【犬と暮らす】

愛犬の平均寿命とライフプランは?罹りやすい病気はなに?

 

ワンちゃんの寿命ってどのくらいなんでしょうか??

元気に長生きして欲しいし、
一緒に楽しく暮らしたいです!!

 犬は人間と比べて成長するのも歳をとるのも早く、
 一緒に過ごせる時間はあっという間に過ぎてしまいます。

 まさに・・・「ドッグ イヤー」です。

最近まで子犬だったのに、ふと気づくとシニア犬になっていた、と感じる方も多いのではないでしょうか。ワンちゃんの平均寿命を知り、年齢のステージごとにライフプランを考えて、一日一日を有意義に楽しくお過ごしください。

ここでは、「犬の平均寿命とライフプラン、犬種ごとの罹りやすい特有の病気」を説明します。

ここでは、「犬の平均寿命とライフプラン、犬種ごとの罹りやすい病気」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。

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犬の平均寿命は?

2021年の一般社団法人ペットフード協会による全国犬猫飼育実態調査では、日本で飼育されている犬の平均寿命は14.65歳と報告されています。

獣医学の発展や飼い主の知識の向上などに伴い、犬の平均寿命は毎年少しずつ延びてきており、2010年と比べて0.78歳も延びています。

犬の平均寿命は犬の体格ごとに異なり、

・超小型犬では15.30歳、
・小型犬では14.05歳、
・中型犬・大型犬では13.52歳・・・となっています。

参照:一般社団法人ペットフード協会「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」

※超小型犬…チワワ、トイ・プードル、パピヨンなど
※小型犬…シー・ズー、柴、ミニチュア・シュナウザーなど
※中・大型犬…ボーダー・コリー、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーなど

多少の違いはありますが、犬の平均寿命は日本人の平均寿命のおおよそ5分の1以下。毎日を大切に過ごしてあげたいものです。

具体的にどう飼育すればいいのかを、子犬期・成犬期・老犬期の3段階に分けて詳しく解説します。

子犬期(生まれてから生後8ヵ月前後まで)のライフプラン

ハウストレーニングとトイレトレーニングは、お迎え初日からスタートしましょう。

また、ワクチンの接種もこの時期からです。

散歩は、3回目のワクチンを接種して2週間以上経ってから。それまでは感染症にかかってしまう危険性もあるため、抱っこやケージなどに入れて外に連れていってあげるようにします。

そして重要なのが、「待て」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけです。子犬期は成犬期に比べて飲み込みがはやいため、大人になる前に基本の指示しつけは教えておきましょう。

避妊・去勢手術を考えているのなら、成犬期に入る前に行うのがベター。

性成熟する前に手術をすることで、生殖器や性ホルモンに関する病気リスクの軽減が期待できます。繁殖させるつもりがないのなら、早めの検討をおススメします。

「ハウストレーニング」を教える理由

ハウスのしつけは、愛犬がひとりでも安心できるようになってもらうために必要です。

興奮したり怖いことがあったりしたときに、安心できる場所がないことが原因で問題行動が発現することが少なからずあります。

例えばお留守番中にひとりでいることが不安になって吠え続ける、ソファを噛む、モノを壊すといった具合です。

なので安心してハウスに入っていられるようにしつけることで、愛犬の問題行動を大きく減少させることにつながります。

また長期外出をするときや災害時、ホテルに預けなければならなくなったときや入院させるときにも、ハウストレーニングがしっかりとされておりクレート(持ち運びができるケージのことです。)に

慣れていると、愛犬が感じるストレスを軽減することにもつながります。

ハウスを教えるときのポイント

  • ハウスを常に出しておく
  • 無理やり閉じ込めない
  • 抱っこして入れない

トイレトレーニングの重要性

トイレのしつけは、愛犬と飼い主さんがお互い気持ちよく生活するために必要です。
決められた場所で排泄してくれないと掃除が行き届かず、糞尿のニオイも気になりますし、衛生上にもよくありません。

トイレのしつけを行う上での注意点

トイレの失敗に対して、叱ったり叩いたりというような罰を与えることは絶対にしてはいけません。

本来はどこでもしていい動物なのに人間の都合でトイレでしてもらっていることですし、

罰を受けると学習したら飼い主さんが見てないときや、見えないところにそそうをしたりするようになる可能性もあります。

そうなるとすぐに掃除ができなくなり、かえって困った状況にもなりかねないのです。

トイレ」に限らず、しつけを覚えるまでの期間には愛犬によって個体差があります。

成犬期(生後9ヵ月~6才まで)のライフプラン

子犬期に教えたしつけは、成犬期に実践あるのみ!生活の中で取り入れていけば、自然とマスターできるはずです。

ある程度しつけが完了すると、犬とのコミュニケーションの幅を広げることができます。毎日の散歩や遊びだけでなく、遠出や愛犬に合ったドッグスポーツなどで積極的に愛犬とふれ合っていきましょう。

また、成犬期は「その犬種特有の病気」の症状が出始める頃です。定期的な健康診断は欠かさず、気になることがあれば獣医師に相談をしてください。

罹りやすい犬種特有の病気

家庭で飼われているワンちゃんがかかりやすいと言われている病気を挙げてみました。もちろん、必ず発症するというものではなく、必要以上に恐れなくても大丈夫です。

そのワンちゃんの病気の傾向を知り、食事や生活習慣の中で予防につながる対策にお役立て下さい。

◆ ミニチュア・ダックスフンド
椎間板ヘルニア、糖尿病、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症、そけいヘルニア、緑内障、関節炎、尿道結石症、進行性網膜萎縮症、股関節形成不全、外耳炎

◆ チワワ
膝蓋骨脱臼、水頭症、尿路結石症、低血糖症、気管虚脱、僧帽弁閉鎖不全症、肛門嚢炎、角膜炎

◆ トイ・プードル
椎間板ヘルニア、糖尿病、てんかん、膵炎、副腎皮質機能亢進症、膝蓋骨脱臼、僧帽弁閉鎖不全症、悪性リンパ腫、レッグ・ペルテス病、進行性網膜萎縮症

◆ 柴犬
椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼、心室中隔欠損症、緑内障、甲状腺機能低下症

◆ ヨークシャー・テリア
椎間板ヘルニア、水頭症、僧帽弁閉鎖不全症、膝蓋骨脱臼、レッグ・ペルテス病、尿道結石症、副腎皮質機能亢進症、気管虚脱、進行性網膜萎縮症

◆ ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
椎間板ヘルニア、股関節形成不全、てんかん、緑内障、尿道結石症、進行性網膜萎縮症

◆ ラブラドール・レトリーバー
股関節形成不全、悪性リンパ腫、皮膚炎、白内障、逆さまつげ、結膜炎

◆ シー・ズー
免疫介在性貧血、椎間板ヘルニア、糖尿病、僧帽弁閉鎖不全症、緑内障、関節炎、熱中症

◆ ポメラニアン
水頭症、そけいヘルニア、膝蓋骨脱臼、進行性網膜萎縮、副腎皮質機能亢進症

◆ ミニチュア・シュナウザー
糖尿病、膵炎、レッグ・ペルテス病、尿道結石症、皮膚炎

◆ ゴールデン・レトリーバー
糖尿病、リンパ肉腫、尿道結石症、進行性網膜萎縮、甲状腺機能低下症、骨肉腫、股関節形成不全、気管虚脱、腎炎

◆ ビーグル
椎間板ヘルニア、糖尿病、てんかん、リンパ肉腫、進行性網膜萎縮、副腎皮質機能亢進症、腎炎、白内障

◆ マルチーズ
免疫介在性溶血性貧血、僧帽弁閉鎖不全症、膝蓋骨脱臼、緑内障、白内障、関節炎

◆ パピヨン
膝蓋骨脱臼、白内障、脱毛症

◆ シェットランド・シープドッグ
関節炎、レッグ・パーセス病、甲状腺機能低下症、

◆ キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
糖尿病、僧帽弁閉鎖不全症、膝蓋骨脱臼、臍ヘルニア

◆ ジャック・ラッセル・テリア
膝蓋骨脱臼、レッグ・パーセス病、副腎皮質機能亢進症

◆ パグ
熱中症、気管虚脱、椎間板ヘルニア、水頭症、膝蓋骨脱臼、緑内障、白内障、レッグ・ペルテス病、

◆ フレンチ・ブルドッグ
熱中症、リンパ肉腫、乳腺腫瘍、尿道結石症、肥満細胞腫

◆ ミニチュア・ピンシャー
糖尿病、拡張型心筋症、レッグ・ペルテス病、尿道結石症、緑内障

老犬期(7才以降)のライフプラン

老犬期に突入すると、やはり気になるのは体の衰えや病気です。獣医師と相談し、定期健診の頻度を増やすと好いです。

アクティブな遊びが徐々に難しくなるため、体力を使わない遊びを取り入れてあげるのもおススメです。上手に愛犬の病気と付き合っていくことも必要になります。

ただ、高齢だからといってなんでもかんでも飼い主さんがやってあげるのは本当にNG!!です。散歩でも遊びでも、犬自身のやる気があるのなら、その気持ちをくみ取ってあげましょう。

生活の中で適度な運動をさせることは愛犬の老化防止やストレス解消になり、健康寿命を延ばすことにもつながります。

関連記事:ブッチドックフードの良い評価、悪い評価、特徴、お得な購入方法も徹底解説!

まとめ

ここでは、「犬の平均寿命とライフプラン、犬種ごとの罹りやすい特有の病気」等について判りやすくまとめてみました。

ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
お宅のワンちゃんの「ライフプラン」の問題解決のご参考にして下さい。

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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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