無添加ドッグフードであるか、それらはもちろん重要となりますが、もうひとつ気になるのがオイルコーティングです。
愛犬のドッグフード選びで、安全な原材料を使用しているか、必要な栄養素がきちんと入っているか、不要な添加物の入っていない無添加ドッグフードであるか、それらはもちろん重要となりますが、もうひとつ気になるのが「オイルコーティング」です。
ドッグフードとオイルコーティングの関係
オイルコーティングとは、その名の通り、オイルでドッグフードをコーティングすること。ドッグフードを作る最終工程で動物性の油などを吹きつけて製造されます。
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多くの一般的なドッグフードの製造過程
1.原材料を高温加熱処理し乾燥させます。 2.乾燥させた原材料を粗びきの小麦粉と同じぐらいのサイズになるまで細かく砕きます。 3.それらを水や添加物を加えながら混ぜ合わせます。 4.混ぜ合わせたものを「高温加熱+加圧」処理します。 5.形成型し、私たちが目にするドッグフードの外観が作られます。 6.形成されたドッグフードは乾燥され、最終工程へと移ります。 7.ドッグフードの表面に油やフレーバーなどの添加物をコーティングします。
このように製造過程をみていくと、オイルコーティングは当たり前のような感じがしますが、本当に必要なのでしょうか?
まず、一番初めに原材料は高温加熱や加圧されることで、素材そのものの風味や栄養価が下がってしいます。さらに4番目の処理でも熱によって栄養価が失われてしまうので、3番目の段階であらかじめ多めに人工添加物が加えられます。
最終工程のオイルコーティング
最終段階では、失った栄養価や風味をカバーするかのように、味や香りのついたオイルでコーティングをします。
素材そのものの栄養価や香りが失われてしまうので、食いつきをよく、嗜好性を上げるためにオイルコーティングは必須となります。また、腹持ちをよくさせる作用もあると言われています。
ここで素朴な疑問が湧きます。「油って酸化しやすい代表格だよね?」と・・・。
そうです、酸化が高まるので、それを防ぐためには、酸化防止剤を入れなければなりません。
ドッグフードに使われる酸化防止剤として、代表的なものにBHAやBHTが挙げられますが、これらは毒性が高く発癌の危険性もあります。
酸化防止剤の添加物は愛犬の身体に良くないことは一目瞭然ではありますが、それ以前に酸化したドッグフードを摂取し続けることで健康に害を及ぼすこともあります。
それは、
・動脈硬化、
・ガン、
・消火器障害、
・皮膚炎、
・アレルギー、
・心臓疾患
などが挙げられます。また老化を早める活性酸素の増加にもつながります。
また、健康被害までいかなくとも、涙やけの原因にもなります。
ドッグフードには要らないものが入っている!
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巷には数えきれないほどのドッグフードが販売されています。大切なワンちゃんの体を作る元ですから、できるだけ安心して食べさせられるドッグフードを選んであげたいですね。
着色料や香料、防腐剤といった人工添加物はまったく必要ないことは言うまでもありませんが、ドッグフードの“オイルコーティング”も必要ないことはご存知でしょうか?
ドッグフードを選ぶ際には原材料も大事ですが、オイルコーティングされていないことも重要なポイントです。
「今までドッグフードのオイルコーティングについて考えたことがなかった」という方は、ぜひこの機会に豆知識を蓄えておいて下さい。
ドッグフードになぜオイルコーティングをするの?
多くのドッグフードは、“動物性の油脂”を吹きかけてオイルコーティングされています。しかし、これがワンちゃんの健康によくないことはあまり知られていません。
なぜオイルコーティングするかと言うと、ワンちゃんの嗅覚を刺激して食い付きをよくし、たくさん数を売ることが目的だからです。
決して犬の健康向上のためにオイルコーティングしているわけではないのです。
オイルコーティングされているか見分ける方法
オイルコーティングされたドッグフードは、触るとベタベタしています。さらに、あえてニオイをかがなくても、袋を開けただけでプンプンと強烈なニオイがするのが特徴です。
また、オイルコーティングされたドッグフードを、水を入れたコップに一晩浸しても、ほとんど沈むことがありません。
オイルコーティングされていると、水を吸収しにくいのがその理由です。
酸化防止剤について
酸化防止剤は、ドッグフードの酸化やカビの増殖を防ぎ、長期の保存を可能にするために使用されます。一見するとドッグフードを長持ちさせるために便利な酸化防止剤ですが、実は酸化防止剤そのものが犬の健康に悪影響を与えることが懸念されています。
特に、今回ご紹介するもの「3つの酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシキン)」は、犬の体への悪影響が指摘されているものばかりです。
ドッグフードにオイルコーティングすることの弊害
オイルコーティングされたドッグフードは酸化しやすいのが特徴です。油脂の酸化を防ぐために、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ブチルヒドロキシトルエン)、エトキシキンといった酸化防止剤が使われます。
ちなみに、油脂そのものを製造する際に酸化防止剤が使用されていても、特に表示する義務がないことも問題です。
動物実験の結果、それぞれの酸化防止剤が化学毒性を持ち、健康に悪影響を与える可能性があることがわかっています。
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)は、もともとはエンジンオイルなど工業用油脂が酸化するのを防ぐために作られた化学物質で,その後、人間用のバターやマーガリン、冷凍食品などへの添加物として許可され、一部のドッグフードにも酸化防止剤として使われています。BHAは非常に強力な抗酸化作用を持っている反面、健康への悪影響も深刻で、マウスを使った動物実験では、BHAを投与してからわずか数分後に歩行が困難になり、最終的には死亡が確認されたという報告例もあるほどです。また、膀胱(ぼうこう)や甲状腺のがんなどを引き起こす発がん性物質としての危険性も指摘されています。
動物実験の結果:発がん性、歩行障害、呼吸困難、消化器管からの出血など
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は、元々、石油の抗酸化剤として作られた化学物質で、また、冷凍商品や一部のお菓子など食品への使用が認められ,人間用の食品添加物として許可されており、ドッグフードへの使用が認めらている点などは、BHAと同様です。さらにBHAがそうであるように、発がん性物質としての危険性も懸念されています。
動物実験の結果:皮膚炎、発がん性、体重低下、脱毛、学習障害、異常行動など
エトキシキン
エトキシキンは、日本では使用を禁止されている非常に強力な酸化防止剤です。その歴史をさかのぼると、ベトナム戦争の際に、アメリカ軍が使っていた枯葉剤の酸化防止剤としても使用されていたという経緯があります。エトキシキンは、安価でかつ強力な抗酸化作用をもつため、特に、安価な外国製のドッグフードでは、しばしば使用例がみられます。軍隊で使用されていたほどの劇薬ですから、その健康への悪影響は推して知るべしだといえます。日常的に摂取し続けることで、皮膚炎や、がんの原因になるとも言われています。成分表記にエトキシキンの表記を見かけたら、ただちに使用を中止することを強くおすすめします。
元々、石油の抗酸化剤として使用され始め、強い抗酸化力と防腐力を持つ合成抗酸化剤です。毒性が強く人間用の食品添加物としては認められていません。
動物実験の結果:アレルギー反応、皮膚病、臓器障害、異常行動、発がん性など
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これら3つの酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシキン)は、農林水産省と環境省によって施行された「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」で、グラム中の含有量が定められています。
しかし、酸化防止剤が入ったドッグフードにオヤツなど、複数の食べ物から摂取し続けていることによる健康被害などへの注意勧告はありません。
注意勧告がないから安全、という考えもあるかもしれませんが、毒性が確認されている添加物を、わざわざ愛犬ちゃんに食べさせる必要がないことは言うまでもありません。
ワンちゃんそれぞれで毒素の排出能力は違いますが、オイルコーティングと酸化防止剤が施されたドッグフードは、それなりのリスクがあることを知って下さい。
オイルコーティングされていないドッグフードを!
原材料に油が表示されていない場合でも、実はコーン油、豚の脂などでオイルコーティングしていた・・・というドッグフードも数多くあります。オイルコーティングされたドッグフードは匂いが強烈だったり、触るとベタベタしています。
沢山の危険な添加物によって「美味しそうに見える、香る」ドッグフードですが、こうして見ていくと、オイルコーティングされたドッグフードは、ワンちゃんのために避けたほうが良さそうです。
オイルコーティングされていない、「ノンオイルコーティング」で製造されたドッグフードは、素材自体のシンプルな香りがし、ベタ付きもありません。良質な食材を使用しているからこそ、余計なものは必要ありません。
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