【ドッグフード】シニア犬と暮らす

シニア犬(老犬)に合うご飯(ドッグフード)の選び方は?

 

ウチのワンちゃんも、そろそろ「シニア犬」の仲間入りです。

どの様なドッグフードを選んであげたら

好いのでしょうか?教えてください。

 犬が高齢になるにつれ、
 とくに気をつけておきたいのが食事の管理です。

 一般的に流通している低タンパクのシニア犬用ドッグフードは、
 逆に老化を促進させやすいフードなので気をつけなければなりません。  

では、どんなドッグフードを選んでおくとシニア犬の健康のためになるのでしょうか?
ここでは、「シニア犬(老犬)に合うドッグフードの選び方」等について判りやすくまとめてみました。

シニア犬(老犬)に好いドッグフードの選び方


初めに、シニア犬の健康をサポートする大変良好なドッグフードの選び方についてご紹介します。

腎臓病や肝臓病など何かしら疾患を抱えているシニア犬の場合は、必ず獣医師に相談をしたうえで現在の健康状態に合った食事を与えるようにします。

高タンパク・低脂肪・低カロリーであること

犬はシニア期に入ると活動量が徐々に減少していきます。

もちろん何歳になっても活発なシニア犬もいますが、多くの場合は寝る・休むことが増え、成犬期よりも運動量がグッと減って筋力も落やすくなっています。
私たちのカラダと同じです。

そんなシニア犬がカロリー高めの食事を続けると、あっという間に肥満を招いてしまうので十分に注意をします。シニア犬は少しずつ臓器も老化し始めていますから、ここで肥満になるとさらに臓器へも、関節等にも大きな負担をかけて老化を促進させてしまいます。

愛犬がシニア期に入ったら、できるだけ高タンパク・低脂肪・低カロリーの食事に切り替えることが大切です。1日に必要とするエネルギー量は、成犬期よりも10~15%ほど少なくする必要があります。

健康なシニア犬には質の良い高タンパク食が必要ですが、高齢犬や特別な疾患のあるシニア犬などには低タンパク食への切り替えが推薦されます。シニア期を迎えたら必ず健康診断を年2回は受け、その上でドックフードの内容を調整をするようにしましょう。

関節にも良い成分が入っていること

年齢を重ねるにつれ、関節が弱くなってくるのは犬も人間も一緒です。

シニア犬の関節の健康を少しでもサポートできるよう、骨や関節に良いとされる成分が含まれたドッグフードを選んでおくようにしましょう。

代表的な成分であれば、関節軟骨成分のグルコサミン・コンドロイチン・コラーゲン・ヒアルロン酸などがあります。

  • グルコサミン:軟骨の原料で、軟骨を再生したり修復したりする働きがある
  • コンドロイチン硫酸:グルコサミンと一緒に摂取することで、軟骨のクッション性や柔軟性を保つ役目を果たす
  • MSM:アミノ酸の構成要素の1つである硫黄の供給源で、骨や皮膚、コラーゲンの生成を補助。関節痛などを和らげる働きもある

あとは、関節痛の緩和も期待できるとされているMSM(メチルスルフォニルメタン)を配合したドッグフードもここ数年で増えてきています。

消化に良い食べ物・成分が含まれていること

シニア期に入ると消化能力も低下し始めます。また肝臓や膵臓の機能の低下から消化酵素の分泌も減少し、代謝や解毒作用も同時に衰え始めます。

そんなシニア犬の胃腸へ大きな負担をかけないためにも、分解しにくいタンパク質や脂質、余計な化学合成物質などが含まれていない食事を心がけるようにします。

脂肪分の少ない新鮮な肉や魚が多めに使われていて、消化を助ける酵素や乳酸菌などがきちんと含まれているドッグフードを選ぶと好いです。また、新鮮な食材を低温でじっくり加工しているかどうかも大変重要なポイントになります。

消化に負担のかかる食事は、それだけ内臓にも負担がかかるので体が疲れやすくなります。免疫力を低下させないためにも、消化性の良いドッグフードを選びます。

ドッグフード選びで迷ったら

  • 質の良いタンパク質(チキンとサーモン)がたっぷり使われている。
  • 人間用の食品工場で加工出荷された肉・魚・野菜等を使用。
  • 消化に負担のかかる食材が含まれていない。
  • 関節に良い3つの成分が含まれている。
  • 穀物・副産物・遺伝子組み換え食品不使用。
  • トレーサビリティが徹底されている。

※トレーサビリティとは、商品の生産から消費までの過程を追跡することを意味します。 英語では、追跡を意味する「trace」と能力を意味する「ability」の2つを掛け合わせた「traceability」と表現します。 直訳すると「追跡可能性」です

なぜトレーサビリティが必要なのか

商品の品質問題が発生した場合、そのメーカーはすばやく有効な対策を行う必要があります。もし対応が不適切であったり遅かったりすると、消費者や取引先の不信感を高めてしまい、企業存続が困難となるケースも考えられます。一方で、消費者を保護するための法律が成立し、問題製品を速やかに回収することを義務づけられる事例が年々増加しています。

「シニア犬に高タンパク食は良くない」とよく言われていますが、それは質の悪い肉や魚をたっぷり使った高タンパクドッグフードを食べさせてしまうからです。

ですから「シニア犬には低タンパク食を!」と間違った情報を発信してしまう人が時々居たりします。

しかし、健康なシニア犬に低タンパク食を与え続けることは筋肉を痩せ細らせてしまう原因になるため、逆に危険であるということを飼い主は知っておく必要があります。大事な点です。

最近の研究では、健康なシニア犬は成犬よりも50%ほど多めのタンパク質を必要としていることが分かっています。

シニア犬はできるだけ高品質で低脂肪なタンパク質を摂取することが好いとされおり、ピッコロのような質の良いシニア犬用ドッグフードを高く評価しました。


「愛犬にも健康的に長生きしてもらいたい・・・」そう願っている飼い主さんは多いはずです。

まずはどんな食事が今の愛犬のためになるのか?・・・」

まずはそこからしっかりと考え、その上で愛犬に合った体にやさしいドッグフードを選ぶようにします。

シニア犬用と成犬用のドッグフードの違いは?

最近は子犬から高齢犬まで合わせられる全年齢タイプのドッグフードも多く有りますが、「シニア犬用」「成犬用」とカテゴリを分けている商品もまだまだたくさん用意されています。

そこで気になるのが、シニア犬用と成犬用の違いです。

これらの違いは、それぞれがそれぞれのライフスタイルや健康状態、体質に合わせた栄養バランスを考えて日々作られていることです。

例えば、シニア犬用には抗酸化成分や関節成分などが配合されている特徴があります。また代謝も落ちるので、脂質やカロリーがやや低めに設定されています。

その逆で、成犬用はシニア犬用に比べると脂質とカロリーがやや高めに設定されています。そのため、一時的にシニア犬用のドッグフードを食べてダイエットをする成犬もいます。

シニア犬(老犬)がドッグフードを食べない時の対処法は?

シニア犬がドッグフードを食べない時、考えられる理由は6つあります。

  1. ドッグフードが食べづらい。
  2. ドッグフードをおいしく感じていない。
  3. 運動量・基礎代謝が低下している。
  4. 嚥下能力(飲み込む力)が低下している。
  5. 消化機能が低下している。
  6. 病気や何かしら不調がある。

最後の6番の場合は、必ず動物病院を受診するようにして下さい。
まったくご飯を食べない、下痢や嘔吐をするなど何か症状がある場合は病気が疑われます。

シニア犬(老犬)におすすめの柔らかいドッグフードはどれ?

ドライフードをふやかすのが面倒・・・、時間が無い・・・、
できることなら初めから柔らかいドッグフードを食べさせてあげたい・・・
と思う場合もあるかと思います。

柔らかいドッグフードには、

  • 半生フード:水分含有量25~35%(ソフトドライフードとセミモイストフードがある)
  • ウェットフード:水分含有量60~87%(缶詰やパウチなどがある)

の2タイプがあり、どちらを選ぶかは愛犬の体質や健康状態、そしてライフスタイルによって変わってくるでしょう。

ただし、半生フードは品質も安全性も文句なしの商品がほとんどありません。

ほとんどの商品に危険性のある化学合成物質が使われているため、選び方やおすすめの半生フードについては以下の記事をぜひ参考にしていただけたらと思います。

関連記事:半生タイプの無添加ドッグフード/犬の餌に安全なのは?

またウェットフードに関しては、ここ最近レベルの高い商品が増えてきています。

とは言え、こちらも同じく選び方にはまだまだ注意が必要なので、おすすめのウェットフードや基本的な知識は以下・・・・・・・・・。

関連記事:無添加ウェットドッグフード・・・犬の餌に安全なのはどれ?

何歳からシニア犬(老犬)に合わせたドッグフードに切り替えれば好いのか?

一般的には「7歳からがシニア犬」と言われていますが、実は小型犬・中型犬・大型犬ではシニア期に入る年齢が異なります。

大きさ シニア犬 高齢犬
小型犬 6~8歳頃から 11~12歳頃から
中型犬 6~8歳頃から 11~12歳頃から
大型犬 5歳頃から 8~9歳頃から

大型犬は子犬の期間が約1年半と長いのですが、それ以降は小型犬・中型犬よりも急速に成長していくのが特徴です。

全ての犬が同じ年齢ということはなく、犬種・個体差によってシニア期を迎える年齢が異なります。当然、運動量生活環境食生活によっても体内年齢は変わってきます。

ここで示した年齢はあくまでも目安になりますので、切り替えるタイミングは愛犬の体質や食欲をよく観察して決めてみましょう。

まとめ

ここでは、「シニア犬(老犬)に合うドッグフードの選び方」として、

シニア犬(老犬)に好いドッグフードの選び方
シニア犬用と成犬用のドッグフードの違いは?
シニア犬(老犬)がドッグフードを食べない時の対処法は?
シニア犬(老犬)におすすめの柔らかいドッグフードはどれ?
何歳からシニア犬(老犬)に合わせたドッグフードに切り替えれば好いのか?

・・・について判りやすくまとめてみました。

ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの「シニア犬(老犬)に合うドッグフード」の問題解決のご参考にして下さい。

飼い主さんが病気を自己診断するためではなく、あくまでも獣医さんにワンちゃんの症状を説明するときの参考としてお読みください。

愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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