ワンちゃん大好きオジさん。
愛犬と過ごして楽しさもイッパイ、
でもワンちゃんの悩みもイッパイです。
子犬は生後 3 ヶ月ぐらいから歯が生え変わり、食事を離乳食からカリカリのドッグフードに変えるという飼い主さんが多いと思います。
まだまだ消化器官や内臓機能が未発達なので、ドッグフードをふやかしたり、食いつきを上げるためにトッピングをしてあげたりと最初のうちはいろいろと工夫している人もいるでしょう。
しかし、子犬がカリカリに慣れてくると、突然ドッグフードを食べないというワンちゃんもでてきます。
これから成犬に向けて成長していく大事な時期なので、子犬がドッグフードを食べないと成長に大事な栄養が欠けてしまい、体の弱いワンちゃんに育ってしまう可能性もあります。
もちろん「どこか体調が悪いの?」「なにかの病気にかかったかも・・・」と心配をする飼い主さんもいると思いますが、なんとかドッグフードを食べさせたいと考えるのが普通ですよね。
そこで、子犬がドッグフードを食べない原因や、ドッグフードを食べさせるための対処法などを紹介していきます。
子犬がドッグフードを食べない原因・・・は?
子犬がドッグフードを食べないときは、まず病気の可能性を疑いましょう
食事の後に嘔吐をしたり、下痢が続いている時、食道炎や胃腸炎にかかっている可能性も考えられるため、早急に病院を受診することが肝要です。
ただ、嘔吐や下痢もなく、普段は元気な子犬の場合は、一般的に以下のようなことが考えられます。
子犬がドッグフードを食べない原因
- わがまま(反抗期)で食べない
- ドッグフードが合っていない
- もともと少食
子犬も成長するにしたがって、好き嫌いがでてきて、嫌いなものを食べないという現象が起こります。
子犬がドッグフードを食べないのは、ほとんどが上記に当てはまることが多いので、きちんと原因を知っておきましょう。
わがまま(反抗期)で食べない
子犬がドッグフードを食べない原因の約 8 割はこのわがままであることが多いです。
子犬がドッグフードを食べない原因の約 8 割はこのわがままであることが多いです。
犬にも反抗期というものがあり、生後 6 ヶ月ぐらいから始まります。
この時期ぐらいから上下関係を意識しはじめて、ご主人を認識するといわれていますね。
突然反抗期がきて、驚く飼い主さんもいると思いますが、
「遊ぶ元気はある」
「おやつや人間の食べ物は食べる」
「食べている途中で遊びにいく」
などの行動がみられたら、ほぼわがままが原因だと判断できます。
子犬がドッグフードを食べないからと過剰に心配するのではなく、時には心を鬼にして、これからの生活のために「しつけ」をおこなっていくことが大切です。
子犬がドッグフードに慣れてくると、少しずつおいしいものの味を覚えはじめます。
それが原因で、自分の嫌いなもの、苦手なものが原材料として入っているドッグフードは食べないということがあります。
特に、市販で売られている安価なドッグフードには、穀類でかさ増しされたものや、着色料や酸化防止剤などの人工添加物が使われているものが多く、本能的に嫌がっていることが考えられます。
そんな場合は、お肉がメインに使われているドッグフードや無添加で嗜好性の高いドッグフードに変えてみるのがいいでしょう。
もともと少食
ワンちゃんにも、個性や体質というものがありますから、生まれながらに少食なワンちゃんもいます。
特に子犬の場合は、まだ喉や食道がせまく、ドッグフードをうまく飲み込めないことから、たくさんの量を食べることができない場合もあります。
ワンちゃんに少しでも食べる意思があったり、ゆっくりでも食べきるようなら、それがその子のペースということなので、給餌量を調整するなどしてあたたかく見守ってあげましょう。
子犬がドッグフードを食べないときの対処法
では、子犬がドッグフードを食べないときの対処法を紹介していきます。
わがままや反抗期が原因のときの「しつけ」につながる部分もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
おやつや人間の食べ物は与えない
子犬がドッグフードを食べないとき、少しでもなにかを食べさせようとして、おやつや人間の食べ物を与える飼い主さんもいると思いますが、これはあまりおすすめできません!!
ワンちゃんにとっておやつや人間の食べ物は嗜好性がかなり高いものですが、
与えすぎることで濃い味がクセになり、
さらにドッグフードを食べてくれないという
悪循環が生まれる
からです。
あくまでもワンちゃんにとってベストな食事というのは、総合栄養食であるドッグフードです。
食べないからといって、おやつや人間の食べ物ばかりを与えるのではく、ドッグフードをふやかしたり、ウェットフードと混ぜるなどの工夫をして、総合栄養食をきちんと食べさせることを考えましょう。
手ではなくお皿で食べさせる
子犬の食欲がないときに、飼い主さん自らの手で食べさせるケースもあります。
この方法は、基本的には問題ありませんが、上記と同じようにクセ付いてしまうことがあります。
成犬になったときも飼い主さんの手からじゃないとドッグフードを食べてくれないという現象が起こりますので、なるべくお皿にいれて食べさせるようにしましょう。
また、直接食べさせることで、ワンちゃんの姿勢が崩れてしまい、粒を丸飲みしてしまう危険性も考えられるので、しつけの一環としてもお皿で食べさせるのがよいでしょう。
落ち着いて食べられる場所を提供・・・してますか?
子犬というのは、まだまだ対応能力が低いです。
よく、見知らぬ人が家に来たり、引っ越したばかりの家だと元気がなくなるときがありますよね。
食事に関しても、周りに大勢の人がいたり、自分の縄張りと認識している場所以外だと、極端にドッグフードを食べないときがあります。
そんなときは、人の行き来が少ない、ワンちゃんが落ち着ける場所というのを作ってあげると好いです。
また、わがままが発動している場合に、周りに人がいると気が散って食事の途中でも遊びにいってしまうということもあり得るので、子犬の食事中はそっと遠くから見てるのが好いです。
嗜好性の高いドッグフードに買い替えてみる
子犬がドッグフードを食べないときの 1 番簡単な方法としては、フードを買い替えてみるコトをおススメします。 お魚が使われているものや、ワンちゃんが大好物のお肉がたくさん入っているフードなど、嗜好性が高いドッグフードが特におすすめです。 特に、メインのお肉に生肉が使われているものや、野菜がふんだんに入っているプレミアムフードなら、人間基準で作られたヒューマングレードの品質をもっているので、食いつきアップの期待はかなりできます。
※プレミアムフードとは、原材料や製造工程を徹底管理して作られたフードのことです。 具体的には、人工的な保存料や酸化防止剤などはほとんど使用せず、人間が食べられる程度の高品質な原材料を使って作られたフードとされています。
※ヒューマングレードのドッグフードとは=人間用の食品と同等基準のレベルで管理された品質の原材料を使ったドッグフードという意味です。
まとめ
子犬がドッグフードを食べないときの原因や対処法を紹介してきましたが、簡単にいってしまえば「食べるまで待つ」というのが最善の方法です。
もちろん、フードの切り替えやトッピングなど工夫するところはいろいろありますが、最終的に食べるのはワンちゃん自身です。
そのときはすぐに食べてくれなくても、おなかが空けば自然と食べるのが動物の本能なので、病気以外の場合はそこまで心配する必要はないでしょう。
大事なのは、甘やかせすぎるのではなく、この時期にしっかりとしつけをおこなうということです。
今後の生活に大きく関係してくるので、ワンちゃんとのコミュニケーションのためにも、子犬の時期のドッグフードの食べさせ方というのは、きちんと考えたほうが好いです。
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