【犬と暮らす】健康管理

犬の『ジステンパーウイルス感染症』の症状と原因・治療法。

 

犬のジステンパーってなに?

あまり 聞かない感染症ですが??

どんなワンちゃんがかかりやすいのか?

どうの様に予防をすればよいのでしょう??

心配です・・・。

ジステンパーは感染力が強く、致死率が高く恐ろしい病気です。

感染すると3〜6日の潜伏期間を経て、食欲不振や発熱といった初期症状が出た後、末期になると異常行動やけいれんが生じます。また、有効な治療薬がなく、予防をしっかりと行うのが重要です。ぜひ正しい知識を身につけておきましょう。

ここでは、「犬の『ジステンパーウイルス感染症』の症状と原因・治療法」について説明させていただきます。

  狂犬病やレプトスピラ症などは動物から人間にうつる
  可能性がある人獣共通感染症ですが、
  ジステンパーウイルスはペットから人にはうつりません。 

 

  1. 犬の『ジステンパーウイルス感染症』にかかりやすい犬の特徴は?
  2. 犬の『ジステンパーウイルス感染症』の原因
  3. 犬の『ジステンパーウイルス感染症』の症状
      1. こんな症状が見られたら動物病院をすぐに受診してください。
  4. 犬の『ジステンパーウイルス感染症』の治療法
    1. 検査内容
      1. 血液検査 犬ジステンパーウイルス感染症にかかっていると、リンパ球と白血球の減少が見られます。細菌の二次感染がある場合は、白血球数が増加していることがあります。
      2. レントゲン検査 呼吸器症状が出ている場合、胸部のレントゲン撮影を、血便や嘔吐などの消化器症状が出ている場合、腹部のレントゲン撮影をそれぞれ行います。
      3. MRI検査 神経症状が犬に見られる場合、必要に応じてMRI検査で脳の状態を確認します。犬ジステンパーウイルス感染症を発症していると、脳の炎症や側脳室の拡大などが見られます。
      4. ウイルス抗原、ウイルス遺伝子の検出 犬ジステンパーウイルス感染症の確定診断をするために行います。ウイルス抗原の検出には、結膜や扁頭(へんとう)、呼吸器の上皮、白血球、骨髄、尿などの標本を使います。 ウイルス遺伝子の検出には、尿、便、呼吸器ぬぐい液、脳脊髄液を材料にし、PCR法を用います。
    2. 治療法
      1. 炎症反応が見られる場合 必要に応じてステロイド剤を犬に投与します。
      2. 肺炎が見られる場合 去痰剤(きょたんざい)や気管支拡張剤を使用します。
      3. 下痢や嘔吐が見られる場合 下痢止めや吐き気止め、点滴による水分補給を行います。
      4. 目やにや鼻水が出ている場合 目やにや鼻水をきれいに拭き取り、目薬といった抗菌薬を投与します。
    3. 無治療の場合
  5. 犬の『ジステンパーウイルス感染症』の予防法
    1. 混合ワクチンによる予防法
    2. 2か月齢に満たない子犬の予防法
  6. 犬のジステンパーウイルス感染症 まとめ
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犬の『ジステンパーウイルス感染症』にかかりやすい犬の特徴は?

ワクチン未接種の仔犬は、犬ジステンパーウイルス感染症の感染リスクが高くなります。

また、成犬でもワクチンを接種していない場合に、感染や重篤化のリスクがあります。

犬の『ジステンパーウイルス感染症』の原因

「人間のはしかウイルス」に似た犬のウイルスがあり、とくに3歳未満の若いイヌ科動物を中心にジステンパーという致死的な病気を起こします。

犬のウイルス病としては最も多く、発病率は25~75%と高く、また感染した動物での死亡率も50~90%と非常に高いようです。

ウイルスは通常のアルコールや石鹸といった消毒法で死滅するような弱いものでありますが、寒い環境では動物の体外でも少しの間生存します。

ウイルスは感染した犬のくしゃみその他の分泌物により広がり、母親のミルク由来の移行抗体が消失したての(大体離乳期近く)若い動物に感染しやすいようです。

犬ジステンパーウイルスは、感染動物との直接接触排泄物(はいせつぶつ)・分泌物との接触、飛沫などが原因となって感染します。

例えば、感染している犬の鼻水や唾液、尿などから犬ジステンパーウイルスが排出されるため、ほかの犬がその排出物に接触した場合に感染します。

また、感染している犬と同じ空間にいる場合には飛沫感染する可能性や、散歩中に感染している犬の尿を踏んだ愛犬が、自分の足をなめて感染する可能性もあります。

多頭飼育の場合は、1頭が感染するとまん延するおそれがあり、特に注意が必要です。

犬の『ジステンパーウイルス感染症』の症状

犬ジステンパーウイルス感染症は、パラミクソウイルス科モルビリウイルス属犬ジステンパーウイルスの感染によって引き起こされる犬の感染症です。

また、感染力や致死率が非常に高く、感染すると50~90%の犬が命を落とすと言われています。

犬ジステンパーウイルスの潜伏期間は1~4週間以上と幅広く、軽症の場合は症状がほとんど現れないケースもあります。

呼吸器のリンパ組織で増殖した犬ジステンパーウイルスが全身に広がっていくと、発熱や鼻水、くしゃみなどの症状を引き起こします。感染から2週間後までに十分な免疫を獲得できれば、ほとんど症状が現れずに回復していきます。

ただし、免疫の成立の遅れや細菌の二次感染などが起こると、症状が悪化して、血が混じった下痢や嘔吐(おうと)などが見られる場合があります。さらに、犬ジステンパーウイルスが脳を始めとする中枢神経系にまで広がると、けいれんや震え、麻痺(まひ)などの激しい神経症状を起こして命を落とす可能性が高くなります。

急性の場合、以下のような症状が犬に現れます。様子を見ずに、早めに動物病院を受診します。

  • 発熱
  • 食欲が低下する
  • 涙が多くなる
  • 鼻水が出る
  • 結膜炎が生じる
  • 下痢

急性では、感染してから数日~1週間で発熱が見られます。一度、熱が下がっても数日後に再度、発熱する二峰性(にほうせい:時間の経過に伴い、状態や数量の変化が2回の高まりをもつ様子)が特徴です。

こんな症状が見られたら動物病院をすぐに受診してください。

犬ジステンパーウイルスが犬の脳に侵入すると、末期症状としてジステンパー脳炎を引き起こし、次のような脳神経症状が見られる場合があります。

  • 歩行異常
  • けいれん
  • 震え

脳神経症状が見られると予後は不良で、けいれんといった後遺症が残る可能性があります。また、致死率が高く、ワクチン未接種の若い犬の致死率は90%を超えると報告されています。

犬の『ジステンパーウイルス感染症』の治療法

検査内容

犬の全身の状態を確認し、原因となる病気を絞り込むための検査を行います。

血液検査 犬ジステンパーウイルス感染症にかかっていると、リンパ球と白血球の減少が見られます。細菌の二次感染がある場合は、白血球数が増加していることがあります。

レントゲン検査 呼吸器症状が出ている場合、胸部のレントゲン撮影を、血便や嘔吐などの消化器症状が出ている場合、腹部のレントゲン撮影をそれぞれ行います。

MRI検査 神経症状が犬に見られる場合、必要に応じてMRI検査で脳の状態を確認します。犬ジステンパーウイルス感染症を発症していると、脳の炎症や側脳室の拡大などが見られます。

ウイルス抗原、ウイルス遺伝子の検出 犬ジステンパーウイルス感染症の確定診断をするために行います。ウイルス抗原の検出には、結膜や扁頭(へんとう)、呼吸器の上皮、白血球、骨髄、尿などの標本を使います。 ウイルス遺伝子の検出には、尿、便、呼吸器ぬぐい液、脳脊髄液を材料にし、PCR法を用います。

治療法

犬ジステンパーウイルス感染症に、ウイルス自体を攻撃する治療法はないため、発症した場合も、抗生物質で細菌の二次感染を抑える程度しか治療法はありません。

治療の基本は、症状を緩和して自然治癒力を高める対症療法と、細菌による二次感染を防ぐための抗菌薬の投与です。

しかしこのような対症療法でも、行った方が回復の助けになるといわれています。

その他、神経症状に対しても対症療法が行われ、さらに栄養や水分の補給を行って、回復のチャンスを高める努力が行われます。

炎症反応が見られる場合 必要に応じてステロイド剤を犬に投与します。

肺炎が見られる場合 去痰剤(きょたんざい)や気管支拡張剤を使用します。

下痢や嘔吐が見られる場合 下痢止めや吐き気止め、点滴による水分補給を行います。

目やにや鼻水が出ている場合 目やにや鼻水をきれいに拭き取り、目薬といった抗菌薬を投与します。

無治療の場合

無治療で犬が重症化した場合、血が混じった下痢や嘔吐など重篤な消化器症状や肺炎を引き起こして亡くなる可能性があります。

また、けいれん発作震え、麻痺などの神経症状に移行した場合には、高い確率で命を落とします

そのため、重症化する前の早期発見、早期治療が大切です。

犬の『ジステンパーウイルス感染症』の予防法

7種混合ワクチンの中に組み込まれているジステンパーウイルスワクチンで予防は可能です。
しかしながら、ワクチン接種前に感染が起こってしまうと予防は不可能です。

とくに、先に感染し、その後ワクチンをうったが感染はすでに成立しており、

しかも急性期はほとんど無症状で経過した場合、遅れて亜急性または慢性の症状が出るため、あたかもワクチンを接種してあるのにジステンパーに感染したようにみえるので要注意。

一見無駄に思えても、早くから何回もワクチンを接種することによってのみ、この状態は予防できることを覚えておく必要があります。

混合ワクチンの接種が、犬ジステンパーウイルス感染症の最大の予防法です。

混合ワクチンによる予防法

混合ワクチンは、生後2か月ごろから接種できます。最初の混合ワクチンを3~4週ごとに2~3回接種すると、しっかり免疫を獲得できます。その後は年1回の接種が基本です。

仔犬の場合、散歩やほかの犬との接触を開始するのは、ワクチンを2~3回接種し終えて一週間くらいたってからにすると、犬ジステンパーウイルスの感染予防に有効です。

愛犬が免疫を獲得できたかは抗体価検査で確認できるため、心配な場合は獣医師に相談しましょう。

2か月齢に満たない子犬の予防法

2か月齢に満たない仔犬はワクチンによる予防ができないため、外に出す際には抱っこする犬同士の接触を避けるなどの工夫が必要です。

集団飼育している場合は、犬ジステンパーウイルスがまん延するおそれがあるため、特に注意しましょう。

関連記事:ブッチドックフードの良い評価、悪い評価、特徴、お得な購入方法も徹底解説!

犬のジステンパーウイルス感染症 まとめ

ここでは、犬の『ジステンパーウイルス感染症』の症状と原因・治療法

①犬の『ジステンパーウイルス感染症』にかかりやすい犬の特徴は?
②犬の『ジステンパーウイルス感染症』の原因
③犬の『ジステンパーウイルス感染症』の症状
④犬の『ジステンパーウイルス感染症』の治療法
⑤犬ジステンパーウイルス感染症の予防法

・・・について説明をしました。

ご心配な点は、解決できましたか?
混合ワクチンの接種が、犬ジステンパーウイルス感染症の最大の予防法です。

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愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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