マダニ・ノミに注意が必要な季節になってきました。
どうしたら好いのか教えてください。
犬を連れてのお出かけや散歩で気を付けたいのが「ダニ」の存在。中でも「マダニ」は予防が必須です。
「マダニ」は、キャンプ場や河川敷はもちろん、近所の公園やいつもの散歩道にも潜んでいます。
マダニに寄生されることの問題は皮膚のトラブルだけでありません。
マダニは動物だけでなく
人にも恐ろしい病気を起こしてしまうことがあるのです。
愛犬やご家族の健康を守るため、
正しい予防の方法を知り、すぐに対策を始めましょう!
ここでは、「マダニ・ノミの予防」等について判りやすくまとめてみました。ぜひ愛犬のケアに役立ててください。
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- ダニ(マダニ)の被害を防ぐには、日頃の予防と毎日の対策が大切です。 今回ご紹介した方法でしっかりと予防して、安心して日々を過ごしてください。
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マダニやノミについて
マダニやノミは動物や人間の体の表面から血液を吸う小さな吸血性節足動物です。
マダニは日本中の森林や草地に生息し、人や動物から吸血の機会を狙っています。犬猫は散歩中に寄生されることが多く、マダニは手足や口先から移動して体表(目や耳の周り等)で吸血します。
マダニが媒介する感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は犬や猫だけでなく、人にも伝染します。
犬や猫にマダニが寄生し、ペットの犬や猫がSFTSに罹患し、そこから間接的に人に2次感染を起こした事例も確認されており、
マダニの予防は犬猫の健康の為だけではなく、人の公衆衛生の観点からも非常に大切です。
ノミは犬や猫など動物の体に寄生して吸血する特徴があります。気温や室温が13℃以上になると繁殖を行い、2~3週間サイクルで増加していきます。
ノミは約3mmと小さく、ノミの寄生数が少ないとノミを発見することが難しい場合がありますが、黒い小さな粒(ノミの糞)が見つかればノミがいる可能性を考えます。
ペットに寄生するノミが人を吸血することもあり、発赤と強いかゆみが続きます。
室内を清潔にして、ノミが犬や猫の体を吸血したり、産卵しないように予防・駆除する必要があります。
ダニ・ノミどちらも、感染症の媒介や皮膚病の原因になるので、予防・駆除が必須です。
犬のマダニ対策について
あらゆる場所に潜んで動物と人の健康を脅かす、マダニ
マダニには800以上もの種があり、あらゆる環境に適応、生息できるため、世界中で問題となっています。
しかもマダニは、ペットのみならず、野生動物、人間に対しても貧血や皮膚病の原因になるだけでなく、恐ろしい病気まで媒介します。
そんなマダニは散歩しているペットをいつも狙っています。森や林だけでなく都会の公園や河原などもマダニの生息地帯。緑の草むらや茂みの多い場所は特に注意が必要です。
フタトゲチマダニ タカサゴキララマダニ
出典:国立感染症研究所HP
マダニのライフサイクル
マダニは、幼ダニ→若ダニ→成ダニと成長します。下の写真のように、成ダニは吸血するととても大きくなります。
幼ダニ、若ダニ、成ダニともに草や木に登って、ペットに寄生する機会を待っています。
日本に生息するマダニ
日本に生息するマダニは10種類以上。どんな気候、場所にも適応し、寄生の機会を狙っています。北海道や日本海側、東北を含む全国でその姿を確認することができます。
種類 | 犬 | 猫 | 分布 |
---|---|---|---|
シェルツェ マダニ |
● | ● | 北海道・中部の山岳地帯 |
タネガタ マダニ |
● | ● | 全国 |
フタトゲチ マダニ |
● | ● | 全国 |
ツリガネマチ マダニ |
● | – | 本州、九州 |
キチ マダニ |
● | ● | 全国 |
タカサゴキララ マダニ |
● | ● | 西日本 |
クリイロコイタ マダニ |
● | – | 沖縄、九州、西日本の一部 |
ヤマアラシチ マダニ |
● | – | 本州、九州、沖縄 |
ヤマトチ マダニ |
● | ● | 四国 |
ミナミネズミ マダニ |
– | ● | 沖縄 |
犬や人を脅かすダニ(マダニ)とは?
見つけたらすぐに動物病院へ!! 決して、無理やり取ろうとしてはいけません!
ダニ(マダニ)は、動物の血を吸って生活する「クモ」の仲間。公園や草むらはもちろん、私たちの生活環境のどこにでも一年中生息しています。
マダニはなんと一回に3000個もの卵を産むといわれています。マダニは犬の体表ではなく地上で産卵しますが、うまれた幼ダニは草や木に登り、ペットに寄生する機会を狙います。
マダニは、動物の体に寄生し、おなかいっぱい吸血したのちに落下、そして地上で脱皮することを繰り返しながら、成ダニへと成長していきます。
草むらでターゲットとなる動物を狙ったマダニは、二酸化炭素や体温、体臭などに反応して皮膚に張り付き、吸血をはじめます。
犬の「耳」「胸部」「内股部」「肛門周り」など、毛の少ない場所に寄生するのが特徴。犬はもちろん、人や他の動物に寄生することもあります。
目に見えないほど小さなニキビダニやヒゼンダニに対し、血を吸ったマダニはサイズが大きく肉眼で確認することが可能。
そのため、飼い主さんが自宅で愛犬にマダニに寄生しているのを見つけることも少なくありません。血を吸う前のマダニは約2〜3㎜ですが、吸血後はなんと100〜200倍もの大きさになります。
犬に寄生する「ダニ」って?
ダニの種類は非常に多くあります。その中で、犬に寄生することの多いダニは「マダニ」や「ヒゼンダニ」「ニキビダニ」など。
犬同士の接触により感染し、強い痒みを引き起こす「ヒゼンダニ」や、母犬から感染すると言われている「ニキビダニ」にも十分な注意が必要ですが、
これからの季節、特に気をつけていただきたいのが「マダニ」です。
マダニは、草むらのある場所であればどこにでも潜んでいます。キャンプや川遊びなどのレジャーに行かなければOKというわけではありません。毎日のお散歩でも寄生される恐れがあるのです。
さらに、マダニに寄生されると、命をもおびやかす恐ろしい病気にかかることも・・・。
このように、日々の暮らしの中に感染リスクのあるマダニ。あらかじめ適切な対策を行うことで「マダニ」による健康被害を予防しなくてはならないのです。
犬に寄生するダニ(マダニ)が運ぶ深刻な病気の例
ダニ(マダニ)が運ぶ病原体による「バベシア症」
日本国内でダニ(マダニ)によって感染するおそれがあり、深刻な症状を起こすことのある病気のひとつが「バベシア症」です。
バベシア症とは、「バベシア原虫」というごく小さな寄生虫が、ダニ(マダニ)を媒介して犬に寄生することで発症します。バベシア原虫は、犬の赤血球に寄生して、赤血球を破壊してしまいます。
そのため、「バベシア原虫」に感染すると、食欲の低下や血尿、重い貧血や40℃を超える発熱などの症状が出ます。 悪化すると、肝臓や腎臓の機能障害を引き起こし、最悪の場合死に至ることもある、非常に恐ろしい病気です。
ダニ(マダニ)が媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」
2013年に日本で初めて人で死亡例が報告された、ウイルス感染症です。
ダニ(マダニ)がこのウイルスを媒介していると考えられており、ダニ(マダニ)に寄生されることでこのウイルスに感染するといわれています。
犬での発症は報告されていませんが、人がSFTSに感染すると、発熱や嘔吐、血尿、下痢などの症状が現れます。
致死率の高い病気である一方で、現在のところ、SFTSに有効なワクチンはありません。
草むらなどのマダニが生息するような場所を通るときは十分注意し、人、犬ともにマダニに寄生されることがないように日頃からできる限り予防をしておくことが大切です。
マダニ・ノミ予防の必要性
マダニ・ノミに刺されると、犬・猫は痒み、皮膚炎、貧血などの症状を引き起こすだけではなく、
瓜実条虫症(サナダムシ)、バベシア症、リケッチア、ライム病、Q熱、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)等の別の様々な感染症に罹患する恐れがあります。
特に、マダニが媒介するSFTS、ライム病、Q熱、エールリヒア症などの疾病は、人がマダ二から吸血されることで伝染したり、マダニが寄生するペットから人へ間接的に伝染することもあります。
また、ノミが媒介する猫ひっかき病は、バルトネラ菌を保有するノミの吸血によって犬や猫に感染・伝播し、その犬や猫に人が引っかかれたり、咬まれたりことで人に感染します。
マダニやノミの予防は、ペットの為だけではなく、飼い主の健康を守るためにも必要だと考えられます。
愛犬との暮らしで不可欠なダニ(マダニ)の被害を予防する方法は?
動物病院で処方されたダニ予防の薬を使う
マダニによる被害を予防する最も効果的な方法は、動物病院で処方された「動物用医薬品」のマダニ駆除薬を使用すること。
動物病院処方のマダニ駆除薬には、マダニの寄生による病原体への感染が起こる前にマダニを駆除する効果があります。
指示された期間をあけて定期的に投薬することで、マダニによる被害を予防することが可能です。
さらに、多くのマダニ駆除薬は、ダニ(マダニ)を駆除するだけでなく、ノミの寄生も防いでくれます。
最近では蚊が媒介する「フィラリア症」への対策も同時にできる薬もありますので、愛犬に適したお薬をかかりつけの動物病院で相談してみましょう。
ダニ(マダニ)予防、フィラリア対策の予防薬は、必ず動物病院で処方された「動物用医薬品」を獣医師の指示に従って使用してください。
量販店などで市販されている「医薬部外品」などでは十分な効果は得られないと聞きますので、ご注意ください。
ブラッシングや足ふき、体のチェックを怠らない
ダニ(マダニ)は身近な草むらにも潜んでいます。愛犬との散歩のときはなるべく草むらを避けたいところです。とは言え、犬は草むらに入ってくのが大好き。
ダニ(マダニ)による病気を予防するためにも毎日の散歩の後のお手入れをきちんと行いましょう。
具体的には、愛犬との散歩の後は必ずブラッシングすることをおすすめします。その時、犬の体にダニ(マダニ)がいないか確認しておきます。
頭や耳だけでなく、お腹や指の間など細かいところまで注意して見てあげます。万一、マダニに寄生されてしまっても、早期発見することで被害を最小限に留めましょう。
万が一、ダニ(マダニ)見つけてしまったら、まずはすぐに動物病院へ。 ダニ(マダニ)は吸血する時、唾液とともにセメントのような物質を分泌し、マダニの頭の部分を皮膚にがっちり固定させます。 無理にマダニを取ろうとすると、マダニの頭の部分だけが皮膚内に残り、皮膚が化膿してしまう場合があるのです。 愛犬の体にダニ(マダニ)を見つけたら、すぐに動物病院に連れて行き、診察を受けることをおすすめします。
Q&A
-
Q.マダニ・ノミ予防駆除薬の使用間隔はどのくらいですか?
マダニ・ノミ対策のお薬によって投与回数が異なります。効果が1か月間、または3か月間持続する薬があります。
マダニは年中感染および吸血しますので、季節を問わずできるだけ草むら入らない、または帰宅したらすぐにブラッシングをする等のケアをお勧めします。
Q.ノミ対策は何月からすれば好いですか?
マダニは年中吸血を行います。ノミは気温13℃で活発化し、冬であっても室内が13℃以上であればノミは吸血および繁殖を行います。
マダニおよびノミの予防は1年を通じての対策することをお勧めします。
Q.スポットタイプと飲み薬はどちらが好いのですか?
効果に関しては同一です。投薬のし易さ、生活スタイルによって選択します。
スポットタイプ(滴下するタイプ)のメリットは、ペットに薬液を垂らすだけで良いので投薬が簡単です。
スポットタイプのデメリットは4~5日はシャンプーができない点、つけた部位の毛が固まってペットが気にする場合がある等です。
一方、チュアブルタイプは犬が好む味付けがしてある為、喜んで食べるワンちゃんが多いです。中にはその味が嫌いで食べないこともあるので、その場合にはスポットタイプを勧めています。
まとめ
ダニ(マダニ)の被害を防ぐには、日頃の予防と毎日の対策が大切です。 今回ご紹介した方法でしっかりと予防して、安心して日々を過ごしてください。
ここでは、「マダニ・ノミの予防」等について判りやすくまとめてみました。ご心配な点や不明な点は、解決できましたか?
当サイトでは なるべく添加物の少ない、良質な動物性タンパク質を使用した商品 を選んでランキングしているので、 大切なワンちゃんのためのドッグフード選びのご参考にしてみてくださいね。
愛犬の健康を守ることができるのは飼い主さんだけです。
正しい知識を持って、毎日の愛犬の生活にお役立ててください。この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。モグワンの特徴 グレインフリー・チキン生肉とサーモンをたっぷり使用! プレミアムドッグフード『モグワン』 モグワンは、原材料の約半分が良質なチキンとサーモンでできたドッグフードです。 肉・魚・野菜・果物のバランスがとても良く、 腸が弱いワンちゃんでも食べやすいよう、 油には消化の良いサーモンオイルとココナッツオイルが使われています。 手作り食の代用にもなるレシピ内容が魅力です。
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