夏は、愛犬と一緒に水遊びの計画を立てている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
暑い季節は愛犬とプールや川などで水遊びをする方も多いですよね。愛犬と楽しく水遊びをするためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
リスクやマナーなどについても知っておく必要があります。
今回は、海、川、プールなどでの水遊びの楽しみ方や注意点をはじめ、愛犬の水遊びデビューに役立つ方法や、水遊びに役立つアイテムなど「愛犬と安全に水遊びを楽しむための注意点」等について
判りやすくまとめてみました。
水遊びは、犬の健康に効果的あり?
全身運動およびストレスの解消
水泳は、本来備わっている自然環境での運動能力を遊びながら発揮することができ、また日常生活ではあまり使われない筋肉を使うため、陸上での運動とは違った運動効果が期待できます。
また、体を動かしてエネルギーを発散することは、犬のストレス解消にも役立ちます。
ダイエットやリハビリ効果
水中では水の抵抗によって体に負荷がかかるため、陸上での運動よりもエネルギー消費率が高く、ダイエット効果が期待できます。
また、浮力のおかげで腰や四肢の関節にかかる負担が軽減されるので、関節に不安を抱える犬にはリハビリ効果も期待できます。
犬と水遊びに出かけるときに気をつけること
暑い季節は愛犬に水遊びをさせてあげたいという飼い主さんもいると思います。犬と水遊びに出かけるときには、次のことに注意してください。
犬によっては泳ぐことが苦手なコもいます。泳ぎが苦手なコを急に水の中に入れてしまうとパニックになって、水を飲み過ぎてしまったり、周りの人を引っ掻いたり噛んでしまうこともあります。
そのため、愛犬の経験値などをよくみて水遊びをする場所を選ぶことが重要です。
愛犬と水遊びに出かける際はマナーを守ろう
川などの人が集まる場所で愛犬と水遊びをする場合、水の中では犬も予想していない状況に突然なってしまうケースがあります。
そういったときに、普段はとても大人しいワンちゃでもパニックになって周りの人に危害を加えてしまうことも考えられます。
そうでなくとも犬が苦手な方もいるため、川遊びの際は愛犬にリードを装着し、周りの人たちとしっかりと距離を取るようにします。
愛犬と初めて川遊びをする場合の注意点
初めて愛犬に水遊びをさせる場合は、浅く、流れのないような場所で水と触れ合うことに慣れてもらうことを目的に楽しまれるとよいです。
愛犬にはきちんとリードを装着し、怪我予防のシューズや犬用ライフジャケットなども、安全対策として取り入れます。
川などは水深が浅くても急に流れが速くなる場所があるなど危険もあります。
このため、ドッグプールなどの犬が遊べる施設を利用できるとよいです。
泳げない犬、泳ぎが苦手な犬種、お宅のワンちゃんは大丈夫?
犬も溺れることがある?
“犬かき” という言葉があるくらいなので、すべての犬が生まれながらにして泳げると考えてしまいがちですが、実は、泳ぎ方を教えなけえれば上手に泳げるようにならない犬もいます。
四肢が短いといった身体的要因や、水が怖いといった心的要因など、原因はさまざまです。
泳げない犬をいきなり背の立たない深いプールなどに入れてしまうと、パニックを起こして溺れてしまう可能性があります。
泳ぎが苦手な犬種
「ダックスフンド」など四肢の短い犬種は、水中でうまく手足を動かすことができず、
「フレンチ・ブルドッグ」「パグ」など短頭種は鼻や口から水が入りやすいため、泳ぎには不向きな犬種といわれています。
「柴犬などの日本犬」は水を苦手とする事が多く泳ぎも不得意です。
「ビーグル」「ウィペット」などの犬種も水中での動きは不得意とされています。
水遊びデビューは、愛犬を水に慣れさせてから
愛犬の水への反応を見よう
せっかく水遊びに出かけても、愛犬が水を怖がって水に入ってくれないなんてこともあります。
嫌がる愛犬を無理やり水に入れてしまうと、「水=恐ろしいもの」と認識してしまい、二度と水遊びをしてくれなくなってしまう可能性があります。
そのため、愛犬を水遊びデビューさせる際には、まず、愛犬が水に対してどのような反応を見せるか、事前に確認しておくことが大切です。
雨の日のお散歩や家でのシャンプー時に見せる愛犬の水への反応をよく観察しておきます。
家でもできることから始めよう
愛犬が水を怖がるようなそぶりを見せる場合は、家の庭やバルコニーなどを利用して、段階的に水に慣らすようにしましょう。
■家でもできること ステップ 1
地面に小さな水たまりのようなものを作って、その上を歩かせてみます。問題なく歩いてくれるようなら、次にジョウロなどを使って手足にやさしく水をかけ、大丈夫なようなら体にも水をかけてみてください。
■家でもできること ステップ 2
子ども用のビニールプールなどを用意して、犬の足先だけが浸かるくらいの深さに水をため、その中に犬を立たせてみてください。怖がらないようなら、時間をかけて徐々に水位を上げてみましょう。
念のため、犬の胸のあたりが浸かるくらいの水位で止めておきます。
ステップ1、2ともに、おもちゃなどを使って遊びながら試してみるのがおすすめです。「水遊び=楽しいこと」と思わせることが大切です。
ひとつクリアするごとにしっかりほめてあげることも忘れないでください。
「水遊びをしてもOKか?」獣医師に確認が必要な犬もいる
かかりつけの獣医さんに愛犬が水遊びをしても大丈夫かを確認した方がよいケースもあります。
水遊びは、犬が陸上で走るよりも関節などへの負担も少なく、シニア犬にも優しい運動といえます。
しかし、呼吸器や循環器の疾患のあるワンちゃんでは、運動そのものが危険なケースもあります。
既往症があるワンちゃんの場合は、かかりつけの先生に水遊びをしてもOKか許可を確実に取っておくようにします。
愛犬とドッグプールや川などに出かける際は、マナーを守って安全に水遊びを楽しんで下さい。
愛犬との水遊び・・・どこへ行きますか?
背の立たないようなところで泳ぐことが好きな犬、浅瀬でのおもちゃを使った遊びが好きな犬、ホースから出る水を追いかけるのが好きな犬など、水遊びの好みはいろいろです。
愛犬が水に慣れてきたら、愛犬に合った遊び方を探して、一緒に水遊びを楽しんで下さい。
海
泳ぐことはもちろん、波打際で波と戯れたりする水遊びのほか、砂浜でのフライングディスクやボール遊びなど、海での遊び方は多彩。
サーフィンやSUP(サップ)といったマリンスポーツを愛犬と一緒に楽しむこともできます。
海での水遊びで注意したいポイント
・犬が入っても大丈夫なエリアかどうか、必ず事前に確認しておきます。
・リード装着の規則を守り、他の人々に迷惑をかけないようにしましょう。
・泳ぎが得意な犬であっても、ライフジャケットを着用させます。
・脱水の原因になる場合もあるので、できるだけ海水を飲ませないようにします。
・熱中症対策は万全にしましょう。日差しをさえぎる工夫も忘れずに。
・ゴミや腐った食べ物の誤飲をしないよう、浜辺では目を離さないようにします。
・毛に海水や砂をつけたままにしていると、皮膚炎を起こし兼ねないので、
なるべく早く真水で洗い流します。
川
日本には多くの川があり、水遊びスポットとしてはとても身近な場所といえます。
川では、流れの緩やかな場所での泳ぎや、流れのある場所での川下りなどを楽しむことができます。
場所によってはカヌーを使った遊びができるところもあります。
川での水遊びで注意したいポイント
・犬が入っても大丈夫なエリアかどうか、必ず事前に確認しておきます。
・リード装着の規則を守り、他の人々に迷惑をかけないようにします。
・あらかじめノミ、ダニの予防を行っておきます。
・流れの急なところでは、ライフジャケットを着用させます。
・熱中症対策は万全にします。
プール
水慣れしてまだ間もない犬には、犬専用のプールでの水遊びがおススメです。
プールは自然のフィールドに比べて危険が少ないので、安心して愛犬を遊ばせることができます。
関節に不安を抱える犬の場合は、リハビリのためにプールを利用することもできます。
プールでの水遊びで注意したいポイント
・事前にブラッシングするなど、体を清潔にしてからプールに入ります。
・リード装着の規則を守り、他の人々に迷惑をかけないようにします。
・プールサイドでの排泄は原則NG。遊びの前に必ずトイレを済ませておきます。
・屋外プールを利用する際は、熱中症対策を万全にします。
家での水遊び
もっとも手軽に、気兼ねなくできるのが自宅での水遊び。犬用プールや子ども用プールはもちろん、浴槽をプールとして代用することもできます。また、ホースや水鉄砲を使った水遊びが好きな犬もいるので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。
家での水遊びで注意したいポイント
・気温が下がる夕方までには遊びを切り上げるようにします。
・こまめに休憩を入れながら遊ぶようにします。
・庭やベランダで水遊びをする際は、熱中症対策を万全にします。
愛犬との水遊びで注意したいこと
犬の健康にも効果が期待できる水遊びですが、同時に、犬の水遊びにはリスクも伴います。特に、水から上がったあとのトラブルが多いので注意します。
熱中症
「水遊びでは冷たい水に入るのだから、熱中症の心配はない」と思われがちですが、夏の日差しは思っている以上に強いため、長時間、日なたにいると熱中症になってしまう危険性があります。
意識して水分補給をさせ、こまめに日陰で休憩させます。
低体温症
犬も人間と同様、長時間冷たい水の中にいると、体温が下がり低体温症になる可能性があります。
水遊び中に急に愛犬の元気がなくなったり、激しく震え出したりしたら要注意。低体温症を放置してしまうと、命にかかわるケースもあります。
長時間水の中で遊ばせることを避け、水から上がったらなるべく早くタオルなどで体を拭くようにします。
持病をもっている犬 心臓病や呼吸器疾患、甲状腺機能低下症をもっている犬は心肺機能が低下しており水遊びや体温の変化に体がついていけず症状が悪化する事がありますのでご注意ください。
水中毒
水中毒とは、大量の水を飲んだことによって起こる中毒症状で、低ナトリウム血症や痙攣の症状を生じます。重症の場合は、昏睡状態に陥ってしまったり、最悪、命にかかわりかねません。
普通の生活をしていれば水中毒になるほど水を飲みすぎることはありませんが、ボールなど物を加えた状態で泳いでいると、口から水が入ってきて大量の水を飲んでしまうこともあります。
水中毒を防ぐには、水を飲ませ過ぎないことしかありません。ワンちゃんの様子をよく観察しながら水遊びをするようにします。
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まとめ
ここでは、「愛犬と安全に水遊びを楽しむための注意点」について判りやすくまとめてみました。
ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの「安全に水遊び」の問題解決のご参考にして下さい。
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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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