野菜や果物にはおいしく食べることができる旬がありますが、
犬に食べ物を与える際は「犬が食べてもよい食材かどうか」と
「それぞれの食材を与える際の注意点」について知っておくことが大切です。
「犬にNGな『夏野菜』」をテーマに、犬に与えてはいけない夏野菜や食べすぎるとよくない夏野菜をいくつかご紹介します。
本格的な夏がやってきましたが、NG以外の旬の夏野菜を上手く食事に取り入れて元気いっぱい楽しい夏を過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。
ここでは「犬に与えてはいけない夏野菜や食べすぎるとよくない夏野菜」等について判りやすくまとめてみました。
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犬に危険な夏の食材
犬が食べたらいけない夏野菜:なす
夏の代表的な野菜であるなすは、アントシアニンが豊富で抗酸化作用がありますが、アクがカルシウムと結合すると、尿石症の原因になるおそれがあります。
食物繊維が多く犬には不向きな野菜ですが、加熱して少量与えるのはOKです。
犬が食べたらいけない夏野菜:ピーマン
犬が食べたらいけない夏野菜:イチジク(無花果)
種も多く、摂取すると口内が炎症を起こしたり、嘔吐やよだれの症状を引き起こす場合もあるので与えないようにしてください。
犬が食べたらいけない夏野菜:ぶどう
持病があると重篤症状を引き起こす可能性もあります。干しぶどうも同じ危険性があるので、与えないようにしましょう。
犬が食べたらいけない夏野菜:とうもろこし
芯は取り除き、生のまま与えず加熱して与えます。
粒のままだと消化せずにウンチで出てくるので、ペースト状にするなどの工夫が必要です。
犬が食べたらいけない夏野菜:もも
特に種には有毒のシアン化合物が含まれているので、誤食に注意して果肉だけを与えてください。
犬が食べたらいけない夏野菜:さくらんぼ
さくらんぼの葉、茎、種は、犬にとっては有害で中毒性があります。
果実が小さいので犬が種を誤食する可能性が高いので、葉や茎、種をしっかり取り除いて、一口大に切った果肉のみを与えましょう。与える際は注意が必要です。
犬が食べたらいけない夏野菜:ニラ
ニラは犬に与えてはいけない夏野菜です。
ニラには、犬にあげてはいけない野菜の代表である玉ねぎにも含まれる「硫化アリル」という成分が含まれていて、この成分が犬に様々な症状を引き起こします。
◆例えば・・・、 ・貧血に似た症状が起こる、 ・血色尿素と呼ばれる尿の色が変色する、 ・下痢や嘔吐をする、 ・痙攣を引き起こす、・・・等の症状を引き起こします。
この「硫化アリル」という物質は熱を加えても消えないので、焼いたり煮たりすれば大丈夫というわけでもありません。 (煮汁にも硫化アリルが含まれているため、料理からニラ自体を取り除いたからと言って安全なわけではないそうです)
万が一、愛犬がニラを食べてしまったらよく観察し、緊急の対処が必要な症状が出ている場合は早急に動物病院を受診するようにしましょう。
食べた直後が大丈夫そうでも、数日間は愛犬の様子を注意深く観察してなるべく近くにいてあげるようにします。早期発見・早期処置が大切ですね。
犬が食べたらいけない夏野菜:にんにく
玉ねぎを始めとするネギ類が、犬に中毒を引き起こす食材であることは多くの飼い主がご存知でしょう。にんにくもネギ科の植物であるため、犬に与えてはいけません。
ネギ類には犬の赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こす可能性のある有機チオ硫酸化合物が含まれています。
◆犬がにんにくを食べた場合の中毒症状として ・下痢、 ・嘔吐、 ・血尿、 ・元気消失、 ・ふらつき、 ・歯肉が白っぽくなる、・・・などが挙げられます。
犬が大量のにんにくを食べた場合は、これらの症状が翌日までに現れることがありますが、大量でない場合は食べた数日後に現れることが多いようです。
有機チオ硫酸化合物の感受性には個体差があるため、同じ量のにんにくを食べても中毒を起こす犬と起こさない犬がいます。一般的に柴犬や秋田犬などの日本犬は、有機チオ硫酸化合物への感受性が高いとされています。
犬が食べたらいけない夏野菜:生のモロヘイヤ
モロヘイヤにはシュウ酸が含まれています。シュウ酸は尿路結石の原因となるため、犬に与える場合は注意が必要です。
シュウ酸は、茹でて水にさらすことで量を減らすことができます。数分茹でて水にさらし、細かく刻んだモロヘイヤであれば、犬に与えても大丈夫です。
しかし生のモロヘイヤは、シュウ酸の含有量が多いため、犬に与えるのは避けましょう。
茹でたモロヘイヤも、尿路結石の既往歴がある犬や尿路結石のリスクが高い犬は、与える前に獣医師に相談しましょう。
犬が食べたらいけない夏野菜:生のゴーヤ
ゴーヤには犬に有害な成分は含まれていませんが、生で与えると消化不良を起こし、下痢や嘔吐の症状が出る可能性があります。
犬にゴーヤを与える際はワタと種を取り除き、茹でるなど加熱したものを細かく刻みましょう。
ゴーヤは免疫力をアップするビタミンCを多く含みますが、ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。
関連記事:愛犬の夏バテ予防になる!食べてもOKな食材6選!と注意点は?
食べすぎてはいけない夏野菜
その季節の旬の野菜は栄養価が高く、犬の食事にも積極的に取り入れてぜひ食べさせてあげたいものですが、中には「食べすぎ注意」な野菜もあります。
犬が食べすぎたらいけない夏野菜:トマト
トマトはみずみずしくて美味しい野菜ですが、水分もたっぷり含まれています。食べすぎは下痢などお腹を壊す原因になります。
犬が食べすぎたらいけない夏野菜:きゅうり
きゅうりも水分量が多く、大量に食べるとお腹が緩くなってしまいます。
そのまま食べると硬くてのどに詰まらせる恐れがあるので、細かく切ったものを少量与えてあげるようにします。
犬が食べすぎたらいけない夏野菜:とうもろこし
甘くて美味しいとうもろこしですが、消化が悪いので食べすぎは厳禁です。柔らかく茹でたものを数粒程度なら問題ないので、季節の野菜を一緒に楽しむ程度にしておくのが良いです。
犬が食べすぎたらいけない夏野菜:枝豆
美味しくて犬にも良い栄養素が詰まっていますが、消化が悪いので与えすぎはNGです。
人間のおつまみとしても人気ですが、塩茹でされたものや塩がかかっているものは塩分が多すぎるのであげないようにします。
犬が食べすぎたらいけない夏野菜:みょうが
みょうがは少量なら与えても問題ないとされています。
ですが、生姜と同様に「血行促進や、体温を上げる効果がある」ので食べすぎた場合に下痢や嘔吐をしてしまう恐れがあるので注意します。
誤って大量に食べてしまった場合は、よく観察して動物病院を受診することをお勧めします。
◆犬が食べたらNGな夏野菜、要注意の夏野菜の例 ・ニラ(NG)、 ・みょうが(要注意)、 ・トマト(食べすぎ注意)、 ・きゅうり(食べすぎ注意)、 ・とうもろこし(食べすぎ注意)、 ・枝豆(食べすぎ注意)、
犬が食べたらNGな夏野菜、要注意の夏野菜などの例を挙げてきました。
これらの夏野菜をうっかり与えてしまっていないか・食べすぎていないかをよく観察して、愛犬の健康を保ってください。
関連記事:【ブッチ ドッグフード】の口コミ評判は?安全性を徹底検証②
まとめ
ここでは、「犬に与えてはいけない夏野菜や食べすぎるとよくない夏野菜」について判りやすくまとめてみました。
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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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