【犬と暮らす】健康管理

秋から冬への季節の変わり目 気を付けたい犬の健康管理のポイントは?

夏の暑さが少しずつ和らぎ寒い冬へ向かう季節の変わり目となる秋には、健康管理上気をつけるべきポイントがいくつかあります。

人間同様に季節の変わり目になると犬も体調を崩しやすくなります。1〜6歳ほどの成犬であれば免疫機能も高く、軽度の体調変化を起こす程度ですが、問題は子犬と老犬です。

どちらも体力がなく、免疫機能が低下しやすいので、ちょっとした体調不良から病気を発症してしまう危険性が高くなります。

ここでは、「季節の変わり目に気を付けたい犬の健康管理のポイント等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。

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  1. 暑い夏から寒い冬への変わり目となる秋
  2. 季節の変わり目 注意するポイント・・・寒い季節に注意したい病気
    1. ウィルス感染症
        1. 寒さで体温が下がります。免疫力も下がります。 ワクチン接種を忘れないで!!(大事なポイントです。)
    2. 呼吸器の病気
        1. 空気が乾燥して、のどや鼻のバリア機能も弱まっている季節です。
      1. ワクチン接種で防げる感染症
    3. 関節のトラブル
        1. 運動不足で筋肉が衰えて、関節を痛めたり、寒さが痛みを引き起こすコトもあります。
    4. 心臓病
        1. 寒暖差が、心臓の大きな負担になります。シニア犬や持病のあるワンちゃんは『特に注意が必要!』です。
    5. 肥満は大敵!・・・
        1. 生活習慣病の引き金になります。
    6. 泌尿器の病気
        1. 飲水量が減ったり、トイレをガマンさせたりすると、発症のリスクが高まります。
  3. 季節の変わり目 注意するポイント・・・気温の変化に伴う影響
    1. 食事管理
    2. 運動量
    3. 換毛期
    4. 子犬や老犬への注意事項
  4. 季節の変わり目 注意するポイント・・・アレルギー関連
  5. 季節の変わり目 注意するポイント・・・秋に多くみられる発情期
  6. 季節の変わり目 注意するポイント・・・秋に行われる家族との行事
  7. 季節の変わり目 注意するポイント・・・台風関連
  8. 季節の変わり目 注意するポイント・・・飼い主さんへ
  9. 「しつけのプロ」のチカラを借りるのもアリだと思います
  10. 「しつけ教室の問題点」と「飼い主としてのスキル不足」を解消する方法
  11. まとめ
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    1. 関連

暑い夏から寒い冬への変わり目となる秋

暑い夏が終わり本格的に寒い冬が始まる迄の9〜11月は、過ごしやすい「秋」です。

最近は毎年のように異常気象だと言われて夏が長くなり、秋が短くなっているように感じている方も多いかもしれません。

秋は、暑さによる疲労が蓄積して体調不良を起こしやすくなっている状態を元に戻し、寒い冬に備える準備をする大切な期間でもあります。それはワンちゃんにとっても同じです。

自らの意思で暮らし方を変えられないワンちゃん達の健康管理は、飼い主さんがしっかりとサポートする時です。


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季節の変わり目 注意するポイント・・・寒い季節に注意したい病気

ウィルス感染症

寒さで体温が下がります。免疫力も下がります。 ワクチン接種を忘れないで!!(大事なポイントです。)

冬は気温の低下や空気の乾燥により、ウイルスが飛散しやすくなります。また、寒さで体温が下がり、体の免疫も低下しがちです。

犬も体調を崩しやすく、感染症のリスクが高まる季節といえます。
ウイルス感染症のなかには命にかかわる病気もあるので、ワクチン接種を忘れずに受けておきます。

呼吸器の病気

空気が乾燥して、のどや鼻のバリア機能も弱まっている季節です。

冬に風邪やインフルエンザが流行るのは、空気の乾燥によって、鼻やのどの粘膜のバリア機能が低下し、細菌やウイルスに感染しやすくなるからです。

犬には人のような風邪や季節性インフルエンザはありませんが、ジステンバーやケンネルコフなどの呼吸器系症状を示す感染症があります。激しい咳を伴い、気管支や肺に影響を起こします。

子犬はとにかくかかりやすく注意が必要ですが、いずれもワクチンで予防できます。

ワクチン接種で防げる感染症

  • 犬ジステンパー・・・死亡率の高い犬の代表的な感染症
  • 犬コロナウイルス病・・・嘔吐や下痢を引き起こす
  • 犬レプトスピラ症・・・他の動物や人にも感染する
  • 犬アデノウイルス1型・・・子犬は一晩で死亡することも
  • 犬アデノウイルス2型・・・肺炎や呼吸器症状を引き起こす
  • 犬パルボウイルス感染症・・・子犬は特に死亡率が高い
  • 犬パラインフルエンザ・・・激しいセキが特徴

関節のトラブル

運動不足で筋肉が衰えて、関節を痛めたり、寒さが痛みを引き起こすコトもあります。

寒いと運動量が減って、筋肉も衰えがちに。そうなると、筋肉が関節をしっかり支えられないため、関節を痛めやすくなります。

また、痛みを感じる末梢神経は、寒くなることにより敏感になり、関節の痛みをいっそう悪化させることもあります。

心臓病

寒暖差が、心臓の大きな負担になります。シニア犬や持病のあるワンちゃんは『特に注意が必要!』です。

高齢期の小型犬種にとくに多い心臓病が、僧帽弁逆流症(僧帽弁閉鎖不全症)です。心臓の弁がきちんと閉じなくなり、血液が逆流して、咳や呼吸困難などを起こします。

冬場、急に冷え込むと、全身の血管が収縮して血液が上昇し、心臓に大きな負担がかかります。急激な症状悪化で急死することもあるので、とくに気温の変化に注意してください。

肥満は大敵!・・・

生活習慣病の引き金になります。

冬は寒さから体を守るために、脂肪を蓄えやすくなります。しかも、散歩もつい控えがちで、運動不足から肥満の原因に。肥満は、心臓病、関節疾患、糖尿病など様々な生活習慣を引き起こす健康の大敵です。体重管理をしっかりと。

泌尿器の病気

飲水量が減ったり、トイレをガマンさせたりすると、発症のリスクが高まります。

冬は、水を飲む量が減り、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器の病気にかかりやすくなります。
犬がいつでも自由に飲めるように、水を用意しておきます。

尿路結石は食事内容が大きく影響するので、ミネラル量が適切に調整された、品質の良いフードを与えることも大切です。

また、外で排せつする習慣の犬は、寒さで散歩を控えると、排尿をがまんして膀胱炎になることも。日頃から、室内で排せつできるようにトレーニングしておくことが望ましいです。

季節の変わり目 注意するポイント・・・気温の変化に伴う影響

食事管理

夏の暑さで食欲が落ちている犬が多いと思います。涼しくなってもいきなり給餌量を戻すのではなく、様子を見ながら少しずつ戻していきましょう。

ビール酵母は良質なタンパク質の他にビタミンやアミノ酸も豊富に含む自然食品なので、いつもの食事にトッピングするのもおすすめです。

運動量

夏は暑さのため、散歩の時間を早朝に移し時間も短くする等により、運動量がかなり制限されていたはずです。さらに、愛犬の体には暑さによる疲労が蓄積しています。

涼しいからといきなり長時間の散歩をしたり、激しい運動をさせるのではなく、様子を見ながら徐々に増やしていきましょう。散歩前の路面温度の確認も、しばらくは続けて安全を図ります。

換毛期

秋は、夏毛から冬毛へ生え変わる換毛期です。
普段よりも抜け毛が多くなるので、頻度を上げ、丁寧にブラッシングします。

特にダブルコートの犬種は、アンダーコートが大量に抜けます。
たとえ短毛種であってもしっかりとブラッシングする必要があります。

子犬や老犬への注意事項

子犬や老犬は環境変化への順応が難しいので、特に注意が必要です。

消化器系へのダメージが出やすいので、下痢気味の場合は消化の良い食事に切り替えるとか、水分をしっかりと補給することが大切です。

シリンジや水を染み込ませたガーゼなどを利用して、口に水を含ませるのも良いでしょう。

季節の変わり目 注意するポイント・・・アレルギー関連

犬に感染するノミの最盛期は7〜10月です。

他にも、ダニ、ヨモギ、ブタクサ、キリンソウなど、夏〜秋にかけて増えるアレルゲン(アレルギー反応を起こす原因となるもの)も多いです。

そのためか、犬の血液中の抗体値(アレルゲンを攻撃する物質の量や強さ)も、秋になると増える傾向があります。

アレルギーを持っている愛犬にとってはつらい季節なので、食事内容に気をつけ、住環境から排除できるアレルゲンはできる限り排除し、触れないように避けていくことが大切です。


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季節の変わり目 注意するポイント・・・秋に多くみられる発情期

犬の場合、メスが発情し、オスがそれに誘発されて交尾に至るのが普通です。そのためオスはいつでも交尾が可能な状態で、特に発情期といったものがあるわけではありません。

メスの発情は、5〜10ヶ月程度のサイクルで年に2回程なので、必ずしも時期が決まっているわけではありませんが、3〜5月の春と、9〜11月の秋に多いと言われています。

発情したメスに誘発されたオスは、メスを獲得するために激しい喧嘩をします。また発情したメスも、ホルモンバランスの関係か発情中は攻撃性が高くなる傾向があるようです。

そのためメスの発情中は、オスもメスも、飼い主さんがその行動に注意をする必要があります。

季節の変わり目 注意するポイント・・・秋に行われる家族との行事

最近では、ハロウィンも普及してきたようです。秋にはお月見やお彼岸といった行事があります。
そういった行事をご家庭でなさる場合は、愛犬の誤飲・誤食に気をつけましょう。

お団子や串といった食べ物はもとより、化学薬品を使った装飾品にも注意が必要です。また、取れやすい飾りがついたような洋服を着せる場合も、目を離さないようにしましょう。

季節の変わり目 注意するポイント・・・台風関連

9〜10月は、台風シーズンでもあります。特に最近は、信じられないほどの降雨量で大きな被害が各地に発生しています。

台風が発生したら進路を確認し、外飼いの犬は必ず事前に室内に避難させます。
暴風雨の音・光に怯えている場合は、落ち着かせてあげます。

一番大切なのは、飼い主さん自身が慌てず怖がらずに落ち着いた行動をとることです。

また、外の音を和らげるためにも、テレビやラジオを付けっぱなしにしておくことをおススメします。被害状況も迅速に入手できます。

いざという時に愛犬を同伴して避難できるよう、日頃から準備しておきます。

季節の変わり目 注意するポイント・・・飼い主さんへ

夏バテは見た目でも分かりやすく、自然と愛犬にも注意を払うのですが、秋になると過ごしやすくなってきた安心感が先行し、ついつい注意が疎かになるコトもある様です。

四季がはっきりしている日本で暮らしている以上、愛犬にも四季折々の観点による健康管理への配慮が必要です。

特に子犬や老犬は環境変化に順応するコトが得意ではありませんので、より一層の注意が必要です。

「しつけのプロ」のチカラを借りるのもアリだと思います

これまで紹介した方法を試してみても、なかなかいうことを聞いてくれない・・・そんな時は、犬のしつけのプロフェッショナルのチカラを借りるというのもひとつの方法です。

最近では、動物病院でもしつけ教室を行っているところが増えています。
大切なのは、「犬がプロのいうことを聞くようになることではありません。

犬が飼い主と信頼関係を築けるようになることです。そのため、プロのアドバイスを受けながら、飼い主自身がしつけていけるような方法をおススメします。

関連記事:最強の「犬社会化トレーニング方法」はどうするの?ポイントは?

「しつけ教室の問題点」と「飼い主としてのスキル不足」を解消する方法

費用が安く済んで、時間に縛られず、トレーナーからのストレスや虐待も一切なく、飼い主さん自身が確実にしつけのスキルを身につけられる。そんな最高のしつけ教室があったらいいですね。   

このしつけ教材は、飼い主さんに知ってほしいことや、知らないといけないことがすべて網羅されていて、特に子犬を育てている方には早いうちから実践していただきたい内容がわかりやすく解説されています。

百聞は一見に如かずです。
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関連記事:ドッグフード モグワンは安全??原材料を徹底評価!評判もチェック!

まとめ

ここでは、「季節の変わり目に気を付けたい犬の健康管理のポイント」について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?

◆しつけだけではない、犬を飼うに際して必要なことなど、
全ての犬の飼い主さんに見てほしい⇒「イヌバーシティ
 

当サイトでは なるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品 を選んでランキングしているので、 大切なワンちゃんのためのドッグフード選びのご参考にしてみてくださいね。

愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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