ペットとして犬は歴史もある人気の動物です。「犬を飼うのが夢!」という方も多いです。しかし、悲しいことに「犬を飼わなければよかった・・・」と後悔する方も少なくありません。
言葉が喋れない犬の命を預かるわけですから、飼い主さんがやらなければならないことがたくさんあり、負担が重荷になってしまうのです。
犬との生活は楽しいことももちろんありますが、なるべく具体的に生活を想像すると良いでしょう。
ここでは、「子犬を初めて迎える飼い主さんが覚えておきたい10のこと」をまとめました。
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子犬を迎える時に覚えておきたい10のこと!
子犬を初めて迎えたら覚えておきたい10のことをご紹介します。
仮に子犬ではなく、保護犬や比較的成犬になったワンちゃんを迎えた飼い主さんでも、子犬同様当てはまる項目もあるため、是非ご参考にしてください。
子犬を迎え入れる準備は済ませておく
一般社団法人ペットフード協会が行った『全国犬猫飼育実態調査』では、現在でも50.9%の人が子犬をペットショップから迎え入れているデータが報告されておりますが、
こういった場合に注意が必要なのが、衝動買いによる準備不足です。
子犬を迎え入れる前に、最低でもサークルやクレート内に、食器、トイレ、おもちゃなどは用意し、食事や寝床となるところとは別に、出来るだけ距離を取った場所にトイレを確保しておきます。
子犬を迎える時間帯は午前中に
新しい環境に慣れるまでの時間や万が一異変が起こってしまっても、動物病院で対応できるようにするためにも、子犬を初めて迎え入れる時の時間帯は、午前中に迎えるのが理想的です。
子犬の状態や性格などにもよるところはありますが、
特に初日などは緊張によってご飯を食べないことも珍しくないため、
その結果として低血糖などを招いてしまう場合があります。
子犬にとって低血糖になる状態というのはとても危険を伴う状態なので、そういった観点からも、子犬を引き取りに行く時間帯は午前中にするように心掛けます。
子犬を構い過ぎないで
上記でもお伝えしましたが、子犬を初めて家族として迎えた初日から1週間は、構い過ぎないように注意します。
特にお子さんが居るご家庭だと、どうしても子犬と遊びたくて仕方ない!といったことも珍しくないと思いますが、
子犬の状態というのは一見大丈夫そうに見えて、案外無理をしている場合も少なくありません。
子犬は一日に18時間以上の睡眠が必要とされているため、休息を取らせるためにも、
お子さんたちが居るご家庭で初めて子犬を迎えた時には、せめて初日だけでもいいので、
構いたくなる気持ちをグッと堪えて子犬が安心できそうな静かな場所で見守ってあげてください。
子犬とスキンシップを取る
構い過ぎは良くないけれども、大して構わないというのも問題です。
スキンシップは家族となった子犬と触れ合える大切なツールの一つなので、構い過ぎは良くありませんが、適度に遊んであげたり、話しかけてあげたり、
その際に部屋の中を探検させてあげたりして、子犬と触れ合ってあげます。
標準的なドッグフードの食べさせ方
最初の1ヵ月間は、ブリーダーのところで食べていたフードを継続して与えるようにしてください。
(今まで食べていたフードを、子犬と一緒につけてもらうのがベストです。)
劇的に環境が変わりますので、せめて食べるものぐらいは同じものを与えて欲しいからです。
また、急な食事の変化は、子犬のゲリの原因にもなります。
1ヵ月経過し、環境に慣れてきましたら、お好きな銘柄に変えていただいて大丈夫です。
長生きさせたいのであれば、安全な自然素材系のドッグフードに変えていくことをおすすめします。
変える場合は一気に変えるのではなく、新しいフードも混ぜながら徐々に変えていきます。
ウェットフードは歯槽膿漏になりやすいため、できればドライフードを与え続けてください。
決して人間の食べ物を、与えないようにしてください。寿命を縮める原因となります。
標準的な食べさせ方
・お湯で15分ぐらいふやかしてから、つぶして、かき混ぜて、冷まして食べさせます。
量は最初に食べ切った量を基準に徐々に増やしていきます。(最初は多目に与えてください)
ふやかした状態で子犬の頭半分が、1日に与える量の目安です。
これを、1日にあげる回数(2回~3回)で割ったものが、1回に与える量です。
あとはウンチの状態と、お肉のつき方で調整をしていきます。
(ご飯を食べ過ぎるとウンチが柔らかくなります。
また背中や胸の肉のつき具合から、肥満度を判断します。)
生後90日まではドライフードをお湯でふやかしたものを与えてください。
生後90日~120日の間はお湯の量を徐々に減らして、ドライ状態に近づけていきます。
生後120日以降(歯が生えてきた頃)には完全にカリカリのドライフードのみに切り替えます。
カリカリに切り替えたときはいつでも新鮮な水を飲めるように配慮してあげてください。
ふやかしたものをあげているうちは、あまり水を飲まなくても心配はいりません。
・1日の回数は2回~3回
(1日の食べる量は決まっているので、それを何回かに分けて与えるということです)
生後半年くらいまでは、できたら3回に分けて与えるほうがベターです。
昼間留守にされる方が3回与える場合は、朝出かける前、夕方帰ってきてから、
夜お休みになる前、といった感じで3回に分けていただければ大丈夫です。
食事の時間を決める必要はまったくありません。
ワンちゃんに合わせるのではなく、人間の生活にワンちゃんを合わせるようにしてください。
時間通りに与えていると、体内時計ができあがり、ぴったりその時間で吠えるようになります。
夏場は食べ残しをいつまでも放置しておくと痛む(腐敗)ので注意です。
夏に限らず、30分ほどして食べないようであれば、食器は片付けてください。
・生後半年ほどすると、食欲が落ちたり、ぜんぜん食べなくなったりすることがあります。
夏ばてや、単純に体調不良のこともあるのですが、
このときに心配してフードを何回も変えたりすると、一時的には食いつきは良くなっても、
いろいろ食べたことでグルメになってしまい、 余計食べない犬になってしまいますので注意です。
基本的に犬は同じものを食べ続けても飽きるということはありません。
・水は新鮮な水道水を与えてください。
水道水が気になる方は、ブリタ等の浄水器でろ過したものを用いるのが良いです。
(ミネラルウォーターの中でも硬水は、その成分によって尿結石を引き起こしやすいので要注意です)
・決して牛乳は与えないでください。消化できない成分が入っておりゲリの原因になります。
実際はゲリの原因となる乳糖を分解できる酵素を、生まれつき持った子犬もいますが、
見た目で判断できないので与えないようにしてください。
環境に慣れさせる
子犬を初めて迎えたら、環境に慣れるためにも特別なしつけなどは基本的にすることなく、落ち着いた生活を送れるように、愛犬が自由に出来るスペースを作った上で、
快適な環境室温や環境湿度などに気を付けましょう。
春先であれば湿度についてはそこまで心配はないかもしれませんが、室温については朝晩と日中の気温差で子犬が体調を崩してしまう可能性があるので、湿度については大体40%~60%の間で維持して、
室温については大体20℃~25℃の間で環境を保ってあげるのが良いでしょう。
家の中の危険物には注意してください。
子犬は好奇心旺盛でいろいろな物に興味を持ちます。
気になるものがあると、とりあえずカミカミ、小さいものだとゴクンと一飲みすることも。。。
かじられたくないもの、間違って飲み込みそうなものは、
手の届かない場所に移動しておいてください。
どこの家庭にもあるもので、特に注意が必要なのが電気コードです。
最悪の場合ワンちゃんは感電死、漏電で家屋が火事になるという場合もありえます。
他に、観葉植物、タマネギ、チョコレートなどはかじられないように細心の注意を払ってください。
特にタマネギなどは少量でも食べると中毒症状をおこし、死にいたる場合があります。
事故を防止する意味からも、留守等で人間の目が行き届かないときは、
できるだけサークルやケージの中に入れて、お留守番をさせるようにしてください。
トイレのしつけは迎え入れたその日が開始日です。
生後2ヵ月ちょっとの子犬は、人間にすると3歳前後といわれています。
人間でもこの時期、トイレに100%成功する子のほうが逆に珍しいですよね?
子犬も同じで、トイレについては、迎え入れてからも継続して教えてあげる必要があります。
寝床は狭くても構わないので、最初のうちは広めにトイレのスペースを取るようにしてください。
サークルやケージの中にトイレを設置する場合は、寝床以外の全面にトイレシートを敷き詰め、
寝床からちょっとでも動いたら、もうトイレというくらいで問題ないです。
こうすることにより、シートにする確率が増えますので、成功したらその場でほめてあげます。
成功するごとに、トイレのスペースを減らしていき、最終的にはシート1枚分に収束します。
トイレの成功をほめるのは、その場でないと意味がありません。
タイミング的には、起きてすぐ、運動してすぐ、食べ終わった後すぐが、トイレの確率が高いので、
そのタイミングで子犬を用意したトイレに連れて行き、成功したらその場でほめてあげます。
トイレに失敗した時は絶対にしかってはだめです!無視して片づけるようにしてください。
ウンチやおしっこの行為自体をしかられているんだって勘違いするワンちゃんが多いからです。
下手にしかると、隠れてトイレをするようになり、余計覚えが悪くなってしまいます。
トイレはすぐに覚える子もいれば、半年以上たっても失敗する子もいます。
決してあきらめないでください。
あなたがあきらめない限り、必ずできるようになります。
※関連記事:ご存知ですか?夏場にブッチが選ばれる5つの理由を徹底解説!!
子犬の留守番は出来るだけ1週間後から
どうしても出掛けなければならない用事が出来てしまった場合には、代わりに面倒を見てくれる人に頼むか、時間が許すのであれば迎え始めて1週間のうちに屋内で飼い主さんが別の部屋に行って
最初は5分子犬を一人にするという形の疑似お留守番をさせるのも良いでしょう。
念のため子犬の検便や健康診断をしておく
初めて子犬を迎える飼い主さんにとっては、動物病院選びについても分からないことだらけかもしれませんが、
保護施設から迎え入れた子犬については特に虫下しをしていてもその後また寄生虫が発見される場合もあるので、
早い内から動物病院を探しておいて、検便だけでも状態を見てもらうと安心です。
生後91日を過ぎたら30日以内に子犬の登録及び狂犬病予防注射を受ける
子犬を迎えるにあたり、必ず覚えておきたいことの中に、
「犬を取得してから30日以内、または子犬が生後90日以内の場合、
90日を経過した日から30日以内に各自治体に登録をする」
という項目があります。
これは、狂犬病予防法と言われる法律で義務付けされている事であり、一生に一度登録を済ませる必要があります。
また、この登録を行うと同時に犬の鑑札が交付され、年に一回の狂犬病予防注射の義務も必要になります。
ただし、市区町村によっては令和4年6月1日より動物取扱業者へのマイクロチップ装着が義務付け(飼い主さんは努力義務)されたため、迎えた時すでに装着されている場合には交付されない場合もあります。
『 子犬を迎えて最初の日から1週間は無視 』つてなに?
子犬を家族に迎えようと思った際、よく耳にする『 最初の1週間は無視してください 』という言葉。こんな言い方をされてしまうと、せっかく「 この子と新しい生活が始まる! 」と思ったのに、ガッカリしてしまいますよね。
けれどこの言葉の真意というのは、『 子犬にとって最初の1週間はとても重要なので環境に慣れさせるためにも構い過ぎはNG 』という考えから来ているものです。
そのため結論から言えば、子犬を新たに迎えた場合、迎えた1週間を無視する必要もなければ、構ってもいけないという訳では決してありません。
とはいえ、子犬というのは、それまでペットショップやブリーダー、保護施設にいることに慣れていたため、新しく可愛がってくれる家族が出来た環境はとても素晴らしいことでも、
そこから全く知らない環境に身を置くことは、とてもストレスになってしまいます。
子犬にとっての迎え入れ最初の1週間という時期は、体調の変化であったり、病気の有無であったり、迎え入れ先で言われた内容とは異なることが起こってしまうことも少なくなく、
最悪は迎え入れてすぐ亡くなってしまう事例も実際に起こっているため、子犬を初めて迎えた際には、『 無視をする必要性はないけれど、構い過ぎるのはNG 』という意識は、
子犬を家族に迎え入れる前から心掛けておきます。
まとめ
ここでは、「犬を初めて迎える飼い主さんが覚えておきたい10のこと」について判りやすくまとめてみました。
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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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