日本で最も人気のある犬種といえる、トイプードル。
ぬいぐるみのような巻き毛、かわいらしいルックスで多くの人を魅了し、
「トイプー」の愛称でも親しまれています
見た目だけでなく、とても賢く、明るい性格も人気の秘密といえるでしょう。そんなトイプードルの特徴やしつけ、かかりやすい病気などについて詳しく解説します。
ここでは、「トイプードルってどんな犬?」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
トイプードルってどんな犬?
プードルには、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイと4つのサイズがあります。
どのような特徴、性格なのかご案内します。
「トイプードルに合うドッグフードとその選び方!」でドッグフードの説明もしています。
トイプードルの特徴
クルンとカールした毛がチャーミングなトイプードル。シングルコートの巻き毛は抜けにくく、体臭もほとんどないのが特徴です。
そのためアレルギー体質の人も心配が少なく、家庭で飼いやすい犬として親しまれています。
ただし、毛が絡まったり、毛玉になりやすいため、月1回以上の定期的なトリミングが必要となります。様々なカットスタイルを楽しめるところも、トイプードルならではの魅力といえるでしょう。
プードルはすべてのサイズバラエティにおいて、体長と体高がほぼ同じのスクエアな構成です。
細い手足に小さな頭、独特の被毛は気品を感じさせます。
日本ではジャパンケネルクラブの犬種標準で4つのサイズに分類されており、
体高では・・・
・スタンダードプードル 45~60cm、
・ミディアム・プードル 35~45cm、
・ミニチュア・プードル 28~35cm、
・トイプードル 24~28cm
・・・と規定されています。
トイプードルの性格
トイプードルは非常に賢く、社交的な性格です。飼い主に従順で、犬や猫などの動物とも友好関係を築きやすいです。
水鳥の回収を行う狩猟犬だったというルーツがあるため、水遊びをしたり、オモチャを取ってくる遊びを好みます。
プードルには、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイと4つのサイズがありますが、犬種としてはすべて同じプードルになります。
サイズが違うだけで身体構成は同じであること、性質的にもサイズの違い以外に異なる点がほぼないこと、さらにこれらのサイズの成立した時期が歴史的に不明であることから、同じ犬種となっています。
プードルは大変聡明で、運動能力があり、好奇心が強い犬種です。
ボーダーコリーが台頭する前は、この犬種の知的レベルは犬の中でも1,2位を争うとされていました。
家族に対して愛情深く、他人や他犬に対しても上手に接します。
トイプードルの歴史
プードルはフランスの代表的な犬ですが、歴史的には発祥はロシアまたは中央アジア北部で、ヨーロッパを横断し地域の犬と交雑されながら広がって、
最終的にドイツからフランスへ入ったというのが現在最も有力な説となっています。
一般的にはフランスで愛され続けてきた歴史があるため、フランス原産といわれることが多いです。
フランスではカモを水辺で回収する役目を担い、貴族の愛玩犬として可愛がられるようになりました。他にも軍用犬やサーカスの犬など、幅広く活躍してきた歴史があります。
日本では、テディベアカットが流行り出した2000年以降から一躍人気の犬種となりました。
2008年からは、トイプードルが人気犬種第1位という不動の座をキープしています。
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初期のプードルは、まったくの使役犬で、荷車を引き、水猟犬としてカモ狩りに従事していました。
ドイツで猟犬として働いていた彼らは、フランスでも当初は猟犬として入りましたが、この頃にはすでにサイズのバラエティがあったことが推察されています。
トイプードルがいつごろから存在したのかを示すものとして、15世紀のドイツの画家、アルブレヒト・デューラーの版画の中に、
独特のカットを施されたミニチュアプードルまたはトイプードルらしい小さい犬が登場していました。
17世紀に入る頃になると、小さく作られたトイプードルが、フランス上流階級のあいだで愛玩犬として人気を博すようになりました。
18世紀には画家ゴヤの絵画に登場し、イギリスの上流階級のあいだでも人気の犬であったと記録されています。
スタンダードサイズ以外のプードルたちも、まったくの愛玩犬とは限らず、使役犬としても働いてきました。
一例として、高級食材トリュフが自生している場所を探索する使役犬は、ミニチュアまたはトイプードルで、この仕事はイギリスから始まりフランス、スペインなどでも広まりました。
トイプードルには器用な面があるため、サーカスなどの見世物にも使われていました。プードルは様々な目的で使役され、その場に合った大きさの改良をされてきたものと考えられます。
さらに近年の日本では、毛が抜けにくいことで病院などを訪問するアニマルアシステッドセラピー犬として、また、警察犬試験に合格して嘱託警察犬として採用されるなど、
トイプードルは愛玩犬にとどまらず、活躍の場を広げています。
プードルの飼い方
美しく優雅な容姿ですが、プードルはもともと猟犬ですので、体力があります。
好奇心も強いので、ありあまる体力を放置しておくと、暇つぶしと欲求不満で、室内やケージ内を荒らすなどのいたずらをしてしまうことがあります。
サイズに合わせて十分な散歩と、ゲーム的な運動や、環境が許せば水泳などもさせてあげましょう。
しつけ
トイプードルは大変賢く、飼い主の指示をよく聞いて理解できる犬種です。
頭がいいのでいたずらをしたり、わがままになったりすることがあるようです。甘やかしすぎず、してよいこと悪いことを区別できるよう教えます。
しつけの際は家族内でルールを統一します。人や場面によって、してもよかったりだめだったりとルールが変わってしまうと犬が混乱してしまいます。
散 歩
体を動かすことが好きな犬種のため、運動する時間はしっかり確保しましょう。
散歩時間が足りなさそうな様子であれば、少し時間を長くしたり、室内で遊ばせたりして、運動不足によるストレスをためさせないようにします。
ブラッシング
シングルコートなので抜け毛は少ないですが、もつれやすく毛玉ができやすい毛質です。
巻き毛の中に、ごみやほこりが入り込んでしまうこともよくあります。散歩後には必ずブラッシングしましょう。
毛が抜けないから手入れが楽だと考えられがちなプードルですが、抜け毛がまったくないわけではありません。独特の細かいカールにより絡まりやすいため、
ブラッシングをしないとフェルト状になってしまいます。
頭や手足、胸の被毛を丸く大きく残すプードル独特のトリミングは、ある程度の長さが必要です。このトリミングを予定している場合は、毛が絡まらないように伸ばしておかなくてはいけません。
プードルの毛色
プードルの毛色は単色(ソリッドカラー)を理想としていますが、濃淡については認められています。
・ブラック、
・ホワイト、
・ブルー、
・グレー、
・ブラウン、
・カフェオレ、
・アプリコット、
・クリーム、
・シルバー、
・シルバー・ベージュ、
・レッド
・・・などがあります。
プードルの気を付けたい病気
プードル全般において、アジソン病、クッシング症候群など、副腎にかかわる内分泌由来の疾患が好発するとされています。
アジソン病はスタンダードプードルで、クッシング症候群はほかのサイズのプードルが好発犬種です。
アジソン病は少しずつ元気がなくなり、弱ってきます。クッシング症候群は多飲多尿などの症状があり、脱毛や肥満、元気がなくなるというものです。
診断には血液検査が必要ですので、最近元気がなくておかしいと思われたら、具体的な理由がなくても受診するようにします。
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サイズに関わらずプードルは骨折の多い犬種として知られています。
スタンダード以外のサイズに多く、体力を過信することにより高すぎる場所から飛び降りるなど、ドッグスポーツでの運動中に起こることも多いようです。
運動能力の高い犬種ではありますが、関節炎の起きやすい犬種でもありますので、着地の際など体重の負荷がかかることを考えて、無理のない運動を心がけましょう。
関連記事:ドッグフード モグワンは安全??原材料を徹底評価!評判もチェック!
まとめ
ここでは、「トイプードルってどんな犬?」等について判りやすくまとめてみました。
ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの問題解決のご参考にして下さい。
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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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