犬のてんかんは、けいれん発作を症状とした神経疾患であり、比較的多く遭遇する疾患となります。
てんかん発作は突然起こるため、初めて見る飼主さんはかなり動揺されたり、心配になる事が多いと思います。
てんかんは脳障害ではありますが、脳の構造そのものは正常で、機能にのみ異常が起こる病気です。
「突然脳に嵐が起こる」と表現されることもあります。
てんかん発作は、
部分的で小さな発作から、
全身を痙攣(けいれん)させる
大きな発作までさまざまで、
発作が起こる間隔もまちまちです。
ここでは、「犬のてんかん症状と原因、治療法」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
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- ◆全般発作 ◆全般発作は、その症状により、次のように分類されます。 ・意識を失い、全身をぴーんと突っ張ってけいれんする「強直発作」 ・意識を失い、全身をガクガクさせてけいれんする「間代発作」 ・強直と間代が混ざったり、強直から間代に移ったりする「強直間代発作」 ・足や顔など体の一部、または全身の筋肉が瞬間的に大きくピクッと収縮する「ミオクロニー発作」 ・突然力が抜けたようになり、勢いよくバタッと倒れる「脱力発作」 ・けいれんや脱力が起こらず、突然短時間だけ意識がなくなる「欠伸発作」
- ◆焦点性(部分)発作 ◆焦点性(部分)発作は、その症状により、次のように分類されます。 ・体の一部だけが突っ張り、突っ張る場所が移動することもある「運動発作」 ・無意味に思える行動を続ける「行動発作」 ・腹痛や下痢のような自律神経に関連した症状が見られる「自律神経発作」
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犬のてんかんってどんな病気?
てんかんは、「てんかん発作」を引き起こしてしまう病気です。
医学的には「24時間以上あけて2回以上の非誘発性てんかん発作を生じる病態」と定義づけられています。
「てんかん発作」にはさまざまなパターンがありますが、痙攣や震えなどが代表的です。
ヒトでもよく見られる病気ですが、犬でもよく見られる神経疾患の1つです。
てんかん発作について
最初に、勘違いされやすい言葉の使い方を確認しましょう。「てんかん=てんかん発作」ではありません。
てんかん発作とは、大脳の神経細胞の突然の過度の放電が原因で起こる発作性の症状です。
そして、「てんかん」とは、てんかん発作を「繰り返し」起こす脳の病気のことです。
つまり、何らかの中毒や低血糖のときにもてんかん発作は見られますが、だからと言って、その犬がてんかんという病気ではない、ということになります。
原因別のてんかんの種類
てんかんを原因別で見ると、「症候性てんかん」と「特発性てんかん」に分類されます。症候性てんかんと特発性てんかんの割合は、犬ではだいたい半々です。
◆症候性てんかん
症候性てんかんは脳腫瘍や脳炎のような脳の異常(これを器質的病変と呼びます)があり、それによって、てんかん発作が二次的に引き起こされる病気です。
◆特発性てんかん
症候性てんかんに対して、脳にてんかんの原因になるような器質的病変がなく、全身的にも異常がない場合は、特発性てんかんであると考えます(特発性とは、原因不明を表します。)
どうして症状が出るの?原因は?
特発性てんかん
犬で最もよくみられるてんかんが、この特発性てんかんです。
特発性てんかんでは、発作の原因が検査を行っても明らかな病変が認められず、原因不明であることがほとんどです。
症候性てんかん
脳に腫瘍や炎症などが存在し、それらがてんかんの原因となっているものを指します。
潜因性てんかん
潜因性てんかんでは
・症候性が疑われるが明らかな異常がないものや、
・特発性と考えられるが遺伝的素因や発症年齢が当てはまらないものを指します。
てんかん発作は神経細胞の過剰な興奮と過度の放電が原因
神経細胞には、興奮を伝える細胞と、興奮を抑える細胞があります。
普段はお互いがバランスを取り合って情報伝達をしていますが、何らかの異常が起こることでバランスが崩れてしまい、興奮しやすい状態が強くなってしまうと、てんかん発作が起こりやすくなります。
そして、興奮が過剰になって過度の放電が生じると、てんかん発作が起こるのです。
ちなみに、この興奮は神経細胞の興奮であり、犬が精神的に興奮しているかどうかは関係ありません。じっとしている時に、突然てんかん発作が起こることがあるのは、このためです。
神経細胞の興奮と抑制のバランスが崩れる原因
神経細胞の興奮とそれを抑える細胞のバランスが崩れる原因はいろいろあります。
多くの特発性てんかんでは遺伝的に問題があると考えられています。
症候性てんかんでは、脳腫瘍、脳炎、先天的な奇形、外傷などの器質的な病変が主な原因です。
てんかんになりやすいのは、どんな犬?
特発性てんかんは、遺伝的、家族的な要因が強く疑われており、日本における人気犬種の中では次のような犬種が当てはまります。
・ゴールデン・レトリーバー、 ・キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、 ・シェットランド・シープドッグ、 ・シベリアン・ハスキー、 ・セント・バーナード、 ・ビーグル、 ・ボクサー、 ・ラブラドール・レトーリバー、
犬のてんかんの症状とチェック項目
てんかんの症状は主に「てんかん発作」です。一口にてんかん発作と言っても、さまざまな発作への対応が存在します。
発作の種類は大きく「焦点性発作」と「全般発作」との2つに分類され、それぞれ認められる症状に特徴があります。
焦点性発作は脳の一部で異常な電気活動が起きた場合を指し、「小発作」や「部分発作」と呼ばれることもあります。
てんかん発作には、発作の起こり方によって「全般発作」と「焦点性(部分)発作」があります。
◆全般発作 ◆全般発作は、その症状により、次のように分類されます。 ・意識を失い、全身をぴーんと突っ張ってけいれんする「強直発作」 ・意識を失い、全身をガクガクさせてけいれんする「間代発作」 ・強直と間代が混ざったり、強直から間代に移ったりする「強直間代発作」 ・足や顔など体の一部、または全身の筋肉が瞬間的に大きくピクッと収縮する「ミオクロニー発作」 ・突然力が抜けたようになり、勢いよくバタッと倒れる「脱力発作」 ・けいれんや脱力が起こらず、突然短時間だけ意識がなくなる「欠伸発作」
◆焦点性(部分)発作 ◆焦点性(部分)発作は、その症状により、次のように分類されます。 ・体の一部だけが突っ張り、突っ張る場所が移動することもある「運動発作」 ・無意味に思える行動を続ける「行動発作」 ・腹痛や下痢のような自律神経に関連した症状が見られる「自律神経発作」
◆「行動発作」は、さらに細かく分類され・・・、 ・辺縁系発作・・・口をくちゃくちゃしたり、舌なめずりするような「辺縁系発作」、 ・Fly-biting・・・何もないのにハエを追うように視線を移動させたり、 かもうとして口をパクパクする「Fly-biting」、 ・攻撃発作・・・普段はおとなしい犬が突然攻撃的になる「攻撃発作」・・・があります。
てんかん発作のチェックポイント
◆発作自体にもかなりいろいろな症状が見られますが、 ・発作前の状態、 ・発作の状態、 ・発作後の状態、 ・・・を正確にチェックすることで、その症状がてんかん発作であると判断できる可能性が高くなります。
最初から最後まで動画が撮影できるとベストですが、発作前の状態はなかなか撮影できないことが多いため、観察してメモを残しておくといいでしょう。
また、発作を起こしたときに自律神経兆候と呼ばれる症状が見られることがあります。よだれを垂らす、おしっこやうんちを漏らすといったものです。
発作そのものは見ていると長く感じますが、実際には、多くが数十秒から1~2分で終わります。そして、発作後のもうろうとした状態を脱すると完全にいつもの状態に戻ります。
犬のてんかんはどうやって診断されるの?
てんかんを疑う痙攣や震え、行動異常などのてんかんを疑う症状を問診やビデオなどで確認します。
その後、血液検査やレントゲン検査、エコー検査などを行い、ほかに発作の原因となっている原因がないか確認します。
明らかな異常が無ければてんかんと診断されます。特発性てんかんと症候性てんかんを見極めるためには、さらにMRI検査なども必要になります。
犬のてんかんの治療にはどんな方法があるの?
特発性てんかんでは、6ヶ月に2回以上、発作が見られる場合に治療を開始することが多いです。
基本的には抗てんかん薬の内服を毎日行う必要があります。定期的に血液検査を行い、血液中の薬物濃度を確認する必要があります。
脳に腫瘍や炎症などが見られる症候性てんかんの場合は、それらの治療を行います。
脳の手術を行う必要がある場合、一般的な病院では実施が難しいため、専門の二次診療施設への紹介が必要になることがあります。
てんかん治療の目標は発作の頻度を減らすこと
症候性てんかんの場合は、原因となる病気ごとに必要な治療を行います。しかし、症候性てんかんでも特発性てんかんでも、抗てんかん薬を使って発作の頻度を減らすことを目標にします。
また、てんかん治療は、発作を完全になくすことができるのが理想ですが、なかなか難しいのが現実です。
そのため、最初の目標は、発作頻度を治療開始前の半分以下にすることになります。
犬のてんかんは治せるの?
特発性てんかんの完治は難しいとされています。
症候性てんかんのうち、治療によって完治できるものであれば、てんかん発作も出なくなります。
症状を緩和するにはどうしたらいいの?
治療を始めて症状が安定しても、定期的に検査を行い薬の量が適切かどうかを調べることが重要です。
てんかんの予防方法について
残念ながら、てんかんの発症を予防することは基本的にはできません。
発症してしまった場合は、抗てんかん薬により、発作の頻度や程度を減らしていくようにします。
てんかん発作が起きた場合の対処法について
自宅でてんかん発作が起きてしまった場合、発作をすぐに止めることはできません。
発作中にケガをしないように、まわりをタオルなどで囲ってあげると良いです。
発作が長く続く場合や1日に何度も繰り返す場合は「発作重積」や「群発発作」が疑われます。早めに病院を受診し、獣医師の診察を受けるようにしましょう。
てんかんをもつ犬の自宅でのケアは?
特発性てんかんの場合は、発作のコントロールが良好であればほとんどの犬で天寿を全うできることがわかっています。
しかし、発作のコントロールがうまくいかず、てんかん重積状態を繰り返す犬では、てんかんのために早く亡くなる危険があります。
反応性てんかんの場合は、原因疾患の種類によって予後が異なります。
犬の脳・神経系の病気
- 犬の水頭症
- 犬の壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)
- 犬の変性性脊髄症
- 犬の前庭疾患
- 犬の認知症
- 犬の脳炎(髄膜脳炎)
飼主さんへ
遺伝の可能性があるともいわれております。残念ながら有効な予防方法はありません。
てんかんの発作が起きてしまった場合は、あわてず症状がおさまるまで余計な刺激を与えず静かに見守るようにします。
また、発作の症状がどんなものだったか、どのくらいの時間だったかなどを記録しておき、病院に情報を伝え、その後の治療に役立てるようにしましょう。
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まとめ
ここでは、「犬のてんかん症状と原因、治療法」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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