毎年のことですが、
季節の変わり目・・・ワンちゃん、元気がないのです・・・?
何が原因なのでしょうか?心配です・・・。
季節の変わり目に起こりやすい極端な気温の変化や環境の変化は、
犬の体調に影響を与えたりストレスをたまりやすくさせます。
犬も人と同じように、寒暖差によって体調を崩してしまうことがあります。
持病の有無、年齢、体格、普段の生活の仕方によっても
状況は違ってきますが、
寒暖差をあまり感じずに過ごしていけるように、
その季節ごとに合った対策をしていくことも大切です。
1年を通して快適に過ごせるように、愛犬の様子に気を配り、季節の変わり目でも元気に過ごせるようにしてあげられると良いですね。
ここでは、「季節の変わり目に『犬の体調不良』がよく見られるワケ!」等について判りやすくまとめてみました。
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️『季節の変わり目』に犬が体調を崩す理由
自律神経の乱れ
◆自律神経は、 ・心拍、 ・呼吸、 ・血液循環、 ・消化吸収、 ・・・などを、24時間コントロールして、体の機能を保ったり調節する働きを行っています。
気温差が激しいと、自律神経によるその調節が頻繁にかつ激しく行われることになり、乱れが生じやすくなります。
自律神経の働きが乱れると、食欲不振や便秘、下痢、冷えなど体調不良を起こすことがあります。
環境変化によるストレス
春は人間にとって、進学・就職・転勤など生活に大きな変化が生じる季節です。
他にも、5月や夏、9月、年末年始などには連休があってどこかへ出かけたり、来客があったり、
飼い主さんの生活リズムが普段と変わったりすることが多いでしょう。
そんな変化が犬を不安にさせていることもあります。
また、飼い主さんとしては特に目立った変化がないつもりでも、家族がなんとなくソワソワしていたり、落ち着きがない様子が続くと、
それが犬にとって不安を感じさせる原因となってしまうこともあります。
気候とは関係がなくても、飼い主さん家族にイベントがある時期や季節の変わり目に、
犬がストレスを感じたり生活が変化することによって体調不良を起こすこともあるのです。
水分不足
体内の水分は、パンティングや普段の呼吸、排尿や排便などで失われていきます。
常に、失われる量と体の状態に見合った水分を摂取する必要があります。
暑い時期に水分が不足しやすくなることはご存じだと思いますが、秋から冬にかけても充分に水を飲んでいるか気にしてあげる必要があります。
飲み水や食事から摂取する水分が不足すると、
体液が不足して老廃物の排出や様々の細胞機能、体の機能に悪影響を及ぼし、
水分の不足量が多くなると脱水状態となります。
️『季節の変わり目』に気を付けたい病気
気管支炎
犬の気管支炎の多くは、ウイルスや細菌によるもので、免疫力の低い子犬で多く見られます(ケンネルコフ)。
しかし、中年齢以降の犬で見られる慢性の気管支炎もあり、その場合には原因がよく分からないことが多くあります。
冬の乾燥した冷たい空気が喉や気管に入り込んで刺激となることや、汚染された空気、飼い主さんの喫煙などが関係している考えられるケースもあります。
◆気管支炎は気管支に炎症が起こる病気ですが、 ・肺炎はないか? ・心臓病はないか? ・二次感染は起きていないか? ・・・などによってどんな咳をするかは変わってきます。
慢性気管支炎では一般的に、何度も続けて乾いた咳をするのが2ヶ月以上続くのが特徴です。
胃腸炎
胃腸炎の代表的な症状は、嘔吐と下痢です。
寒暖差が激しいと、急激な気温の変化に体が適応できなくなり、自律神経の乱れによって消化器症状を引き起こすことがあります。
普段、食べ物を消化しその後排便を起こさせるには、自律神経が大きくかかわっているのです。
環境の変化によるストレスから消化器の働きに異常が生じ、下痢や嘔吐が見られることがあります。
炎症までは起こさなくても、なんとなく食欲がない、なんとなくムカムカする、ということもあるでしょう。
胃腸を休めたり粘膜を保護してあげる薬を飲み、安静に過ごしていると1〜3日で自然に治まることが多いです。
膀胱炎
細菌感染によって、膀胱の粘膜に炎症が起こる病気が膀胱炎です。
頻尿、血尿などの症状の他、痛みを伴って鳴き声をあげることもあります。
細菌によって尿がアルカリ性になるとストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結晶ができやすくなります。
動物病院では、尿検査とエコー検査などで診断を確定し、抗生物質を中心に治療を行います。
関節炎
高齢になって関節炎を持つ犬も多くいます。
適度な運動や環境の整備、痛みを和らげる薬や関節を保護するサプリメントなどで治療を行いますが、季節の変わり目や寒い時期に症状が悪化することがあります。
️体調を整えるための対策は?
乾燥対策、水分の積極的な摂取を心がける
空気の乾燥や寒さによって犬の皮膚や肉球が乾燥し過ぎることがあります。
部屋の加湿、保湿クリームを使った肉球ケアなどで犬の皮膚を乾燥から守りましょう。
◆夏は暑さによって、冬は空気の乾燥や暖房の使用によって水分が失われやすくなるため、 水分を積極的に摂取させる必要があります。 ・飲み水を頻繁に取り換えたり、 ・大きなボウルを使ったり、 ・ボトルではなくお皿から飲ませるようにしたり、 ・・・など、水を多く飲んでくれる工夫をします。
良質な栄養を摂取し、時にはサプリメントの利用も
犬の主要なエネルギー源の一つは「タンパク質」です。またタンパク質は、丈夫な骨、筋肉、艶のある被毛、その他体の様々な組織の材料となっています。
その様なタンパク質をはじめ、脂質や糖質、ビタミンやミネラルなどが愛犬の体格や体調、年齢などに合っている適切なフードを選び、普段から良質な栄養を摂取するようにしましょう。
慢性疾患や季節の変わり目にいつも調子を崩すことがあるような場合、フードや薬の他にサプリメントを利用するのも良いでしょう。
どんなサプリが良いか、どんな効果が望めるのか、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
適度な運動をする
冬に寒くて外に出るのが億劫になると散歩や運動量が減ってしまうことがあります。
犬自身は散歩に行きたくても飼い主さんが外に出たくないこともあるでしょうし、犬自身が外に出たがらないこともあります。
また暑い時期には、熱中症にならないために散歩を避けるべき時間が長く、思うように散歩や運動ができないこともあるでしょう。
そのような時期に運動不足になってしまうと、いざ気候が良くなってたくさん外に出られるようになった時に体がついていかなかったり、運動不足によってちょっと太ってしまうかもしれません。
気候によって散歩や運動が思うようにできない時期は、室内で積極的に遊んだり屋内のドッグランを利用するなどして、運動不足にならないように心がけると良いでしょう。
防寒対策を行う
体調が良くなかったり老犬の場合には、外に出る時に防寒対策として服を着せてあげた方が良いことがあります。服以外にも、冬の散歩の前には室内で遊んで体を温めてから出掛けるなど、できるだけ寒さによって体調を崩すことがないように工夫してあげると良いでしょう。
できるだけ生活パターンを崩さない
旅行や来客、家族構成の変化があった際も、できるだけ犬の生活パターンを崩さない工夫をしてあげましょう。
ペットホテルに預ける時も、いつものご飯やおやつ、ベッドを持参したり、来客があってもいつもと同じ時間に散歩に出かけたり、イベントがあってもいつもと同じ物を食べさせたり、
できるだけ犬が変化に対して不安を持ったり過度に興奮しないようにしてあげられると好いです。
マッサージする
マッサージでリンパ液の流れを良くすると、全身の血流が良くなって代謝が良くなるでしょう。マッサージするときは、まず飼い主自身が呼吸を整えてから始めると良いでしょう。
愛犬の様子を見ながら、手のひらで優しく揉みほぐします。
犬をリラックス状態へ導き、自然治癒力も高まるかもしれません。
犬に行えるマッサージはたくさんあり、詳しいやり方は書籍やインターネットで調べることができます。
犬も寒暖差で体調を崩すことがある
私たち人間は季節の変わり目などの急激な寒暖差によって体調を崩しがちになりますが、実は犬も同じように寒暖差による体調不良は起こります。
犬が体調不良になってしまう寒暖差の目安は、およそ7度前後の寒暖差と言われていて、大きな温度変化によって血圧の数値異常や血管の伸縮に異常をきたしてしまうことがあります。
特に「子犬・シニア犬・心臓疾患などの持病のある犬」は、免疫力が弱く寒暖差による体調不良が起こりやすいので、生活環境の温度には注意をしてあげる必要があります。
犬にとって快適な気温は約23〜26℃
犬が快適に生活を送ることの出来る気温は23℃程度と言われています。
意外に低い温度だと感じるかもしれませんが、一部の超短毛種を除いて犬は身体全体が被毛に覆われているため、私たちよりも常に1~2枚分多く洋服を着ているというイメージです。
このため、夏場にエアコンの効いている部屋で一緒に過ごしていた場合、薄着である私たちが快適と感じている室温では、犬は暑いと感じている可能性が高くなります。
特に、シニア犬の身体が冷えることは体調不良の原因になりやすいので、快適に生活出来る気温は少し高めの26℃前後になります。
ただし、心臓に疾患のある犬の場合には、シニア犬であっても心臓に負担をかけないためにも涼しく過ごせる24℃前後に保ってあげることがおすすめです。
愛犬のために生活の中の温度差を減らす工夫をしよう!
愛犬と暮らす飼い主さんは、室内の温度を調整するために冷暖房を使用する方が多いと思います。
外出の際やエアコン・暖房などの入っていない別の部屋へ移動する際には必ず温度差が生じ、この時の温度差が大きいと、犬の身体には多少なりとも負担がかかってしまいます。
この温度差を減らすことを心がけることで、犬は快適かつ健康的に過ごすことができます。
愛犬にとって寒暖差を減らす方法
ケージやベッド(寝床)を適切な場所に設置すること
まず気にかけて欲しいのが、愛犬が休む場所であるケージやベッドなど寝床を置く場所です。
窓際にケージを置いている飼い主さんが比較的多いようですが、窓がすぐ側にあることで、外気温の影響を受けやすくなってしまうので、あまりおすすめできません。
また、特に冬場は窓のわずかな隙間から冷気が入って夜間に底冷えするため、可能であれば窓からは1メートル程度離してケージやベッドを置いてあげてください。
どうしても窓際に設置する際は、ケージの周りをタオルなどで囲ってあげるなどの工夫が必要です。
他にも冷暖房の風が直接当たる場所は乾燥し過ぎてしまうだけでなく、身体が冷えすぎてしまいます。
乾燥や体の冷えは犬の健康にはあまりよくないので、ケージやベッドなどの設置場所を変更できないようであれば、同じようにタオルなどを利用して直接冷暖房の風が当たらないようにしてあげてください。
室内の換気で空気を入れ替えること
冷暖房を使用して室内が適温に保たれていると、居心地がよいのでついそのままの状態で長く過ごしてしまいがちです。
犬が快適に過ごす室温は大切なのですが、常に一定の温度の中に居続けてしまうと散歩で外に出た時に、些細な温度の変化に身体がついていくことができなくなってしまいます。
このため、室内は適温に保ちつつ、1時間に1回程度は外の新鮮な空気を取りこんで換気をすることで空気の入れ替えを行い、愛犬を外の気温に少し慣らすことも大切です。
愛犬のブラッシングをする習慣をつけること
愛犬のブラッシングをこまめに行うことで、いらない抜け毛が取り除かれます。
その結果、解かされた被毛と被毛の間に空気が入りこみ、
冬場であれば温められた空気が被毛と共に身体を温め、
夏場であれば無駄な被毛がなくなることで通気性がよくなります。
また、ブラッシングで皮膚を刺激することで、血行が良くなり新陳代謝も上がるメリットがあります。
その日の体調に気が付くきっかけにもなるので、愛犬のブラッシングはできれば毎日行いたいです。特に換毛期のブラッシングは欠かせません。
お散歩など外出前には外気に慣らす
室内の換気にも通ずることですが、散歩や外出の際には、適温に保たれている場所から出ることになります。
この時に急に外に出てしまうと、その温度差に犬の身体が驚いてしまい心臓などに負担がかかってしまう場合があります。
このため、外出前には冷暖房の効いていない廊下や玄関などで準備をする時間を少し取るなど、身体を少し慣らしてから出掛けるようにしてください。
特にシニア犬などは、この「慣らし」は健康維持のためにもとても大切になります。
さらには、冬場に人間にヒートショックと呼ばれる気温の変化で血圧が上下し、心臓や血管の病気が起こることがあるように、
犬もヒートショックによって呼吸困難やふらつき、意識障害などを起こす可能性があります。
特に冬場の気温が低い地域にお住まいの場合や心臓疾患などを持病がある犬の場合は注意が必要です。
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まとめ
ここでは、「季節の変わり目に『犬の体調不良』がよく見られるワケ!」について判りやすくまとめてみました。
ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの「季節の変わり目・体調不良」の問題解決のご参考にして下さい。
飼い主さんが病気を自己診断するためではなく、あくまでも獣医さんにワンちゃんの症状を説明するときの参考としてお読みください。
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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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