう。
腎臓疾患
腎臓の機能が低下することがあり、腎不全が問題となります。
特別な食事療法が必要な場合もあります。
◆シニア犬の健康問題を最小限に抑えるためには、定期的な健康チェックアップと適切な栄 養、運動、愛情が不可欠です。 シニア老犬の特別なニーズを理解し、幸せな老後を楽しむのをサポートしましょう。
シニア老犬の適切な食事計画の立て方は?
シニア老犬の食事計画を立てる際に考慮すべき要因は次の通りです。
基本的な栄養素
シニア老犬の食事には、高品質のタンパク質、適切な脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれていることが必要です。
タンパク質は筋肉の健康に、脂質は皮膚と被毛の健康に寄与します。
グルコサミンとコンドロイチン
関節の健康をサポートするために、食事にグルコサミンとコンドロイチンを含むサプリメントを検討しましょう。
カロリーコントロール
シニア老犬は通常、若いころよりもカロリー摂取を制限する必要があります。
肥満を防ぐために、食事量を調整し、適切な体重を維持しましょう。
水分摂取
シニア犬は腎臓の健康を保つために十分な水分摂取が必要です。清潔な水を常に提供しましょう。
定期的な健康チェック
シニア老犬の健康状態に合わせて食事計画を調整するために、定期的な獣医の診察を受けることが重要です。
シニア老犬のための適切な食事計画は、健康をサポートするために不可欠です。犬種や個体に応じてカスタマイズされた食事計画を立て、元気な老後を過ごせるようにしましょう。
迷ったらコレ!シニア老犬にピッコロドッグフードをおすすめする理由!
ここはあくまでも私達チームが選んだシニア犬用ドッグフードとして参考にしていただきたいのですが、そもそもなぜピッコロを選んだのか?その理由を簡単にまとめてみました。
シニア老犬にピッコロがおすすめなワケ
・人間用の食品工場で加工出荷された肉・魚・野菜等を使用。 ・質の良いタンパク質(チキンとサーモン)がたっぷり使われている。 ・関節に良い3つの成分が含まれている。 ・消化に負担のかかる食材が含まれていない。 ・穀物・副産物・遺伝子組み換え食品不使用。 ・トレーサビリティが徹底されている。
「シニア老犬に高タンパク食は良くない」とよく言われていますが、それは質の悪い肉や魚をたっぷり使った高タンパクドッグフードを食べさせてしまうからです。
だから「シニア老犬には低タンパク食を!」と間違った情報を発信してしまう人がいるんですよね。
しかし、健康なシニア犬に低タンパク食を与え続けることは筋肉を痩せ細らせてしまう原因になるため、逆に危険であるということを私たち飼い主は知っておく必要があります。
最近の研究では、健康なシニア犬は成犬よりも50%ほど多めのタンパク質を必要としていることが分かっています。
シニア老犬はできるだけ高品質で低脂肪なタンパク質を摂取することが望ましいとされているため、私達チームはピッコロのような質の良いシニア犬用ドッグフードを高く評価しました。
「愛犬には健康的に長生きしてもらいたい」そう願っている飼い主さんは多いはずです。
まずはどんな食事が今の愛犬のためになるのか?まずはそこからしっかりと考え、その上で愛犬に合った体にやさしいフードを選ぶようにしましょう。
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関連記事:シニア犬(老犬)に合うご飯=ドッグフードの選び方は?
まとめ
ここでは、「犬のシニア老犬期」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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