果物を食べていると、愛犬が目をキラキラと輝かせながら果物を見つめていることはありませんか?
犬は天然の「甘み」を好む傾向にあり、そんな犬にとって果物はご馳走です。
実際に果物が好きな犬は多く、
適量であれば健康をサポートしてくれる働きも期待できます。
しかし、人間が食べられる果物なら犬も大丈夫というわけではなく、
犬の命に係わるような食べてはダメな果物も存在しているのです。
果物は大半が水分なので、与えても問題ないものもあります。
種や薄皮など、果物によって気をつけたい部位や、絶対に与えてはいけない果物もあるので、注意してください。
ここでは、「果物ごとに犬に与える際の注意点」等を解説します。
ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
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バナナ・・・整腸作用ですっきり。エネルギー補給にも
整腸作用ですっきり。エネルギー補給にも
カリウム、マグネシウムが豊富なバナナ。カリウムは細胞を活性化させ、筋肉の収縮や腸の運動を助けます。愛犬が疲れ気味のときや、便秘気味のときに与えてみてはいかが?
犬が食べてOKの果物です。
◆1日に与えていい量= 20g ◆与えるなら=生で20g程度。皮をむき、表面の筋も取り除いて
いちご・・・ビタミンC豊富な低カロリーおやつ
犬に与えてOK?NG?の判定は?・・・○
ビタミンC豊富な低カロリーおやつ
いちごはストレスを軽減するビタミンCがとても豊富で、同量あたりではレモン果汁を上回るほど。カロリーが低いので、おやつとして利用できます
犬が食べてOKの果物です。
◆1日に与えていい量=20g ◆与えるなら=生のままで、小さないちご1粒程度。 表面の種はそのままでも大丈夫ですが、ヘタは取り除きます。
みかん・・・与えるときは果実の部分だけ
与えるときは果実の部分だけ
手軽な水分補給ですが、柑橘系の果物は、茎、葉、外皮に中毒性物質を含むものがあります。与えるなら果実だけ。また、与えすぎは嘔吐・軟便の原因になります。
犬が食べてOKの果物です。
◆1日に与えていい量= 15g ◆与えるなら=生のまま、房の薄皮や筋は取り除きます
りんご・・・腸内環境を整える!
腸内環境を整える! 歯ごたえもある
りんごに多く含まれるペクチンは、町内環境を整え便通をサポート。低エネルギーなので、減量中のおやつにもぴったりです。
犬が食べてOKの果物です。
◆1日に与えていい量= 20g ◆与えるなら=有機りんご以外は皮をむき、芯、種を取り除いて小さくカット
柿・・・抗酸化作用のあるβ—カロテンが豊富
犬に与えてOK?NG?の判定は?・・・○
抗酸化作用のあるβ—カロテンが豊富
細胞の酸化を防ぐ働きのあるβ—カロテンやビタミンCを豊富に含みます。食物繊維が多く含まれるので皮はむいて、種の誤飲がないよう気をつけましょう。
犬が食べてOKの果物です。
◆1日に与えていい量=15g ◆与えるなら=皮や種は取り除き、小さくカット。 生で食べられますが、かたいものや渋柿はNG
関連記事:犬が食べてNG!な夏野菜は?食べ過ぎNG!の夏野菜とはなに?
キウイ・・・たんぱく質を分解する酵素が消化を助ける
たんぱく質を分解する酵素が消化を助ける
たんぱく質分解酵素が肉の消化を助け、腸内環境を整えます。ただし、食物繊維が多いので与え過ぎは下痢の原因になります。
犬が食べてOKの果物です。
◆1日に与えていい量=10g ◆与えるなら=生のまま、皮をむいて。 種は消化されずに排泄されるものなので、取り除きます。
栗・・・ビタミンを含みエネルギー補給に適する
犬に与えてOK?NG?の判定は?・・・○
ビタミンを含みエネルギー補給に適する
でんぷんやビタミンを含み、秋のエネルギー補給に適した食材です。加熱し、渋皮を取り除いて、細かくしたものを1個程度なら、与えても影響はありません。
犬が食べてOKの果物です。
◆1日に与えていい量=1個 ◆与えるなら=加熱し、渋皮を取り除いたもの。細かくすることを忘れずに!
さくらんぼ・・・中毒性のある葉・茎・種は与えない!
中毒性のある葉・茎・種は与えないで
葉・茎・種は犬にとっては有害です。与えるときは注意深く取り除き誤飲に注意してください。皮ごとに与えてもOKですが、水洗いは忘れずに。
犬が食べてOKの果物ですが、中毒性のある葉・茎・種は与えないでください。
◆1日に与えていい量=15g ◆与えるなら=葉・茎・種をしっかり取り除いて、一口大に切った果肉のみを与えます。
すいか・・・おやつに食べて夏バテ回復
犬に与えてOK?NG?の判定は?・・・○
おやつに食べて夏バテ回復
すいかは、90%が水分でできています。そのため低カロリーで、ほかの果物に比べて多めに与えても大丈夫。カリウムが豊富で利尿作用もあり、夏バテ解消にも効果的です。
犬が食べてOKの果物です。
◆1日に与えていい量=30g ◆与えるなら=皮や種は丁寧に取り除いて、生の状態で!
メロン・・・赤肉メロンがおすすめ
β—カロテンを含む
赤肉メロンがおすすめ
水分が多く、吸収されるのが速い糖分を含むため、食欲がないときにおすすめです。
特に、赤肉メロンが多く含むβ—カロテンは、体の抵抗力をサポートします。
◆1日に与えていい量=20g ◆与えるなら=生のまま、皮をむいて
梨・・・のどの渇きを癒し、熱を冷ます作用
のどの渇きを癒し、熱を冷ます作用
成分の90%は水分で、適度な甘さもあるため、空気が乾燥する秋に適したおやつです。ただし、体を冷やすため、食べ過ぎると軟便に。少しずつ与えて、便の調子も確認してください。
◆1日に与えていい量=20g ◆与えるなら=生の状態で小さくカット
パイナップル・・・与えすぎに注意
犬に与えてOK?NG?の判定は?・・・△
食物繊維が多いため与えすぎに注意
脂質をエネルギーに分解するビタミンB2、疲労を解消するクエン酸を含みます。しかし、食物繊維の含有量が多いので、与え過ぎは軟便や下痢につながります。缶詰やドライ製品は砂糖を含むので、生のパイナップルのみ与えましょう。
犬が食べてOKの果物でが、食物繊維が多いため与えすぎに注意が必要です。
◆1日に与えていい量=15g ◆与えるなら=与えるなら皮をむいて、小さくカットしたものを
ブルーベリー・・・抗酸化作用と3つの栄養素
犬に与えてOK?NG?の判定は?・・・△
抗酸化作用と3つの栄養素
抗酸化作用のあるビタミンC・E・β-カロテンをすべて含みます。人の目にいいといわれるアントシアニンは、犬に効果はありません。食物繊維が多いので、与えすぎに注意。
犬が食べてOKの果物でが、与えすぎに注意が必要です。
◆1日に与えていい量=10g ◆与えるなら=皮はむかずに生のものを4粒程度
ぶどう・・・腎不全などの原因
腎不全などの原因
持病があると重篤症状も
犬が食べてNGな果物です。
ぶどうを与えたことが原因で、腎不全や下痢を引き起こした中毒報告が多くあります。すでに腎臓などに持病のある犬は、重篤症状を引き起こすことも。干しぶどうも同じ危険性があるので、与えないようにしましょう。
マンゴー・・・ビタミンが豊富
細胞の老化を守り
ビタミンが豊富
体を冷やす働きや、細胞の老化を防ぐ働きなどがありますが、大量に食べたり、アレルギーがあったりすると全身がかゆくなることがあります。
犬が食べてOKの果物でが、与えすぎに注意が必要です。
◆1日に与えていい量=15g ◆与えるなら=食物繊維を多く含むドライマンゴーはNG。生のまま皮をむいた状態で
プルーン・・・葉・種・茎に毒性物質
葉・種・茎に毒性物質
しなびる過程で毒性が強くなる
犬が食べてNGな果物です。
葉・種・茎を食べたことで、呼吸困難やショック症状などが報告されています。
毒性は乾燥する過程で強くなるので、特にドライフルーツはNG。
生でも、乾燥状態でも与えないようにしましょう。
桃・・・葉・茎・種の中毒性に注意
葉・茎・種の中毒性に気をつけて
果肉は水分たっぷりで、整腸作用のあるペクチンも豊富。
しかし、葉・茎・種の中毒性が報告されています。
特に、種には有毒のシアン化合物が。誤食に注意してください。
犬が食べてOKの果物でが、与葉・茎・種の中毒性に注意が必要です。
◆1日に与えていい量=20g ◆与えるなら=生のまま、毒性のある種と皮は必ず取り除いて
いちじく・・・嘔吐・過剰なよだれの原因に
中毒性のあるソラレンが
嘔吐・過剰なよだれの原因に
犬が食べてNGな果物です。
皮や葉、果肉にソラレンやフィシンといった中毒性のある成分が含まれます。
摂取すると口内が炎症を起こしたり、嘔吐やよだれの症状を引き起こしたりする場合も。
種も多いので、与えないほうが好いです。
ライチ・・・ビタミンCが抵抗力を高める
犬に与えてOK?NG?の判定は?・・・△
ビタミンCが抵抗力を高める
ライチには抵抗力を高めるビタミンCのほかに、赤血球の合成にかかわる葉酸も含まれています。
ただし、与え慣れない果実のため、消化不良になることもあります。
犬が食べてOKの果物でが、消化不良に注意が必要です。
◆1日に与えていい量=15g ◆与えるなら=皮と種と薄皮は取り除いて、生の状態で
関連記事:愛犬の夏バテ予防になる!食べてもOKな食材6選!と注意点は?
デコポンなど、外皮をむいて与える柑橘類
・ビタミンが代謝を助ける
・外皮には中毒性物質
ビタミンが豊富な柑橘類。しかし、なかには外皮にソラレンなどの中毒性物質をふくむものが。
犬が食べてOKの果物でが、中毒性に注意が必要です。
◆1日に与えていい量=15g ◆与えるなら=丁寧に皮をむき、薄皮と種を取り除いて。 粒は消化されにくいですが、健康上問題ありません。
レモン・グループフルーツなど、外皮をむかずに与える柑橘類
外皮に含まれる成分が嘔吐・下痢を引き起こす
犬が食べてNGな果物です。
柑橘類は外皮部分に嘔吐・下痢を引き起こす原因となる中毒成分があります。
よって、人が食べるとき外皮ごと果汁を絞るレモンや、外皮をむかずに包丁で切るグレープフルーツは、おすそわけしないほうが無難です。
ドライフルーツ・・・糖分を多く犬には与えないで
糖分を多く含むので犬には与えないで
犬が食べてNGな果物です。
砂糖漬けなどで乾燥させたドライフルーツは糖度が高く、食物繊維も多く含まれています。
腸内環境のバランスを崩し、軟便や下痢を引き起こす可能性も。
果物を与えるときは種・茎・皮・芯を取り除いて!
果物を愛犬に与える場合、原則的に皮をむき、種・茎・芯を取り除いて与えます。
種や芯を誤飲すると、のどに詰まるおそれがあります。
また、果物の種類によっては種・茎・皮・芯に中毒性物質を含む場合があります。
関連記事:犬が食べてNG!な夏野菜は?食べ過ぎNG!の夏野菜とはなに?
食べさせるときはここに注意して!
食物アレルギーに注意
犬が食べてもOK果物であっても、犬の体質によっては食物アレルギーを発症してしまうこともあり、初めて与える場合は注意が必要です。
最初はごく少量から与え、アレルギー反応を起こさないか様子を見てあげましょう。
◆犬の食物アレルギーの主な症状 ・皮膚の赤みや痒み、 ・目の周りや口の周り、耳を痒がる、 ・足先を執拗に舐めたりかじる、 ・下痢や軟便、 ・嘔吐、
◆犬の食物アレルギーは・・・ ・15分ほど経ってから発症する即時型と、 ・6~48時間が経ってから発症する遅発型・・・があります。 愛犬が果物を食べてから1日は様子を見てあげましょう。
また、愛犬に食物アレルギーの症状が見られた場合は、その果物が原因と飼い主さんが特定することはできないため、獣医師に相談してください。
食べてはいけない部分を与えない
果物の種、芯、茎、ヘタなどは、犬に中毒症状を引き起こしたり、体調不良を起こす可能性があるため、必ず取り除くようにしてください。
消化に負担のかからない形で与える
犬に果物を食べさせるときは、消化に負担のかからない形で与えてください。シャリシャリとした歯ごたえを楽しむ犬もいれば、丸飲みしてしまう犬もいます。
薄くスライスしたり、細かく刻むなど、愛犬の食べ方に合わせて消化のしやすさを考えてあげます。
また、子犬や老犬に果物を与える場合では、消化の負担を考えてすりおろしてあげるなどの工夫が必要になります。
与え過ぎない
果物に限らずどんな食べものにも言えることですが、与え過ぎないようにしてください。
愛犬が好きだからと欲しがるままにあげてしまうのは、体調不良や肥満のリスクが高まります。
◆犬に果物を与え過ぎるリスク ・栄養バランスの乱れ ・糖分の摂り過ぎによる肥満 ・水分の摂り過ぎによる下痢や軟便 ・消化不良 あくまでもおやつとして、適量を与えましょう。
持病のある犬は獣医師に相談してから
持病があって薬を服用している犬や、食事制限などがある犬では果物が治療に影響を及ぼしてしまうことがあります。
また、グレープフルーツのように特定の薬の作用を強くしてしまったり、副作用を強くしてしまうものもあるため注意が必要です。
犬に与えてOK?NG?の判定の見方
◆○の判定表示 少量なら与えても害はない少量で、かつたまに与える程度ならば大丈夫です。 ◆△の判定表示 与えるならば注意が必要。 与えすぎると下痢や体調不良の原因になります。分量をしっかり守って。 ◆×の判定表示 与えると命にかかわることもあるので与えないで。犬が食べると中毒を起こしたり、健康を害することがあります。
量の目安
「与えるなら」で掲載している分量はあくまで目安です。
ドライフードを主食にしている体重5kgの健康な成犬を想定した分量です。
5kg未満の超小型犬は表示の分量より少なめに与えてください。
※とくに表記のないものは1日分の上限目安量です。
「与えるなら」の分量の上限まで与える場合、1日におすそわけする食べ物は1、2種類にとどめます。
その他
※食べ物を与えるときは、のどに詰まらないよう、細かく切るなど下処理をしてから与えてください。
※どんな食べ物でもアレルギー症状を引き起こす可能性はあります。愛犬に与えて異変が出たら、ただちに与えるのをやめて、獣医さんに見てもらいましょう。
※問題のない食べ物でも、初めてだと下痢をしたり発心をおこしたりすることも。様子を見ながら少しずつ与えましょう。
果物を愛犬に与える場合、原則的に皮をむき、種・茎・芯を取り除いて与えましょう。種や芯を誤飲すると、のどに詰まるおそれがあります。
また、果物の種類によっては種・茎・皮・芯に中毒性物質を含む場合があります。
まとめ
ここでは、「果物ごとに犬に与える際の注意点」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの「食べてもOKの果物、NGな果物」の問題解決のご参考にして下さい。
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正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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