【ドッグフード】

本当に良いドッグフードの選び方とタイプ別おすすめフード

 

本当に良いドッグフードって他の商品となにが違うの?

たくさんあるなかで本当に良いドッグフードをどうやって探したらいいの?

近年ではたくさんのドッグフードがあるので、選択肢がたくさんありすぎて逆に、どれを選べば良いのか分からないという飼い主さんは多いのではないでしょうか?

実際、多くの飼い主さんは、愛犬にとって本当に良いかどうかは分からないけど、今与えているドッグフードを嫌がらずに食べているから・・・・という理由で同じドッグフードを選んでいる飼い主さんも少なくありません。

もちろん、愛犬自身が気に入っているものを選ぶことは間違いだとは言いませんが、愛犬の健康や安全を気にしてあげられるのは飼い主さんだけですので、なるべく愛犬に合ったドッグフードを選びたいと思う飼い主さんも多いでしょう。

この記事では、「うちのワンちゃんに本当に良いドッグフードをあげたい」と考える飼い主さんのために、ドッグフードの選び方を解説します。

本当に好いドッグフードを選ぶ4つのポイント

まずは、本当に良いドッグフードを選ぶためのポイントを4点紹介します。

4つのポイントに共通するのは、「本当に良い」のは個々の犬によって異なるという点です。

従って、ご自身の愛犬のことをイメージしながら読み進めていただくと、この章の内容がとても大きなヒントになるのではないかと思います。


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年齢に適したドックフード

最初に重視したいのは、年齢に合ったドッグフードを選ぶことです。

ドッグフードは、基本的に年齢別・ライフステージ別(子犬・成犬・シニア)に販売されているので、多くの飼い主さんは年齢に応じたドッグフードがあるということはご存じと思います。

この年齢に合ったドッグフードを選ぶということが、愛犬の健康や栄養摂取を考えたときに非常に重要な意味を持ちます。

ドッグフードは、成犬(1歳~7歳頃)をベースに商品開発されます。

成犬になる時期は、大型犬ほど遅く(24ヵ月ごろ)、小型犬ほど早い(12ヵ月ごろ)という傾向があります。

そして、体が出来上がるまでの子犬の時期(成長期)は、成長のためにたんぱく質・脂肪・カルシウムなどの多くの栄養素が必要です。

一度に少ししか食べられないので、エネルギーも栄養素もたくさん必要になります。

少量で効率よく消化・吸収できるドッグフードがおすすめです。

反対に7歳以上のシニア犬(高齢期)は、活動量や基礎代謝の低下に応じたエネルギー量をコントロールが重要になります。

食欲や消化・吸収能力が衰えるシニア犬(高齢期)には、エネルギー効率がよく消化・吸収できるドッグフードがおすすめです。

上述の通り、ドッグフードはライフステージ別にパッケージが異なるため、商品を選ぶ際に自身の愛犬のステージに合ったものをきちんと選べば問題ありません。

子犬 →成犬、成犬→シニアのペットフードの切り替え時期は、急な切り替えをしようとすると愛犬がフードの違いに警戒したり、消化不良を起こしたりしてしまうことがあります。

そのため、 1~2週間ほどかけて徐々に新しいフードの量を増やしていき、段階的におこなう必要があります。

とくに高齢期や腎臓病・心臓病の場合には獣医師の指導に従ってゆっくり切り替えます。

目的に適したドックフード

愛犬の状態や状況によっては、目的に適したドッグフード選びが必要な場合もあります。具体例を紹介します。

  • 肥満が気になっていて、ダイエットをさせたい→ダイエット用フード
  • 避妊・去勢手術後太りにくくさせたい→避妊・去勢後用フード
  • 腸に負担をかけないドッグフードを与えたい→腸内環境に配慮したドッグフード
  • 添加物が少なく、安全に配慮されたドッグフードを与えたい→無添加のドッグフード
  • 口臭や体臭が気になっている→口臭や体臭に配慮したドッグフード

これらの目的別のドッグフードは、予防を目的とする場合と治療・改善を目的とする場合があります。

特に、治療・予防を目的とする場合には、動物病院の先生から指示やアドバイスを聞いてドッグフードを選ぶことも大切です。

個々の好みに合ったドックフード

普段のドッグフードを美味しく食べられれば、ワンちゃんにとって食事がとても楽しみなイベントになります。

幸い、犬は人間のようにおいしさを感じる器官をもっており、おいしいと感じれば食いつきがよくなります。(ただし、味覚の内容は人間とは少し異なっており、犬は味・におい・食感においしさを感じる動物です)。

ただし、高価なもの=おいしいとは限らないため、愛犬にとってどのドッグフードがおいしいのかを知るためには、ごはんを与えたときの反応をチェックする必要があります。

また、とても食いつきがよいドッグフードでも嗜好性が強く栄養が低いものの場合、愛犬の健康面でのデメリットが大きいため、頼り過ぎないようにしましょう。

水分量の違いによる特徴を意識したドックフード

ドッグフードは、水分量の違いによって特徴が異なります。

ドライフードとウェットフードのどちらを選ぶかによって保存性や栄養なども大きく異なるためです。

水分量の違いによる特徴を簡単に紹介すると以下のようになります。

・ドライフード ※水分量10%以下

効率よくバランスに優れた栄養が摂取できるというメリットはありますが、軽くて持ち運びやすい反面、湿度を含んでしまうとカビが発生してしまうリスクがあるなど、保存性の面ではウェットフードよりも劣ります。比較的経済的なフードです。

・ウェットフード(缶詰・レトルトパウチ) ※水分量75%程度

保存性を高めるために殺菌処理がされています。保存性はドライフードより優れていますが、一旦開封してしまうと保存がききません 。嗜好性が高く作られていますが、ウェットフードのみでは毎日の栄養を賄うのが難しく、ドライフードや手作り食との併用が基本です。食欲低下時に効果的です。

また、ドライフードやウェットフードの中間的な位置づけとして、水分量25~35%のソフトドライのドッグフードもあります。ドッグフードの水分量の違いは、愛犬の水分摂取の観点からもとても大切です。

本当に好いドッグフードの選び方

この章では本当に良いドッグフードをどのように選べばよいの?という疑問についてお答えします。


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ここで紹介するポイントは4点です。

ワンちゃんにピッタリのドッグフードを探せるよう、ぜひチェックしてください。

メーカーのホームページをチェックする

ドッグフードメーカーのホームページをチェックして、商品のキャッチコピーや特徴をチェックしましょう。

商品の特徴が分かりやすく記載されているので、愛犬に合いそうかどうかの目安になることは間違いありません。

また、ドッグフードメーカーとしての実績(歴史や販売数など)など販売店としての実績をチェックすることで、メーカーの信頼性をチェックすることができます。

原材料表示をチェックする

ドッグフードの原材料表示も非常に大切です。

ポイントは、次の4点です。

・1番目と2番目にどのような原材料が記載されているのかをチェック

原材料表示は、分量の多いものから記載するというルールがあるため、1番目・2番目に書かれているものが主原料です。

・食品添加物をチェック

人工の添加物・保存料・酸化防止剤などに、何が利用されているのかをチェックしましょう。特に安いドッグフードには、健康への悪影響が大きい添加物が使用されている可能性があります。

・アレルギー物質が含まれているかをチェック

アレルギー反応が生じると、皮膚炎を始めとしたトラブルや不調を引き起こしてしまいます。食物アレルギーがある場合は、アレルゲンを排除したドッグフードを用意することが理想的です。新奇タンパクやグレインフリーなど、アレルギーが起こりにくいタンパク質のフードやアレルゲンとして多く報告されている原材料などを排除したフードがあります。

・穀物類を多く含んでいるドッグフードは避ける

犬は肉食に近い雑食であるため、穀物をうまく消化できないことがあるため、穀物類は少ない方が理想的です。一般的なドッグフードに含まれる穀物の炭水化物は過熱でアルファ化(消化されやすい構造に変化)していて問題なく消化されます。

ドッグフードの原材料について、より詳しく下記の記事でご紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

ドッグフードの原材料を完全解説|安全・安心なフードの選び方

食いつきをキチンと確認・・・する

特に、ごはんを新しいものに変更したときには、食いつきをきちんとチェックしましょう。

味覚は、犬によってそれぞれ個体差があるので、おいしいと感じているかどうかは、食いつきを見て判断することが大切です。

栄養バランスに優れており、なおかつ食いつきの良いドッグフードであれば、健康の面でも楽しみの面でも理想的であると言えます。

獣医師に相談する

困ったときには、専門家である獣医師に相談するのも効果的です。

特に体調面や年齢などの面で不安を感じている方は、獣医師の先生から直接アドバイスを受けることで、安心感にもつながります。

ステージ別に選ぶ本当に好いドッグフード・・・とは?

これまでご紹介したドッグフードの選び方を踏まえて、最後に本当に良いドッグフードを5点紹介します。悩みやライフステージ別に解説するので、ぜひ参考にしてください。


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成長期の子犬におススメのドックフード

成長期である子犬の時期には、成長のための栄養が特に必要ですが、胃が小さく少しずつしか食べられないので、少量で効率よくエネルギーとなる栄養がしっかりと詰まったドッグフードが理想的です。

また、小粒で食べやすく消化吸収のしやすいドッグフードであることも大切な要素です。

定期的に体重を測り、給与量の目安などを参考にフードの量を適切に増やしていきましょう。

子犬用から成犬用への切り替え時期は、犬種によって異なるのでパッケージを参考にして切り替えのタイミングを計りましょう。

成犬期におススメのドックフード

成犬はドッグフードを作る際に、基準となる時期です。健康を維持し、長生きできる体調を整えるには、必要な栄養素がバランス良く配合され、毎日の健康維持をサポートしてくれるドッグフードが必要です。

特段、病気や肥満などの事情がなければベーシックなドッグフードの中から原材料や栄養バランス、価格面などを考慮して選ぶとよいでしょう。

また、子犬用のドッグフードからの切り替えを考えるときには、子犬の時期に使用していたドッグフードと同じメーカーの物を選んだり、同じフレーバーの物(例えば同じチキン味など)を選んだりするなどが効果的です。

シニア期におススメのドックフード

シニアの時期には、以下の3点を意識すると良いでしょう。

  • オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などの良質な脂質を配合している(関節炎・皮膚炎の緩和に効果的であるため)
  • 適切なたんぱく質(高たんぱくのものは腎臓に負荷がかかってしまうため)
  • グルコサミンやコンドロイチンなど関節に優しい成分が配合されている

シニア用フードの中でも、特にこれらのポイントを意識することで、愛犬が元気に長生きできるようにサポートすることができます。

ダイエットにおススメのドックフード

愛犬の肥満が気になっている方は、獣医師の指示・アドバイスに基づいてフードを選ぶのが理想的です。

将来的な健康にも大きくかかわってくるので、専門家のアドバイスを聞いてドッグフードを選びましょう。

そんな中、特におすすめをしたいのはウェットフードの活用です。ウェットフードのカロリーは、ドライフードの3分の1ほどです。

また、水分が多くかさが増えるので満腹感を感じやすいため、ダイエットにはとても効果的です。

ただし、ウェットフードだけでは必要な栄養素が賄えなかったり、ごはん代が高くついたりするので、ドライフードと併用する方が大半ですが、選択肢の一つとしてウェットフードがあることを知っておくと良いでしょう。

食欲がない時におススメのドックフード

愛犬の食欲が優れない時には、普段以上に「おいしさ」を意識しましょう。

また、食欲を刺激するため香りが強いウェットフードはおすすめです。

美味しいドッグフードの条件は次の3点です。

  • 良質な脂が使用されている
  • 動物性のたんぱく質の配合量が多い
  • 風味の良いフード

ただし、食欲不振の原因が味覚だけの問題とは一概に言い切れません。

ごはんを変えても食欲が出ない、高齢に差し掛かっている、24時間以上何も口にしないなどのときは、獣医師に相談して専門的な指示・アドバイスを受けるようにしましょう。

まとめ

ドッグフードの機能性や味のバリエーションが増え、厳選された素材のものを愛犬に食べさせたい飼い主さんのこだわりなどに応えるものなどさまざまな商品から愛犬がおいしく食べてくれるものを選ぶのはとても大変な時代になりました。

本当に良いドッグフードは、まず個々の愛犬にとってそれぞれ異なることを理解することが大切です。

まず最優先すべきことは、愛犬の健康状態にあった、栄養バランスが適切なフードを与えることです。

愛犬が美味しいと感じているかどうか?
将来の健康に良いのかどうか?・・・は、

ていねいに愛犬を観察したりきちんと知識を持っていなかったりしないと判断できない部分もあるので、この記事を参考にしていただけたら幸いです。


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