【ドッグフード】

柴犬に合うドッグフードの選び方は?

賢くて飼い主に忠実な柴犬は、日本だけでなく海外でも人気の高い犬種です。飼いやすいイメージがありますが、意外と皮膚トラブルの多い犬種でもあります。

その理由には食べない(選り好みをしやすい)、アレルギー性皮膚炎、太りやすいなどがあるからです。

柴犬にはどんなドッグフードを選ぶといいのか?ここでは、柴犬に適した餌の選び方を紹介します。

  1. 柴犬に合うドッグフードの選び方
    1. 高タンパク・低脂肪・低カロリーである・・・こと
    2. 良質な脂肪酸が含まれている・・・こと
      1. オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸(=必須脂肪酸)は、体内で合成できないので食品から摂取する必要があります。欠乏すると皮膚疾患を引き起こしやすくするほか、傷の治りが遅いなどの原因にもなります。
    3. 注意すべき成分が無添加である
    4. 添加物が必要最低限のフードがおすすめ!
  2. 柴犬の餌の量は1日あたりどれくらい?
      1. 1日分の給餌量の計算方法
        1. そして、それぞれの餌の与え方や注意点をまとめてみました。
    1. 子犬の場合
    2. 成犬の場合
    3. 老犬の場合
        1. ここで紹介した給餌量はあくまでも目安で、運動量・体調・生活環境によって必要なエネルギー量が変わります。給餌量が合っているかどうかはうんちで分かるので、うんちが柔らかければ量を減らす、硬ければ量を増やすといった感じで調整して下さい。
  3. 子犬の柴犬にはどんなドッグフードがおすすめ?
  4. 食物アレルギーを抱える柴犬におすすめのドッグフードは?
  5. 柴犬がご飯を食べない理由とその対処法は?
        1. ・わがままになっている。 ・ドッグフードの匂い、味、質感が気に入らない。 ・もともと食が細い。 ・成長が落ち着いてきている。 ・老化による代謝率や消化率の低下。 ・ストレスを抱えている。 ・1回のご飯の量が多い。 ・口の中にトラブルがある。 ・病気や何かしら不調がる。 ・整理中である。(避妊手術をしていないメスの場合)
    1. 関連

柴犬に合うドッグフードの選び方

柴犬にはどんなドッグフードを選ぶといいのか?柴犬の特徴や抱えやすいトラブルなどを踏まえた上で、選び方のポイントを4まとめてみました。

高タンパク・低脂肪・低カロリーである・・・こと

柴犬はとても活動的な子が多く、散歩の量も1日1時間が理想と言われているほどです。

ところが、意外と肥満気味な柴犬は多いですよね。これは運動不足の柴犬に対して、飼い主さんがご飯やおやつを与えすぎていることが主な原因です。そのせいか腰のくびれがなくてコロコロした体型の柴犬を多く見かけます。

そんな柴犬の体を脂肪でブヨブヨにしないためにも、日頃から主原料に質の良い肉や魚を使った高タンパク・低脂肪・低カロリーの食事を心がるようにしましょう。

ドッグフードであれば、全体の約50%に低脂肪の肉や魚が使われているものが望ましいです。そして愛犬の適正体重と運動量に合った量を与えるようにして下さい。

残念なことに愛犬が太っている飼い主の多くは「少し太っているくらいが丸くてかわいい」といった認識の方も少なくありません。

ですが、肥満は関節への負担を増やすだけでなく、糖尿病や高血圧など様々な病気のリスクを高めます。

良質な脂肪酸が含まれている・・・こと

柴犬は、認知症アレルギー性皮膚炎を引き起こしやすいと言われています。

認知症を予防するためには日頃から視覚・聴覚・嗅覚を衰えさせないトレーニングを意識して行うことも大切ですが、食事の中に質の良いオメガ3脂肪酸を取り込んでおくことも少なからず認知症の予防に役立ちます。

オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸(=必須脂肪酸)は、体内で合成できないので食品から摂取する必要があります。欠乏すると皮膚疾患を引き起こしやすくするほか、傷の治りが遅いなどの原因にもなります。

オメガ3脂肪酸はフィッシュオイルに多く含まれているので、ドッグフードであればサーモンオイルやイワシオイルが使われた商品を選ぶといいでしょう。

亜麻仁油やエゴマからでも摂取できますが、フィッシュオイルに含まれているオメガ3脂肪酸の方が消化吸収されやすい特徴があります。

脂肪の過剰摂取は肥満や内臓疾患の原因ともなるから、何事もほどほどに摂取することが大切です。

注意すべき成分が無添加である

これは柴犬に限らずですが、安全とは言い難い成分(合成保存料、着色料、香料、防腐剤、BHA、BHTなど)が添加されていないドッグフードを選ぶことが大切です。

ドッグフードの品質や見た目を保つためには必要な成分かもしれませんが、柴犬が健康的に生きていく上でこれらは全く必要ありません。

アレルギー性皮膚炎も、食べ物(たんぱく質)が原因になるケースと、季節(花粉やハウスダストなど)が原因となるケースなどがあります。

そのため、原材料に書かれているたんぱく源が少なくシンプルなフードを選ぶと、アレルゲンの予想がしやすくなります。

例えば、「鶏肉、牛肉、豚肉、ラム肉」など色々な種類のたんぱく質を使っていると、どのたんぱく質が原因でアレルギーを起こしているか分かりにくくなってしまいます。

なので、お肉なら1~2種類、グレインフリー(穀物不使用)にこだわる必要はありませんが、小麦やトウモロコシは避けお米やキビなどを使ったフードを選ぶと良いでしょう。

条件を絞ることで食べられるフードが減っていくので、お肉も穀物もアレルギー症状に困っていないなら敢えて避ける必要はありません。

添加物が必要最低限のフードがおすすめ!

添加物が「アレルギーや原因不明の嘔吐の原因となる」という意見もあります。柴犬に多い皮膚疾患や消化器疾患を考えると、添加物もできるだけ少なく天然由来の成分にこだわりたいところです。

無添加を売りにしたフードが流行っていますが、全ての添加物が悪者なわけではありません。

ドライフードは脂質を含むので、開封後の酸化を防ぐためには酸化防止剤が欠かせません。最近は化学的な成分よりも天然由来成分(ローズマリーエキスなど)が好まれる傾向にあります。

化学的な成分に比べて天然由来成分は酸化防止力が劣るとも言われます。なので、柴犬が1ヵ月に食べきれるサイズを購入したり、開封後は早めに食べきるのも大切です。

また、総合栄養食の基準を満たすためにはサプリメント(栄養添加物)も欠かせません。無添加にこだわってサプリメントを加えていないフードは、犬の必須栄養素を満たせない可能性もあります。

着色料は季節によって変わる食材の色味が変わるのを抑え、年間を通してドライフードの色味を整えたり、彩のために使われますが色味は嗜好性を左右しないので不要な添加物です。

香料や甘味料は食いつきをあげるために使われるので、偏食や好き嫌いのある柴犬には効果的な場合もありますが、食いつきに問題の無い子は避けた方が良いでしょう。

 

柴犬の餌の量は1日あたりどれくらい?


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柴犬が1日に必要とする餌の量は、ドッグフードや手作り食の栄養価、運動量、ライフスタイル、体重、体格、年齢などによって変わります。よって、絶対にこの量を与えなければならないという決まりはありません。

以下の計算方法から1日に必要なフードの給餌量を割り出すことができますので、ぜひ参考にしてみて下さい。計算に必要な係数は下の表に示してあります。

1日分の給餌量の計算方法

 
  1. まずは安静時のエネルギー要求量を求める。
    RER(kcal)=30 × 体重 + 70
  2. 次に、1日に必要なエネルギー量を求める。
    DER(kcal/日)=RER × 係数
  3. 最後に、1日必要な給餌量を算出する。
    給餌量(g/日)=DER ÷ フード1g(1缶)あたりのカロリー数
ライフステージ 係数
子犬(4ヶ月未満) 3.0
子犬(4~9ヶ月) 2.5
子犬(10~12ヶ月) 2.0
成犬(避妊・去勢をしていない) 1.8
成犬(避妊・去勢をしている) 1.6
肥満傾向 1.4
妊娠中(初めの42日間) 1.8
妊娠中(43日目以降) 3.0
授乳中 4.8
老犬(7歳以上) 1.4
そして、それぞれの餌の与え方や注意点をまとめてみました。

子犬の場合

子犬は毎日成長するため、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にするようにしましょう。月齢だけで判断してしまうと、栄養過多や栄養不足の原因となってしまいます。

餌の回数は、生後10週までは1日分を少量ずつ4回ほどに分けて、生後3ヶ月過ぎた頃から、その犬の予想される体重の50%近くになるまで1日3回に分けて与えましょう。生後5~6ヶ月頃から、餌の回数を1日2回程度にします。

成犬の場合

成犬は、15kgまでは体重の1.2%程度、15kg以上は1%程度の給餌量が目安です。

ただし、個体差や運動量によっても大幅に変わるため、体重と照らし合わせながらコントロールするようにしましょう。

犬は食餌と食餌の間隔が長くても大丈夫なので、餌の回数は1日2回で問題ありません。

老犬の場合

老犬は、成犬に与える量よりも20~30%程減らした量を与えるようにしましょう。消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎると内臓や消化器官に負担をかけてしまいます。

餌の回数は、消化器への負担を軽くするためにも1日2~3回に分けて与える必要があります。

ここで紹介した給餌量はあくまでも目安で、運動量・体調・生活環境によって必要なエネルギー量が変わります。給餌量が合っているかどうかはうんちで分かるので、うんちが柔らかければ量を減らす、硬ければ量を増やすといった感じで調整して下さい。

 

子犬の柴犬にはどんなドッグフードがおすすめ?


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子犬の柴犬には、栄養価の高いドッグフードを与えましょう。子犬は毎日どんどん成長していますから、成犬以上に栄養やエネルギーが必要になります。

子犬だからと質素な食事ばかり与えていると、大きくなった時に体の異常やトラブル(皮膚アレルギーなど)を抱えやすい体質になるため気をつけましょう。

また、子犬の消化器官はまだまだ未熟です。犬にとって消化しにくい食材が使われているドッグフード(穀物がたっぷり使われたフードや添加物だらけのフードなど)は避け、できるだけ産地の分かる良質な食材が使われたドッグフードを選んであげましょう。

子犬に合うドッグフードの選び方などは、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみ下さいね。

食物アレルギーを抱える柴犬におすすめのドッグフードは?

柴犬も抱えやすい食物アレルギーは、特定の食べ物に含まれるアレルゲン(主にタンパク質)に免疫機能が過剰に反応してさまざまな症状を起こすアレルギーです。

免疫機能や消化機能が正常だとアレルギー反応を起こしにくく、これらの機能に何かしら問題があると、消化吸収された栄養素を「害」と反応してアレルギー症状を引き起こします。

そして、アレルギーの原因となる成分は個体によって異なります。すべての柴犬が同じ成分に反応するわけではありません。

そのため、食物アレルギーを抱えるすべての柴犬に、同じドッグフードをおすすめすることはできません。

ただ、食物アレルギーを抱える犬のためのドッグフードの選び方や商品というものはあります。それについては以下の記事で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

柴犬がご飯を食べない理由とその対処法は?

柴犬がご飯を食べない時に考えられる理由は、健康状態・ライフスタイル・飼い主さんとの関係によっても異なります。よくある理由を以下にまとめてみました。

・わがままになっている。 ・ドッグフードの匂い、味、質感が気に入らない。 ・もともと食が細い。 ・成長が落ち着いてきている。 ・老化による代謝率や消化率の低下。 ・ストレスを抱えている。 ・1回のご飯の量が多い。 ・口の中にトラブルがある。 ・病気や何かしら不調がる。 ・整理中である。(避妊手術をしていないメスの場合)

基本的に、犬は食事に飽きるということはほとんどありません。

もしもご飯を食べない日が2日以上続く場合は病気の可能性もありますので、早めにかかりつけの動物病院を受診して獣医師に相談しましょう。

柴犬がご飯を食べない時の対処法は、それぞれの理由によって異なります。詳しくは以下の記事で解そして、それぞれの餌の与え方や注意点をまとめてみました。


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