【ドッグフード】選び方

ドッグフードの栄養基準「総合栄養食」とは?選び方や注意する点は?

 

 「総合栄養食」と云う言葉を」最近よく耳にするのですが・・・。 

 今与えてるドッグフードではダメなんでしょうか?

 教えてください。

 

総合栄養食」というをご存知でしょうか?
これは、犬や猫の健康を支えるために必要な栄養素を含んでいるペットフードのことを指します。

 愛犬の健康を守るのが日々の食事、ドッグフードです。
 ドッグフードの選び方によって、愛犬の健康は大きく左右されます。

 選び方の一つとして、
 製品がドッグフードの栄養基準である「総合栄養食」であるかどうか、
 という点が挙げられます。

ここでは、「ドッグフードの栄養基準「総合栄養食」とはなにか、選び方や注意する点等について判りやすくまとめてみました。ドッグフードを購入するときの参考にしてください。

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  1. 「総合栄養食」ではないドッグフードは危険?
      1. また、総合栄養食はあくまで栄養基準のみで、調理法や原材料となる素材までは指定されておりません。 栄養基準がクリアできればどのような製品でも総合栄養食としての認定が受けられるのです。 安全性を考えるのであれば、認定の記述以外にも、どのような原材料を使用しているか、調理方法はどういった内容なのか、飼い主がチェックする必要があります。
  2. ドッグフード 総合栄養食とは
    1. 総合栄養食
    2. 間食
    3. 療法食
        1. 必ずかかりつけの獣医師の指導のもとで適切に与えましょう。
    4. その他の目的食
  3. 総合栄養食として認められる基準
      1. FEDIAF(フェディアフ)
      2. NRC(エヌアールシー)
  4. 主食としての総合栄養食
  5. ドッグフード 総合栄養食の栄養素や栄養バランス
      1. 例えば、犬にとっての理想的なリンとカルシウムの摂取比率は1:1~2と言われていますが、リンを過剰摂取するとカルシウムが体内で吸収されにくくなります。 健全な骨の発育と維持のために極めて重要な栄養素であるカルシウムの吸収を阻害することによって、骨に十分なミネラルが供給されず、全身の骨や歯が弱くなってしまうため、 特に骨の発達が著しい成長期や全身の機能が低下しがちな高齢期においては注意が必要です。 さらに、通常は体内で利用されなかったリンは尿中に排出されますが、長期にわたってリンの過剰摂取が続くと尿中のリン濃度が高くなり、腎障害や結石の原因になる可能性があります。 高タンパクの肉や卵、小魚のほか、乳製品などにもリンが多く含まれています。 意外なところでは、納豆や大豆などの植物性タンパク質の豆類もリンが豊富です。
  6. まとめ
    1. 関連

「総合栄養食」ではないドッグフードは危険?

 

バランスの取れた栄養素で、愛犬の健康を食事からサポートする総合栄養食ですが、市場に出回っているドッグフードのすべてが認定試験をクリアしているワケでもありません。

また、総合栄養食でないから危険なのかというと、そうとは言い切れません。ややこしい状態です。

ペット需要の高まりとともに、ドッグフードの種類も豊富になりました。

その中には総合栄養食でない製品もたくさんあり、独自の認定試験や厳選した材料を売りにしているブランドも珍しくありません。

ブランドの謳う安全性に根拠があり、犬の健康のために必要な栄養素がしっかり配合されているドッグフードであれば、安心して与えることができます。

また、総合栄養食はあくまで栄養基準のみで、調理法や原材料となる素材までは指定されておりません。 栄養基準がクリアできればどのような製品でも総合栄養食としての認定が受けられるのです。 安全性を考えるのであれば、認定の記述以外にも、どのような原材料を使用しているか、調理方法はどういった内容なのか、飼い主がチェックする必要があります。

犬は人間とは違い、喋ることができません。

食事で栄養バランスをサポートするには、飼い主がきちんとしたドッグフードを選ぶ必要があります。

総合栄養食だから安心、というわけではなく、あくまで安全なドッグフード選びの基準の一つとしてお考えください。

ドッグフード 総合栄養食とは

ドッグフード総合栄養食とは、毎日の主要な食事として与えることを目的とした製品です。

ドッグフード以外には水があれば指定の成長段階における健康を維持できる、栄養素的にバランスの取れた製品のことを指します。

総合栄養食に指定されたドッグフードと水だけで愛犬の健康を維持できるので、飼い主にとってはコストや手間をかけず、安心して愛犬に与えることができる製品です。

犬は人間と同じく、普段の食生活から栄養素を摂取し、健康を維持します。
バランスが悪い食事や、不十分な栄養素では健康を維持できません。

このため、ドッグフードの役割は大きく、総合栄養食はドッグフード選びの一つの基準となる重要なものなのです。

総合栄養食の基準となるガイドラインは、「米国飼料検査官協会」や「米国科学アカデミーの学術会議」が提示しています。

厳格に決められた栄養基準で、アメリカや日本だけでなく、世界中の国々でドッグフードの栄養基準の表示の根拠として利用されています。

ただし、この二つの団体は認定や生産者・販売者などの合否判定を行うものではなく、あくまで栄養基準の指針を提示しているだけです。

また、ペットの好みや飼い主さんのライフスタイルに合わせて、

・ドライフード、
・ウェットフード、
・セミモイストフード、

・・・など、水分量が異なるタイプのフードを選ぶこともできます。

ペットフードには、総合栄養食のほかに以下のような分類があります。

総合栄養食

犬や猫に必要な栄養素が全てバランスよく含まれていて、そのフードと水を与えるだけで、健康を維持できるペットフードのことです。

間食

おやつやスナックまたはご褒美として、限られた量を与えることを意図したペットフードのことで飼い主とのコミュニケーションにも役立ちます。

商品のパッケージには、おやつ、スナック、トリーツのように記載されています。
給与限度量は、原則として1日当たりのエネルギー所要量の20%以内に抑えることが求められています。

療法食

犬や猫に特定の疾病があり、その治療に栄養学的なサポートが必要な場合に処方されるフードです。

治療の内容に合わせてフード中の栄養成分の量や比率が特別に調節されているため、
健康な犬・猫に与えたり、与える時期や期間を誤ったりすると、

かえって健康を損なう恐れもあります。

必ずかかりつけの獣医師の指導のもとで適切に与えましょう。

その他の目的食

総合栄養食、間食、療法食以外の総称で、特定の栄養の調整またはカロリーの補給、あるいは嗜好性増進などの目的を満たすものを指します。

商品のパッケージには「副食」「一般食」「栄養補完食」と記載されていたり、「おかずタイプ」と記載されたりすることもあります。

「副食(一般食)」を与える場合は、そればかりを食べさせると成長に不可欠な栄養素が不足する場合もあるため、「総合栄養食」と併用して与えるようにしてください。

関連記事:【ブッチ ドッグフード】の口コミ評判は?安全性を徹底検証②

総合栄養食として認められる基準

日本で総合栄養食としてペットフードを販売するためには、ペットフード公正取引協議会が採用している「AAFCO」(通称:アフコ、アーフコ)が定めたガイドラインを満たす必要があります。

AAFCOは、アメリカの機関 “The Association of American Feed Control Officials”(全米飼料検査官協会)の略称で、ペットフードの栄養基準や原材料、表示に関する基準などを定めています。

ペットフードを選ぶ際、パッケージに「AAFCOの基準をクリアしています」や「AAFCO基準に適合」等の記載を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

AAFCOの他に、「FEDIAF(フェディアフ)」や「NRC(エヌアールシー)」などいくつかの機関が存在し、国やメーカーによってどの機関のガイドラインを採用しているかは異なります。

FEDIAF(フェディアフ)

欧州ペットフード工業会連合 “The Europe Pet Food Industry Federation” の略称。
安全で栄養価の高いペットフードを供給するため独自の研究により基準を制定している。

NRC(エヌアールシー)

全米研究協議会 “National Research Council” の略称。
全世界で行われた研究結果に基づいて、動物に必要な養分要求量を研究している。

これらの機関が定めたガイドラインは世界的な栄養基準のスタンダードになっています。

長年の研究結果に基づいて、犬や猫に与えるべき適切な栄養素や配分の基準値が細かく設定されており、最新の研究結果に基づいてその基準は定期的にアップデートされています。

主食としての総合栄養食

このように「総合栄養食」は、「毎日単体で与え続けても犬や猫の健康を維持できる栄養バランスの整った食事」ということになります。

ですので、毎日の主食として、まずは「総合栄養食」を選ぶことをお薦めします。

特に、パウチや缶詰などのウェットフードは、総合栄養食と「副食(一般食)」の区別が難しいものもありますので注意が必要です。

総合栄養食ではないものが多くあり、気づかずに主食として与えてしまっている飼い主さんもいるかもしれません。

商品のパッケージをしっかり確認するようにしましょう。
副食(一般食)は、総合栄養食をベースにしたプラス・アルファーの食事です。

バラエティーに富んだ「副食(一般食)」は、日々の食事に変化をつけて楽しんだり、
食が細い子達の食欲スイッチをONにしたりする目的で

総合栄養食とうまく組み合わせて与えるのがおススメです。

また、給与量の注意点として、普段の主食の量を減らさずにオヤツや副食(一般食)追加するとカロリー過多となってしまうため、主食の量は与えたオヤツのカロリー分だけ減らす必要があります。

主食を減らしてしまうと栄養バランスが心配ということもあると思いますが、総合栄養食の栄養バランスは、ある程度余力を持って整えられているため、

1日の摂取カロリーの10~20%以内であれば大きな欠乏症が起こる可能性は低いと考えられています。

しかし、これはあくまで一般論であり、犬や猫が必要とするカロリーや栄養素には個体差や生活環境が大きく影響します。

10%・20%という数字や給与ガイドラインにとらわれ過ぎず、ペットの様子(体重や毛並み、元気・活力があるかどうかなど)をよく観察してあげてください。

もし、何か違和感があるときは、専門家に相談したり食事やオヤツを見直してみたりすることがとても大事です。

ドッグフード 総合栄養食の栄養素や栄養バランス

では、犬や猫の健康を維持するためのに整えられた「 総合栄養食 」の栄養素や栄養バランスとは何を指すのでしょうか?

そもそも、犬や猫と人間では必要となる栄養素が異なります。

代表的なタンパク質・ミネラル・ビタミン・脂質・糖質などの栄養素はもちろん犬や猫にも必要ですが、例えばタンパク質に含まれる必須アミノ酸は、人間は9種類の摂取が必要なのに対し、

犬はアルギニンを含んだ10種類、猫はさらにタウリンを含んだ11種類を摂取する必要があります。(必須アミノ酸は体内で生成されないため必ず食事から摂取する必要があります。)

また、ミネラルの体内吸収には、ミネラル同士の摂取バランスが関係するため注意が必要です。

例えば、主要ミネラルとして骨や歯の強化を担う「 リン 」と「 カルシウム 」がありますが、
この2つの栄養素は体内で密接に結びついています。

例えば、犬にとっての理想的なリンとカルシウムの摂取比率は1:1~2と言われていますが、リンを過剰摂取するとカルシウムが体内で吸収されにくくなります。 健全な骨の発育と維持のために極めて重要な栄養素であるカルシウムの吸収を阻害することによって、骨に十分なミネラルが供給されず、全身の骨や歯が弱くなってしまうため、 特に骨の発達が著しい成長期や全身の機能が低下しがちな高齢期においては注意が必要です。 さらに、通常は体内で利用されなかったリンは尿中に排出されますが、長期にわたってリンの過剰摂取が続くと尿中のリン濃度が高くなり、腎障害や結石の原因になる可能性があります。 高タンパクの肉や卵、小魚のほか、乳製品などにもリンが多く含まれています。 意外なところでは、納豆や大豆などの植物性タンパク質の豆類もリンが豊富です。

このように、犬や猫にはそれぞれ最適な栄養素・栄養バランスがあります。

私たち人間は、足りない栄養を普段の生活の中で意識的に補うことができますが、犬や猫は飼い主さんが与える食事が全てであり、自分でコントロールすることはできません。

また、いざ飼い主さんが犬の栄養バランスの知識を習得し日々の食事に取り入れようと思っても、忙しい毎日の中では現実的に難しいかもしれません。

だからこそ、犬や猫には「 総合栄養食 」という考え方があり、「 これさえ与えていれば健康を維持できる 」という飼い主さんのために考えられた食事が作られているのです。

まとめ

ここでは、「ドッグフードの栄養基準「総合栄養食」とはなにか、選び方や注意する点等について判りやすくまとめてみました。

ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの「総合栄養食」の問題解決のご参考にして下さい。

飼い主さんが病気を自己診断するためではなく、あくまでも獣医さんにワンちゃんの症状を説明するときの参考としてお読みください。

当サイトではなるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品を選んでランキングしているので、大切なワンちゃんのためのドッグフード選びの参考にしてみてくださいね。

愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

株式会社ブッチジャパンインク

 

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